日ごろは1対1の真剣勝負に打ち込む将棋のプロ棋士が、3人1組のチームを組み、早指し対局に挑む。しかも、ファンの目の前で。こんな珍しいイベントを日本将棋連盟が3月25日、大阪・中之島で催す。名付けて「将棋棋士が間近で激闘!関西プロ団体戦」。棋士たちは「自分たちも楽しみ」と笑顔で話す。 横一列に並んで対局 将棋の団体戦は、アマチュアでは盛んに行われている。横一列に並んで対局することで、友情が深まったりするのも魅力だ。企画した日本将棋連盟関西本部(大阪市)の井上慶太九段(54)は「プロ棋士の団体戦は非常に珍しい。我々としては、初の試みです」と話す。朝日新聞社が特別協力する。協賛は月桂冠株式会社。 今回、出場するのは、日本将棋連盟関西本部に所属する18人。トップ棋士からベテラン・中堅、若手新鋭まで、バラエティー豊かな顔ぶれが揃(そろ)った。 岡山市在住の菅井竜也王位(25)や、昨年の「第38回将棋