ブックマーク / satoshi.blogs.com (37)

  • Life is beautiful: Google OS を妄想すると未来が見えてくる!?

    先週、ソフトウェア・エンジニアではない人たちが参加している飲み会でOSの話をする機会があったのだが、自分で説明しながら一つ自分の頭の中ではっきりしてきたことがある。私なりの 「Google OS」の解釈である。今までも、漠然とは理解したつもりでいたのだが、他人に説明することにより、私の頭の中でより明確化して来たので、ここに書いて見ようと思う。 OS(Operating System)とは、一口で言えばコンピューター上にあるファイル・システム、グラフィック・ユーザーインターフェイス・システム、タスク管理システム、などの各種システム・サービスの集合体のことである。ユーザーはユーザー・インターフェイスを介して、プログラマーはAPIを介して、それらのサービスとやり取りをする。 従来型のOSにおいては、そういったシステム・サービスは全て対象となるコンピューターそのものの上で実装されていた。そのため、

  • あなたに会えただけでもう獣(けもの)

    パソコンを日常的に使っている人ならば誰でも経験があると思うが、つい先日も、「かな漢の誤変換」に笑いのツボを突かれてしまった。人を紹介してもらったお礼のメールを書いていると、 「Kさんに会えただけでも、もう獣です。」 と誤変換されてしまったのだ(「儲けもの」と書きたかったのである)。寝不足で疲れていたためかも知れないが、妙に笑ってしまった。これでは、私がKさんに会ったとたんに野獣と化してしまった様ではないか(ちなみに、Kさんは男性)。幸いすぐに気がついて修正したからよいものの(時々、誤変換のままメールを送ったり、ブログをアップロードしてしまっている私である)、こんなメールを誤ってそのまま送信してしまったら、ただの変態である。 ちなみに、株式市況ニュースにまで使われるほど普及して来た「萌え」という言葉も、「燃え」の誤変換から始まったとも言われているし、「誤変換」の日語に対する影響力も侮れない

    Genpaku
    Genpaku 2005/08/04
    ワロタ。意味通じるし。
  • Cellの真価を引き出すソフトウェア実行環境を開発

    私の愛読書の日経エレクトロニクスに、Cell プロセッサのスケジューラに関する良い記事(7月4日号、P.123)が載っていたので、紹介する。次世代ゲーム端末向けのゲーム開発者は、ついに「日経エレ」にまで目を通さねばならない時代が来たようだ。とは言っても、ゲーム開発者に日経エレを定期購読してもらうというのも無理があるので、私が代理で目を光らせておき、読む価値のある記事を見つけたときだけここで紹介しようかと思う。 ちなみに、この記事は東芝のエンジニアたちによって書かれた Guest Paper。CELLチップは、メインCPU(PPE)1つ+サブCPU(SPE)8つ(PS3では歩留まりのために7つしか使わない)、という非対称な形のマルチ・コア・アーキテクチャを持つため、通常のOSのスケジューラーは使えない。そこで、OSのスケジューラーとは別に、SPE専用のスケジューラーを開発した、という開発者の

    Genpaku
    Genpaku 2005/07/26
  • ニハチ(二八)と言えば蕎麦、ではサブロク(三六)は?

    このブログを読む人の多くはすでに気がついていると思うが、私は「ことば」(もっと正確には「物や行動の呼び方」)にとても強い思い入れがある。このブログを通じて、「床屋の満足」、「恋のブックマーク」、「ゆるコミュニケーション」などの「ことば」を流行らせようと試み続けているのもその表れだ。「ことば」の選び方ひとつで、人間の行動にまで影響を与えてしまうので気をつけなければならない。「少女売春」を「援助交際」と言い換えるだけで自分の行為を正当化してしまう女子高生が良い例だ。 今回は、私と仕事仲間の一人が、「サブロク」という聞き慣れない「ことば」を使っているのに気がついたのですかさずチェック。前後の脈絡から理解できたのだが、彼はマイクロソフトの次世代ゲーム端末、Xbox360をそう呼んだのである。「エックスボックス・スリー・シックティ」と呼ぶのは明らかに長すぎて舌を噛みそうだし、単に「エックスボックス」

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    Genpaku 2005/07/13
    おもろい。日本語でサンロクマルだと長いけど、英語でスリーシクスティだと長く感じないから不思議だ。
  • 「エンジニアは蟹」論

    私は蟹 エンジニアは蟹だ 何年かに一度脱皮をする蟹だ 新しい技術を取得するために 時代の変化に対応するために 古い殻を脱ぎ捨てる蟹だ 古い殻は堅くて着心地が良い 戦いの傷跡は私の勲章だ でもそれに頼っていては 時代に取り残されてしまう 体中が痒くなったとき それがシグナルだ また新しい土俵にあがって 戦う時が来ているのだ 何でこの歳になってまで、「Perl」だとか「Ruby」だとか(どちらもプログラミング言語)をマスターしなければならないという気持ちになっているを自分なりに説明してみた。「当のプログラマーはスクリプト言語なんか使わない」とC++なりJavaで勝負をしていればまだしばらくは通用するのに、何故かそうできない性格なのだ。私のなら「あなたは単に飽きっぽいだけよ」と言うだろうけど、せめて少しはカッコつけさせてくれ~(♪沢田研二)。

    Genpaku
    Genpaku 2005/07/10
    エンジニアというより、Geekですからね。しかたありませんよ。加筆:ホンモノのGeek故の内からの発情かと。
  • ケイタイでAJAX: RSS リーダー

    ここの所、このブログでGoogle Map だとか はてなのブックマークだとかで遊んでばかりいるが、私も会社という組織に属する人間でもあるし、たまには自社の技術でも遊ばなければいけない。 そこで作ったのが、ケイタイAjax版のRSSリーダーである。携帯電話の場合、ブラウザーの機能が劣るし、標準化が進んでいないので、ブラウザー上で Ajax アプリを作ることはほぼ不可能である。そこで、自前のスクリプトエンジン(UIEngine)の上にスクリプトとXMLでUIを作り、RSSデータを非同期にサーバーから取得するようにして作ったのがこのRSSリーダーである。 スクリプトエンジンそのものは、Doja(ドコモ)、MIDP(Vodafone/Sprint)、BREW(AU/Verizon)のいずれにも移植済みなので、どのキャリアの端末でも動くのだが(そうでなければ Ajax とは言えない)、通信事業者の

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    Genpaku 2005/07/09
     すばらしい
  • Google Map で遊ぶ(3): 地図ブックマーカー

    Google MapAmazon Web Service のような「公開型」のウェブ・サービスのすごい所は、何の利害関係も無い第三者がそれを利用して新たなウェブ・アプリケーションを作れてしまう点である。特に複数のウェブ・サービスを組み合わせると、色々と面白いことが出来る。 その実例として、Google Mapはてなブックマークを組み合わせて、「地図ブックマーク」の仕組みを作ってみた。これを利用すれば皆で Google Map の衛星写真を使って見つけた場所をブックマークしてコメントを共有しあったりして遊ぶことが出来るのである(すぐ下のリンクをクリックすれば遊べる)。 Google Map ブックマーカー 例として、幾つか私自身もブックマークしてみた。 ・代々木公園 ・新宿都庁ビル ・東京ドーム ・セフコ・スタジアム ちなみに、このアイデアは今日乗ってきたシアトル→東京便の中で思

  • Google Map API で早速遊んでみた

    つい昨日、『私自身、もしLonghornのベータ版で遊ぶか、Googleの新しいウェブ・サービスのベータ版で遊ぶかの選択肢を迫られたら、迷うことなく後者を選ぶ』と書いたばかりだが、偶然とは恐ろしいもので、ちょうど GoogleMap API のベータ版をリリースしたことを発見した。そこで早速、遊んでみた。 会社の近所の地図を表示し、そのまわりの幾つかの場所にマーカーを付け、クリックすると説明が出るようにしたのだ。もちろん、マウスで地図をドラッグしてスクロールさせることも出来るし、Satelite ボタンを押して写真に切り替えることもできる。こんなウェブ・アプリケーションが30分ぐらい遊んだだけで出来てしまうのだから、すばらしい時代が来たものだ。 [追記] 参考までにソースコードを添付。ただし、ソースコード中の "key=..." は、このブログのURL用に取得した専用の Maps A

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    Genpaku 2005/07/01
    office
  • アルファギークはLonghornの夢を見るか?

    Tim O'Reillyの定義によるとアルファギークとは、「産業を変化させる力を持つ新しい技術に早いうちに飛びつき、ああでもないこうでもないといじくっているうちに、技術が進むべき方向性を示し始める、先鋭的で飽きっぽいエンジニアはてなの辞書より引用)」のことだそうである。そんなアルファギークたちが、マイクロソフトの次世代OSであるLonghornをそんな「産業を変化させる力を持つ新しい技術」とみなして、ああでもないこうでもないといじくり始めるような状況を作り出すことにマイクロソフトは成功するのだろうか、というのが今日のトピックである。 結論を先に言ってしまうと、成功させるのはとても難しいと私は見ている。私自身、もしLonghornのベータ版で遊ぶか、Googleの新しいウェブ・サービスのベータ版で遊ぶかの選択肢を迫られたら、迷うことなく後者を選ぶ。アンケートをとったわけではないが、たぶんこ

  • アクセスの豪華ヨット?

  • 江戸時代から続くクローン技術

    面白い話を仕入れた。この時期に日人の目を楽しませてくれる、ソメイヨシノが日中にこれだけ生えているのは、実は江戸時代から続くクローン技術の産物だというのだ。早速調査(と偉そうに言っても、実はインターネットで見つけた文献を読んだだけのこと)してまとめて見た。 普通の人がソメイヨシノが花の後にもサクランボを実らせない事実に気づいていたかどうかは知らないが、私はシアトルに来て桜の木にサクランボが実るのを見て以来、「あれ何で日では見たことが無いのかな?」と少し疑問には思っていたのだが、このたびの調査でその謎が解明できた。ソメイヨシノは異なる品種を人工的に掛け合わせて作った品種であるがために、種(タネ)の形で子孫を残すことが出来ないのである(ちなみに、なぜ「タネ無しサクランボ」が出来ないのかは解明できなかった。私なりには、単に生殖に関する遺伝子が正常でない「タネ無しスイカ」よりも、来なら子供を

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    Genpaku 2005/06/16
    20へぇ~
  • プレステとゲームの流通革命

    いわゆる「ソニー」と呼ばれるソニーに関するビジネス書は沢山読んだが、このは抜きん出て良く書けている。他のソニーが、「ソニー神話」の表面ばかり(例えば、大賀氏が「Do it!」と言っただとか)捕らえているのに対し、このはプレステの成功ストーリーをしっかりと戦略の深部を捉えて書き込んでいるところが大きく違う。私が今まであっさりと聞き流していた、「プレステはCDROMを採用したから任天堂に勝った」という言葉の意味の重さが良く理解できた。 このによると、ソニーがCDROMを選んだ理由は、単に「CDだと作るのが安いので小さなソフトハウスも含めて沢山のゲームが作れる」などという表面的なものではなく、「大量の在庫を覚悟しながら売り上げの見込みに基づいてROMカートリッジを大量に生産・流通しなければいけなかったゲームの流通を、CDROMというわずか3日で増産が可能な媒体に買えることにより、オンデ

    プレステとゲームの流通革命
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    Genpaku 2005/06/16
  • MSNSpace - マイクロソフト、ブログビジネスに進出

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    Genpaku 2005/06/16
  • 「知りたがり虫」の餌

    この業界に入ってずいぶん発つが、日進月歩で色々な技術革新がされていくので、中々全てを網羅して理解し続けることが難しい。とかく、「自分が直接関わっている分野」にだけ目を向けて楽をしてしまうのが人の常である。個々の部品作りをしている場合はそれでも良いが、全体のシステム設計をする場合は、大まかでも良いから色々な技術の最先端を理解しておかねばならない。 幸い私は新しいもの好きなので、何か新しい技術革新が起こると、どうなっているか知りたくてしょうがなくなるタイプだが、なにせ中々腰を落ち着けて勉強する時間が無いのが辛いところである。そんな訳で、新しい技術に出会って、それを勉強するための時間が取れないと、私の「知りたがり虫」が巣から這い出してきて、「忙しいなんて言ってないで勉強してよ」(ちなみに声は「千と千尋...」のカエルの声)と私をせっつくようになるのである。 P2P通信の技術もその一つであった。マ

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    Genpaku 2005/06/16
    p2p
  • 「日米双方向テレビ視聴」プロジェクト

  • 空飛ぶオフィス(2)

  • 便器のハエ

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    Genpaku 2005/06/16
    TV会社から依頼受けてるし。。。
  • パッケージビジネスの終焉

    開発のエンジニアたちにはずいぶん無理をしてもらったが、何とかオン・デマンド・ティービー社の VOD(video on demand)サービスの発表にこぎつけることができた。「ユビキタスなユーザー・インターフェイス・テクノロジー」をうたい文句にしながら携帯電話でしかビジネスが成立していなかった弊社としては、とても重要なマイルストーンだ。ここを借りて、関係者の皆様にお礼を申し上げたい。全てのユーザーインターフェイスがサーバー側からオンデマンドでダウンロードされて動くという「ブラウザー的」なウェブ・アプリケーションでありながら、使い心地はC++ などで作りこんだ組み込み型のソフトウェアに劣らない、という UIEngine の利点を十二分に生かしたものに仕上がっており、今後のサービスの展開が楽しみである。 これで、2005年は名実ともに「VOD元年」となったわけで、今後のVODマーケットの展開から

  • 相転移

    「相転移」という言葉をビジネス用語として最初に使ったのが誰かは知らないが(ソニーの出井氏が好んで使っていたようだ)、理科系頭の私には妙にしっくりとする言葉だ。相転移とは、例えば、氷が0℃で水になる時(もしくは水が100℃で水蒸気になるとき)、それぞれの水分子間の関係が大きく変わり、今までの法則が成り立たなくなってしまう現象を指す。すなわち、氷がマイナス10℃からマイナス8℃に変化するときの法則(例えば温度の変化に応じた体積の変化)は、それを更にマイナス6℃に暖めたときにもそのまま通用するが、0℃を境に大きく法則が変わり、それまでの法則が通用しなくなるのである。 これをビジネスに当てはめると、環境の変化によってビジネスに相転移が起こると、今までの法則(常識・ノウハウ・セオリー)が当てはまらなくなり、従来のやり方でビジネスをしても勝つことができなくなってしまう状況を指す。こういった「ビジネスの

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    Genpaku 2005/06/16
    相転移
  • ソニーの苦悩

    今回のソニーのトップの交代劇に関しては、色々な見方があるが、私はこれを「ソニーは変わらなければいけない」という出井氏の強い意思表示と解釈している。自分がなしとげられなかった「ソフト・ネットワーク路線への大幅な方向転換」を託せる後継者がソニー社におらず、ハワード・ストリンガーというイギリス人に託さざるおえない出井氏の苦悩が良く見える。 大賀氏が出井氏にバトンを渡したのには、ソニーを「ハード・技術重視」の会社から、「ソフト・マーケット重視」の会社への大転換させる必要が来ているとの大賀氏なりの判断があったと私は解釈している。たぶん、当時のソニーの中で、ソフトの重要性やインターネットのもたらすインパクトを一番理解していたのが出井氏だったのだろう。 トップについた出井氏は、さまざまなメッセージを社内外に送り始めるのだが、今まで「もの作り路線一筋」でソニーのビジネスを支えてきた技術者たちには中々伝わ

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    Genpaku 2005/06/16