印刷 関連トピックス地検特捜部東京地検特捜部 捜査班の再編 東京地検特捜部は1日、政界汚職などを手がける独自捜査部門を半分に減らすなど、昨年の大阪地検の不祥事を受けた新体制で再スタートを切った。国税局などからの告発や、警視庁からの汚職事件の送致を受ける部門を拡充していく。 特捜部はどうしても独自捜査をやらなければならない――。こうした意識が強すぎたことが、郵便不正事件で証拠改ざんを生んだ背景にあったと最高検は総括。特捜部の看板は残すものの、独自捜査部門を縮小する方針を7月に打ち出していた。 ロッキード事件やリクルート事件などを手がけた東京地検特捜部は現在、約30人の検事に事務官などを合わせ、約120人の態勢。10月からも人数はほぼ変わらないが、三つの捜査班のうち、告訴・告発を直接受けて独自捜査を手がける「特殊・直告班」を2班から1班に減らした。 その一方で、国税局などから告発を受け