秋山容疑者の逮捕容疑について記者会見する弘中惇一郎弁護士(左から2人目)ら=26日、東京・霞が関の司法記者クラブ 日本維新の会の桜内文城衆院議員に著書の内容を「捏造(ねつぞう)」と指摘され、名誉を傷つけられたとして、「従軍慰安婦」などの著書がある中央大の吉見義明教授が26日、桜内氏を相手取り、1200万円の損害賠償と謝罪広告の掲載などを求める訴えを東京地裁に起こした。 訴状によると、桜内氏は今年5月27日に日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)が日本外国特派員協会で行った記者会見に同席。司会者が吉見教授の著書を紹介した後、「吉見さんという方の本を引用されておりましたけれども、これは既に捏造であるということが、いろんな証拠によって明らかとされております」と発言した。 原告側は「著書『従軍慰安婦』の英訳本を『捏造』と指摘する発言で、原告の名誉と信用を根底から覆すのみならず、研究者としての存在