インターネット図書館「青空文庫」の創設者であり、呼びかけ人である富田倫生(とみたみちお)さんが、本日(16日)の午後12時8分に亡くなられました。 富田さんは、パソコン関係の書籍や宇宙開発の書籍などの著述業のほか、電子書籍の可能性にいち早く気づかれ、インターネット図書館「青空文庫」を他の呼びかけ人の方々と共に創設運営してきました。著作権延長問題でも反対の立場を明確にして闘ってきた闘士でもあります。そして長年に亘って病とも闘ってこられました。 富田さんは、昨年の電子書籍エキスポの会場で何時にも増して青空文庫の歴史と存在意義、そして著作権問題について熱く訴えて居られました。とても闘病中とは思えない何時もの熱気を感じて、何だか安堵したものです。 それが突然の訃報。始まりは何時も突然……と申しますが、本当に突然過ぎです。 「エキスパンドブックの二十歳のお祝いをやろう」と電子書籍エキスポの会場で話し
yhkondo @yhkondo 「「青空文庫」はアブナイ?」という話題で盛り上がっているようなので、古典語を電子アーカイブにする仕事(研究)をしている日本語研究者の立場から、ちょっと続けて書いてみます。 2013-01-06 13:11:26 yhkondo @yhkondo まず、ひとつ。「夏目漱石の原稿にあって、(活字)印刷された東京朝日新聞、単行本にはなくなってしまっているものは何か。この問いに稿者なりに答えてみようとしたのが本書である。」という本があります。今野真二『消された漱石』(笠間書院)です。 2013-01-06 13:14:22 yhkondo @yhkondo 今野真二氏には、同様の趣旨をわかりやすく書いた岩波新書の新刊『百年前の日本語』もあるのでお読み下さい。そのまま「写す」ということが至難であり、出版社や研究者にも「難しい」ということがよくわかります。 2013-
元日に公開されたのは秋田雨雀「三人の百姓」、飯田蛇笏「秋風」、小倉金之助「黒板は何処から来たのか」、西東三鬼「秋の暮」、妹尾アキ夫「凍るアラベスク」、土谷麓「呪咀」、中谷宇吉郎「雪」、正木不如丘「健康を釣る」、正宗白鳥「心の故郷」、室生犀星「抒情小曲集 04 抒情小曲集」、柳田国男「遠野物語」、吉川英治「私本太平記 01 あしかが帖」。各作家の他作品も公開に向けた作業リストに登場している。 著作権が保護される期間は著作者の死後50年。期間の計算を簡便にするため死亡の翌年の1月1日から起算されることから、保護期間が終了するのも元日となる。 青空文庫は、著作者の死後の著作権保護期間を70年に延長しようという動きに反対し、2005年から、パブリックドメインとなった作品を元日に公開している。 青空文庫の呼び掛け人、富田倫生さんはサイトで、吉川英治作品の公開についての期待が高かったことなどを述べてい
最近、新製品が発表されて話題になってたKindle。 Amazonの7型タブレット「Kindle Fire」と新Kindleが発表されました 以前から欲しいなーとは思ってたんだけど、その割にちゃんと調べたことなかったので、色々調べてみたメモです。 Kindleの基本基本的なことは以下から。すごい内容です。 【Kindle】 Amazon Kindle 3 FAQ 【まとめ】 | をぢの日記 Kindleの購入方法だんだん気になってきたら、次に気になるのはきっとKindleの購入方法についてでしょう。 初心者向け!Kindle(廉価版)を日本から買う方法 | nanapi [ナナピ]Kindle,Kindle Keyboard購入方法kindle 虎の巻 〜Kindle Fireの購入方法(個人輸入)〜 Kindleの使い方についてKindleの使い方、活用方法については以下から。 キンドル
今回から始まった本連載。内容は極めてシンプルに筆者がオススメのAndroidアプリを毎週1本取り上げてオススメするというものだ。 青空文庫をAndroid上で楽しめる 「縦書きビューワ」「青空プロバイダ」 縦書きビューワ 0.9.5.13 作者:2SC1815J 価格:無料 さて第1回の今回は「縦書きビューワ」「青空プロバイダ」という2本。以前ASCII.jpで掲載したAndroidアプリ特集でも紹介しているのだが(関連記事)、特に気に入っているので再度詳しく紹介する。いきなり1本じゃなくて2本になってしまっているが、その理由はこの先読めばわかります。 さて本題。著作権が消滅した作品を中心に、さまざまな文学作品がテキストデータ化されて収録されている「青空文庫」。無料で古今の名作が読める人気のサービスとして、もはや人生に欠かせないという人も多いだろう。 スマートフォンでも青空文庫の作品が読め
2010年07月04日09:50 電子書籍で名著に親しむ カテゴリ社会 kinkiboy Comment(0)Trackback(0) 今年がビジネスとしては、おそらく電子書籍元年となるのでしょう。iPadが黒船となり、業界が揺らぎ始めたように感じます。 しかし、電子書籍は、すでにビジネスと関係のないところではじまっていることは、きっとご存知のとおりだと思います。『青空文庫』には、ボランティアで電子化された電子書籍が一万冊を超えて揃っています。著作権の切れた名著といわれるものがほとんどです。 iPhoneやiPadで、ルビの打たれた明治や大正の頃の著作を読むというのも、そのイメージギャップがおしゃれなようにも感じます。明治や大正期の時代の日本語の豊かさに触れると、逆に新鮮であり、感性も膨らませてくれます。 青空文庫 そんな古い作品の電子化で、いいサイトを教えてもらいました。泉鏡花の作品をコ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く