新潟市中央区の商店街「古町モール6」に設置されたライジングボラード。中央に立つ赤い円柱が車の進入を防ぐ=新潟市役所提供 通学路や生活道路で歩行者が被害に遭う事故が相次ぐ中、新潟市が車道上に昇降式の車止め「ライジングボラード」を設けて車の進入を規制する全国初の社会実験を行い、成果を上げています。欧州では普及している規制方法ですが、国内の公道での実施は初めてのこと。京都府亀岡市で集団登校中の児童ら10人が死傷した事故から、今月23日で2年を迎えますが、悲惨な事故がこれ以上起こらないよう、社会実験を担当した有識者も通学路にボラードを設置するよう求めています。【馬場直子/デジタル報道センター】 実験は昨年10月〜今年2月、新潟市中央区の商店街「古町モール6」で行われました。モール内は一方通行で、人通りが増える正午から翌日の午前8時まで車の通行は禁止です。しかし、違反を無視して通り抜ける車が後を絶た