デンマークおよび首都のコペンハーゲン市が、環境負荷が少なく、サステナブルな都市を目指し、技術開発などの取り組みを活発化させている。意欲的な数値目標を掲げ、それに向けてさまざまな施策を打ち出すと共に、そこに自国の企業を参加させて技術開発を進める。そのうえで、海外にアピールし、環境技術やスマートシティ関連技術、システムの海外輸出を進めることが目的だ。 目標は、他国に先駆けてデンマーク全体として2050年までに化石燃料の使用をゼロにすること。また、コペンハーゲン市は2025年までに「世界最初のカーボン・ニュートラル(CO2の収支をゼロにする)を達成する首都」になることを目指している。 そうした高い目標を達成するために、2013年、デンマーク政府、産業界、エネルギー業界はコンソーシアム「State of Green」を設立。デンマークのスマートシティや環境技術の開発を促進している。それと共に、成果
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