環境省は26日、2014年度の日本の温室効果ガス排出量(速報値)が、5年ぶりに減少に転じたと発表した。 14年度は13億6500万トンで、13年度の14億800万トンから3%減った。省エネの普及や再生可能エネルギーの導入が進んだことが要因という。政府は30日からパリで始まる国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)に向け、温室効果ガス排出量を30年度までに13年度と比べて26%減らす目標を掲げており、削減に弾みを付けたい考えだ。 発表によると、温室効果ガスの9割強を占める二酸化炭素(CO2)は、前年度比3・4%減の12億6600万トンで、うち約9割を占める化石燃料を燃やす際に出るCO2は、3・6%減った。太陽光発電や風力発電など再生可能エネルギーによる14年度の国内発電量の割合が、前年度比1ポイント増の3・2%となり、CO2の排出削減につながった。
大阪府豊中市で20日朝、登校中の小学生の列に乗用車が突っ込んで1年の男児(7)が意識不明の重体となり、5人が重軽傷を負った事故で、運転していた会社員・中村恵美容疑者(50)(逮捕)が調べに「(事故前に)道を間違えた」と供述していることが、捜査関係者への取材でわかった。 一方で、中村容疑者は「なぜ事故を起こしたのか思い出せない」とも言っており、府警は21日午後、中村容疑者を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致傷)容疑で送検し、経緯のほか、健康状態や心理状況などを詳しく調べる。 捜査関係者によると、中村容疑者は事故前、自宅から約1・5キロ離れた阪急石橋駅(大阪府池田市)まで娘を車で送り、その後、帰宅途中に道を間違えた、と説明しているという。
道路の溝にかぶせる蓋と蓋の間にできた隙間に自転車の前輪が挟まって転倒した京都市西京区の男性(77)が、道路を管理する京都市に442万円の損害賠償を求めた訴訟で、京都地裁は6日、市に324万円の支払いを命じる判決を言い渡した。 判決によると、男性は2011年9月14日、同区の市道を自転車で走行中、鋼製の蓋2枚の隙間(幅約2・5センチ)に前輪タイヤが挟まり、転倒。顔面骨折などの大けがを負った。 市は隙間が生じた不備は争わず、男性にも市道の中央付近を走るなどの過失があったと主張していた。 浅見宣義裁判官は「隙間は道路の通常の安全性を満たしていない」とした上で「男性は道路左側を走行していなかった」と指摘。男性にも一定の過失を認めた。 市道路河川管理課は「判決文を精査して対応を検討する」とした。
「押し歩き推進区間」を自転車に乗って通行する人たち(8日午前9時47分、福岡市・天神で)=秋月正樹撮影 全国で初めて自転車利用者に押し歩きの努力義務を課した福岡市の「自転車の安全利用に関する条例」の施行から1週間が過ぎた。 「押し歩き推進区間」に指定された同市中央区の繁華街・天神の渡辺通りでは、“押しチャリ”が少しずつ浸透しつつあるが、指導員の呼びかけを無視して降車しない人も2割以上おり、降車を嫌って推進区間以外の歩道を走る自転車が増えるなど、新たな課題も見えてきた。 8日午前8時10分過ぎ。指導員の野瀬広司さん(60)が、渡辺通4丁目交差点から北上してきた自転車に乗った中年男性に降車を呼びかけた。しかし男性は「時間がない」と言い残し、そのまま走り去った。野瀬さんは「毎日呼びかけをしているのに、まだ応じてくれない人がいる」と顔を曇らせる。 市生活安全課によると、1日の条例施行から7日までの
危ない自転車 運転マナー欠如が事故を招く(10月23日付・読売社説) 歩行者の間を猛スピードですり抜ける。前を歩く人に向かって、ベルを激しく鳴らす。自転車の危険で無謀な運転が後を絶たない。 自転車の利用者が交通ルールをきちんと守るよう、有効な対策を講じることが急務だ。 自転車がかかわった事故は昨年1年間で約14万件に上った。全交通事故に占める割合は増加傾向にあり、昨年は2割に達した。 自転車と自動車、自転車と歩行者、自転車同士という事故パターンがあるが、増加が著しいのは、自転車が歩行者に衝突する事故だ。昨年は2800件に上り、この10年で1・5倍に増えた。 警察庁によると、歩道での暴走、信号無視、飲酒運転、2人乗り、携帯電話で話をしながらの運転など、自転車側に落ち度のある事故が目立っている。 運転マナーの欠如が事故を誘発していると言えよう。 自転車は手軽な乗り物だが、法令上は軽車両とされ、
児童の列に車突っ込む…8人倒れ5人重傷か (4月23日 09:24) ストーカー殺人事件、千葉県警本部長ら処分へ (4月23日 09:08) 大阪ゆるキャラ20体、まとめ貸し作戦…不発 (4月23日 08:27) ヒグマが続々と塀を越える…救急隊員動けず (4月23日 08:23) 東名高速でトラック衝突、袋井―吉田間通行止め (4月23日 08:09) インベーダーゲーム機、いま再生…世界進出へ (4月23日 07:56) 「出てきなさい」田んぼに落ちて立てこもり (4月23日 07:51) 冬眠させずクマ飼育、「屋外に出すな」と県指導 (4月23日 07:26) 果物ナイフを隠し持っていた容疑、准教授を逮捕 (4月23日 01:51) しがみついたままの職質警官を400m引きずる (4月23日 01:09)
京都市東山区・祇園の交差点で12日、軽ワゴン車が歩行者をはねて7人が死亡、11人が負傷した事故で、京都府警は13日、運転していて死亡した呉服店社員・藤崎晋吾容疑者(30)(京都市西京区)について、殺人容疑で捜索令状を請求した。 同日中にも自宅など関係先の捜索に乗り出す。 捜査関係者によると、軽ワゴン車は大和大路通でタクシーに追突した後、北上。交差点手前で信号待ちの別のタクシーを追い越すように赤信号の交差点に突入し、交差点付近で10人以上をはね、そのまま約190メートル進み、電柱に衝突し止まった。この約360メートルの間には目立ったブレーキ痕はなく、軽ワゴン車は、止まっていた車を避けて走行していたとの目撃情報がある。藤崎容疑者にはてんかんの持病があるが、府警は、当時は発作を起こしておらず、ハンドル操作をしながら走り、歩行者の列に突っ込んだ可能性があるとみている。
「ランニングバイク」などと呼ばれる幼児向けの“ペダルなし自転車”の人気が広まり、事故も目立つようになってきた。 足で地面を蹴って進む新しいタイプの二輪車だが、道路交通法上の自転車にはならない。消費者庁は自転車との違いを強調するため、「ペダルなし二輪遊具」と命名して、「公道では乗らないで」と注意を呼びかける方針だ。 この遊具は、国内では「ストライダー」の商品名で2009年頃から輸入品の販売が始まり、累計販売台数が10万台を超える人気商品になった。対象は2~5歳程度。バランスを取る力が養われるとして、「本物の自転車に乗る前の練習用に」などと宣伝されている。人気が出て、約20社が参入し、販売台数は毎年増え続けている。 自転車に似ているが、ペダルやチェーンはなく、ブレーキも付いていない。道交法の対象外のため、安全確保のための規制もない。歩道で乗っても法律上は問題ないが、販売業者は「あくまで遊具なの
大阪市浪速区で昨年5月、タンクローリーが歩道に乗り上げ2人が死亡した事故で、直前に自転車で道路を横断し事故を誘発したとして重過失致死罪で実刑判決が確定した無職男(61)(服役中)について、大阪府警は19日、180日間の運転免許停止処分にした。 車を運転することで交通の危険を引き起こす恐れがある場合は免停にできる、との道路交通法の規定に基づく措置だが、自転車事故を理由にした適用は異例。 府警によると、男は昨年5月12日、同区の道路を自転車で横切り、避けようとした車に急な車線変更をさせ、さらにこの車をよけようとしたタンクローリーを歩道に乗り上げさせて男性2人を死亡させたとして、同11月に禁錮2年の実刑判決を受けた。 男の自動車での違反歴は過去5年で信号無視1回だったが、逮捕時に「日頃から事故現場で信号無視や無謀な横断をしていた」と供述したことなどから、府警は交通ルールを守る意識が著しく乏しいと
【ワシントン=岡田章裕】米通商代表部(USTR)は13日、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉に日本が参加することに対する意見公募を締め切った。 農業、製造業などから100件を超える意見が集まった。米自動車大手3社(ビッグスリー)で組織する米自動車政策会議(AAPC)は、日本の自動車市場の閉鎖性を理由に「現時点では反対」と表明し、参入障壁となっている軽自動車規格については、「廃止すべきだ」と主張した。 今年秋の大統領選を控え、大きな雇用を生んでいるビッグスリーの政治に対する影響力は大きい。月内にも始まるとみられる日米の事前協議で自動車分野は大きな焦点で、交渉は難航が予想される。 AAPCは、日本独自の軽自動車規格について、「市場の30%を占めているが、もはや合理的な政策ではない」と批判した。日本の技術基準や、認証制度などの規制も参入の障害になっており、透明性が必要としている。1990年代後半
自転車と歩行者が絡む事故が増えていることを受け、京都府警は12月から、信号無視や飲酒運転など悪質な七つの違反について、警察官が見つければ、その場で刑事処分の対象となる交通切符(赤切符)を切る方針を決めた。 古い町並みが残る京都は幅の狭い歩道が多く、事態悪化に歯止めをかけるには摘発強化が必要と判断した。自転車の違反では、まず指導や警告を行い、改まらない場合に摘発するのが一般的だが、一律に「即摘発」の姿勢で臨むのは、全国で初めてという。 府警関係者によると、摘発対象となるのは、〈1〉信号無視〈2〉飲酒運転〈3〉一時不停止〈4〉2人乗り〈5〉無灯火〈6〉通行禁止違反〈7〉(ブレーキがない競技用自転車・ピストなどの)制動装置不良。 京都府警ではこれまで、警告や指導に従わない悪質なケースを対象に摘発。件数は昨年が4件で、今年も3件にとどまっている。 しかし、自転車と歩行者の事故は全国的に増加。京都府
自転車の総合対策について、警察庁の石井隆之・交通局長がインタビューに応じ、「自転車は『車』との意識を持ってもらうことが目的で、スピードを出す人以外は従来通り、歩道走行で構わない」と強調した。 ――なぜ今、自転車対策なのか。 「二酸化炭素の削減や東日本大震災での交通混乱を機に注目を集める一方、歩行者に注意を払わず死亡事故を起こすケースも多くなっている。高齢の歩行者も増える今、あえて強い対策を打ち出した」 ――誰でも車道走行しなくてはいけないのか。 「高齢者や子供を乗せた保護者、前かごに荷物を積んだ人などは歩道で良い。ただ、いずれも徐行が原則で、スピードを楽しむ人は車道に降りてもらう」 ――どんな自転車が摘発されるのか。 「ブレーキの付いていないピストバイクや、信号無視、指導警告を繰り返しても危険運転するような事故に直結するケースに限る」 ――車道での自転車事故が増えるのではないか。 「事故統
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