山本和道 著 A5判・上製・260頁 定価4,410円(本体4,200円+税) ISBN978-4-284-10211-7 2010年2月 →ご注文 →書評・紹介記事 アンドレ・ジッドとサン=テグジュペリの文学を、キリスト教の視点から分析した稀有な研究書! 本書では、この二人の作品を形づくるものに、宗教がどのような影響を及ぼしているのかに照準を合わせ追究した。また、聖書のみでなく、ドストエフスキーとカミュの文学との関わりかたについても言及し、彼らの新しい側面を提示した。西欧文学研究者、聖書を探究する者、そのほか幅広い文学愛好者必携の文学研究書! 【目次】 第一章 『法王庁の抜穴』と『田園交響楽』 1.『法王庁の抜穴』と『田園交響楽』は異質なのか 2.『法王庁の抜穴』の翻弄される人物と主体的に生きる人物 3.『鎖を離れたプロメテ』の「無償の行為」 4.『法王庁の抜穴』の「無償の行為」 5.
三島由紀夫の愛した美術 この公開トークは第3回レイクサロンのイベントとして行われました。以下はその記録です。 Page → 1 2 3 4 5 6 7 三島は美術が好きだった 佐藤 三島由紀夫と美術というテーマは、今まであまり論じられたことがありません。しかし、グイド・レーニ(1575~1642。バロック期に活躍したイタリアの画家。ボローニャ派の代表的存在で、カラッチ派の折衷主義的な画風やカラヴァッジョの影響を受けた)の「聖セバスチャンの殉教」(図1)に強い関心を示していたことからもわかるように、三島と美術との関係は、浅くはありません。今日は美術史の専門家で、カラヴァッジョ(1571~1610。イタリアの画家。劇的な構図や明暗の激しいコントラストで知られ、バロック美術に大きな影響を与えた)研究で知られる宮下規久朗さんにおいでいただいたので、このテーマを徹底的に考えてみたいと思います。三島由
障害者差別禁止法をいち早く制定したイギリスで、障害当事者たちは、いかにパラダイムの変革に挑んだか? 組織・制度、国際動向から障害者の多様性、セクシュアリティ、生命倫理まで、多角的な視点から先駆的障害者運動の実像を伝えるオムニバス論文集。 序言 第 I 部 展望――障害と損傷 第1章 実践されている社会モデル――もしも私が金槌を持っていたら(マイク・オリバー:Mike Oliver) 第2章 障害をどう表現するか(ヴィック・フィンケルシュタイン:Vic Finkelstein) 第3章 障害と損傷(キャロル・トーマス:Carol Thomas) 第4章 障害・障害学・アカデミー(コリン・バーンズ:Colin Barnes) 第5章 障害は誰にとって悲劇か――障害を個人的悲劇としない見方(サリー・フレンチ:Sally French 、ジョン・スウェイン:John Swain) 第6章 依存・自
四六判 / 230ページ / 上製 / 価格 3,080円 (消費税 280円) ISBN978-4-588-00946-4 C1322 [2010年11月 刊行] 古今東西、いかなる権力も「統治」のために何らかの「知識」を必要とした。その知識は、どのように形成され、どのように利用され、いかにして世の中を動かす力、あるいは権力になったのか。修道院の僧坊や付属学校、黎明期の大学における知の生産と伝達の過程を探りつつ、中世ヨーロッパにおける教養知識、実践知識とは何であったのか、また、両者の関係はどのように変化したのかを明らかにする。【文化史・中世史】 マルティン・キンツィンガー(キンツィンガー,M.)1959年,ドイツ,ヘッセン州に生まれる.ブラウンシュヴァイク大学で史学を学ぶ.1997年,ベルリン自由大学で中世史学の教授資格を得る.ミュンヒェン大学教授などを経て,2002年からミュンスター大
ニューヨーク(New York)で開催された第64回トニー賞(Tony Awards)授賞式に出席したリッキー・マーティン(Ricky Martin、2010年6月13日撮影)。(c)AFP/Getty Images/Bryan Bedder 【11月2日 AFP】プエルトリコ出身の歌手リッキー・マーティン(Ricky Martin、38)の待望の自伝「Yo(私)」が2日に発売される。同国のバンドで音楽活動をスタートさせ国際的なスターとなり、同性愛者であることを告白するまでの半生が語られている。 出版元によれば、英語版とスペイン語版で出版される同著には、マーティンの子ども時代についても触れられており、1980年代にバンド「メヌード(Menudo)」のメンバーとして音楽を始め、90年代後半に英語の楽曲を歌うようになり、ポップアイコンとして知られるようになったと書かれている。 また、代理母によ
1901-1940。北海道小樽市出身の詩人。「働く詩人」を自称し、書斎派の詩人たちにはない奔放で大胆かつエネルギーあふれる作品を数多く残した。短歌、小説、童話、評論、さらにはデッサンやスケッチにも印象的な作品がある。 「小熊秀雄」 公開中の作品 味瓜畑 (新字旧仮名、作品ID:46194) 雨中記 (新字旧仮名、作品ID:46317) 小熊秀雄全集-01 短歌集(新字旧仮名、作品ID:651) 小熊秀雄全集-02 詩集(1)初期詩篇(新字旧仮名、作品ID:656) 小熊秀雄全集-03 詩集(2)中期詩篇(新字旧仮名、作品ID:658) 小熊秀雄全集-04 詩集(3)小熊秀雄詩集1(新字旧仮名、作品ID:659) 小熊秀雄全集-05 詩集(4)小熊秀雄詩集2(新字旧仮名、作品ID:660) 小熊秀雄全集-06 詩集(5)飛ぶ橇(新字旧仮名、作品ID:661) 小熊秀雄全集-07 詩集(6)長
古代ローマ人の24時間―よみがえる帝都ローマの民衆生活 [著]アルベルト・アンジェラ[掲載]2010年10月10日[評者]柄谷行人(評論家)■一日を再現、積年の疑問解けた 本書は、古代ローマ最盛期の社会を、一人の人物(語り手)の一日の経験として描くものだ。もちろん、フィクションであるが、細部に関しては最新の史料にもとづいている。私は古代ローマの政治や経済について多少勉強したが、具体的な姿はわからなかった。せいぜい小説や映画から得たイメージしかない。また、それに関して疑問に思っていたことがたくさんある。たとえば、なぜ彼らはいつも公衆浴場にいるのか、誰が奴隷かどうしてわかるのか、というような。 ローマは最盛期に人口150万人といわれるが、狭い土地にどうしてそんなに人が住めたのか? 高層の集合住宅が林立したのである。そのために投機的で悪質な開発業者が横行した。家賃が払えないと野宿者になる。その意
アート人の作業日誌。日々の進捗状況を随時報告中。編集部からのおすすめコンテンツの紹介もあり。 第4タームのブロガーは、水戸芸術館現代美術センター学芸員の竹久侑氏+国際芸術センター青森(ACAC)学芸員の服部浩之氏+デザイナーの橋詰宗氏の3名。2010年2月上旬まで。 「artscape BLOG 2」の運営指針についてはこちら→「BLOG2」キックオフ宣言! 『アンフォルム』の翻訳の話の続きです。 前回、『アンフォルム』の方法論的な慎重さや作品重視の姿勢について書きました。それは現代美術の専門家だけを対象としているということではありません。むしろその逆で、現代美術の研究者以外の方にも手に取ってもらえればという思いが私にはあります(なお、以下に書くことは私の個人的な考えであって、訳者同士あるいは出版社との共通見解というわけではないことをお断りしておきます)。 まずお勧めしたいのが、現代美術に
水戸部 功(みとべ いさお、1979年 - )は日本の装幀家。 経歴[編集] 多摩美術大学美術学部情報デザイン学科卒業。メディアアートを専攻。大学在学中から装幀の仕事を始め、のち菊地信義に師事[1]。 2004年、造本装幀コンクール展 審査委員奨励賞受賞。2011年、『ハヤカワ・ポケット・ミステリ』シリーズの装幀で第42回講談社出版文化賞ブックデザイン賞受賞。 主な装幀作品[編集] 書籍 これからの「正義」の話をしよう (マイケル・サンデル) 虐殺器官[文庫版](伊藤計劃) ハーモニー[文庫版](伊藤計劃) ハヤカワ・ポケット・ミステリ(2010年リニューアル) 音楽の在りて (萩尾望都) マルタ・アルゲリッチ (オリビエ・ベラミー) 採用基準(伊賀泰代) (ダイヤモンド社) ポリフォニック・イリュージョン(飛浩隆) 息吹(テッド・チャン) スタニスワフ・レム・コレクション(国書刊行会)
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