プラスチックごみや過剰漁獲、海には問題が山積しています。世界でたった一つの海だからこそ、美しく変えたいという思いは万国共通。各国が取り組む、海のための活動を紹介します。今回は、東南アジア発、マレーシア・ペナンで取り組まれているアクションにクローズアップ。 未来のペナンに思いを馳せる、 パッションに溢れた熱き人々 2018年7月、中国などに続いてマレーシアでもプラスチックごみの輸入に対して、規制を講じることになった。にもかかわらず、19年5月には、不法にプラスチックごみが輸入され、摘発によって輸出国へと送り返されるという事件が起こった。その輸出国の中には、世界的にもプラスチックごみ排出量の多い日本も含まれている。 かつて経済的な格差を背景にゴミの引き受け国であった東南アジアの国々も、大きく変わろうとしている。マレーシア、中でも先鋭的な取り組みが多く見られるのが、日本ではリゾートとして知られ、