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ブックマーク / chikawatanabe.com (132)

  • Mad Menと性転換者の体験談に見る女性蔑視

    「女性として理系の大学に行って、総合職で就職して、その後のキャリアを作るのは大変でしたか?」的な質問を時々されるのだが、いやー、全然(笑)と大体いつも答えていて、だってですね、 大学はペーパーテストだけだから男女関係ないし、それ以降は「男社会の中で珍しい」ということでむしろ得をしてきた気がする そもそも男になったことがないから、男だったら優遇されたかどうかわからない もちろん、世の女性が仕事の場で差別されることがあるのは「統計的な情報」としては理解しているが、それが私個人と関係あるかは別問題。・・・・と思って来たのだが、最近2つほど「もしかして違うかも」と今更ながら思わせられることがありました。 テレビドラマ「Mad Men」が見られなかった Mad Menは、広告業界が全盛期だった60年代のニューヨークの広告代理店を舞台にしたドラマで、歴史的背景への忠実さと脚、演技の素晴らしさで、アメ

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  • インフレのある暮らし – 15年ぶりの1ドル80円時代に思うこと

    私がアメリカ旅行以外で最初にきたのは1995年であった。当時は1ドル80円だった。ここ2年ほどと似た様な水準ですね。 して、思い起こすに、1995年当時はアメリカのものは何もかも尋常でなく安く感じた。 「えー、こんな値段でいいの」 と、つい鼻息荒くなって、使いもしないシャネルバッグとか買っちゃったよ。(ちなみに、私の服装はシャネルから極めて遠い)。 が、今回円ドルレートが同じ水準になっても、あまりアメリカが安い感じがしない。「日米同じくらいかな?」というイメージ。 前回の1ドル80円時代から今回の1ドル80円時代の間に、アメリカはインフレがあったからですね。 ビバ・インフレ。 以下、どんなにシリコンバレーのものが高くなったか、書いてみたいと思います。 家賃 最近、前回の1ドル80円時代にPalo Altoで同じアパートに住んでいた日人の知人と久しぶりに会った。彼は日に帰って10数年経

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  • カリフォルニアの危険な住宅地の見分け方

    夏は引っ越しの季節(秋に学校が始まるから)。この夏、日からカリフォルニアに移り住む方も多いかと思います。 そんな皆さんのために、実践、「カリフォルニアの危険な住宅地を見分ける方法」です。 まず、大前提としてあるのが、「アメリカ住宅地は、道一隔てただけで安全さに大きな違いが出ることがある」ということ。行政区と学区で決まるので。 良い住宅地と悪い住宅地が緩やかなグラデーションになっている日とは全く異なる世界で、「高級住宅地の近くだから大丈夫かな?」などと思うとものすごい危険だったり、と落とし穴がいっぱい。(例:Palo AltoのCrescent Parkは、数億円、時には10億円超の家が建ち並ぶ高級住宅地ですが、高速道路一隔てたEast Palo Altoは、一時は人口当たり殺人率が全米最大だった町。) しかも、外国から来た人には、ぱっと見どこが危険か全く分からないわけで。私も、最

  • シリコンバレーメシウマ事情

    最近、シリコンバレーに長期・短期やってきた日人に 「来てみて意外だったことは何か」 と聞いたところ、複数人が 「事が結構美味しい。どれだけひどいかと思っていたのに」 とのことでありました。 「幸せとは、期待値と現実の差分で決まる」というのは私の座右の銘。同じ現実でも、期待が低ければ幸せになれる。だから、「事が結構おいしい」というのも、「ひどいと予想していた」という期待値がベースになっているせい、と言ってしまえば元も子もないのであるが、実際のところ、結構美味しいんですよね。 だいたい、アジア系が多いのでアジア料理のレベルがどれも高い。 たとえば、中華とフレンチが合体し極めて優秀なベトナム料理。サンノゼのベトナム移民数は全米最大なので、その豊富な客層向けにピンからキリまでありま す。ベトナム麺のPho(フォー)専門店もたくさんある。ビーフベースのとチキンベースがありますが、どちらも美味。

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  • 最近$14M増資したPreziでズームできるプレゼンを作ってみた

    3日ほど前、東京の起業セミナーで話しをさせて頂きました。 で、それ用に作ったプレゼンがこちら↓Google Earthさながらに、遠くから全体像を見たり、その部分にぐぐぐとズームインしたりしながらプレゼンができる、というzooming presentationのprezi.comにて作成。 Preziはオンラインサービスなので、ブラウザがあればOK。ソフトウェアは必要なし。 Preziがローンチしてから2−3年経つので、見たことある人も作ったことがある人もいると思うので、全然新しい話じゃないのだが。 私も何度かコンファレンス等で見て、「作ってみたい」と思いながら、中々重い腰があがらないこと幾星霜、やっと実行に移してみたら楽しかった。 日行きの飛行機(昼前発)に乗る日の朝、 「えーっと、どうやって使うのこれ?」 と、tutorialビデオを見始めるところから始まるという、ヤバい感じで始まっ

  • 起業のバイブルThe Lean Startupの要点だけを英語のまま3時間で読む

    ご無沙汰しております。いやー、書き癖を失ってしまいました。が、ここ数ヶ月、自分の書く日語が目に見えて衰えている(後で読み返すと、誤字脱字、論旨の飛躍が多い)ので、ここは奮起してブログ復活です。 さて、The Lean Startup、知っていますか。Eric Riesという人が書いたですが、最近の起業のエッセンスが詰まっていて、これからIT系で起業する人、今まさに起業中の人は、絶対読むべき。「不確実な状況の中で事業を始める際に、いかに科学的に成功確率を上げるか」という方法論です。 「シリコンバレーで最近流行っているのは何ですか」とよく日の人に聞かれるのですが、ここ半年くらいは、「lean startupの考え方」と答えたりしてます。(当は、「日みたいに何かが流行ったりしない」と答えたいところですが、そう言ったらかわいげがないので・・・w)。 今のところ英語版しかなく、日語版は、

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  • スタートアップからのシリコンバレー進出 4:現地での優秀な人材の雇用

    一昨日、大統領候補のRick Perryがテレビの公開討論で「大統領になったら3つの政府機関を廃止する」と言いながら、3つ目がなんだか忘れて言えなかった、、、という気の毒な出来事があったのだが、それではっと思い出したのが自分のブログ。シリコンバレーで成功するために鍵となることは3つある、と書いて、これとこれのまだ二つしか書いてませんでした。すみません。 というわけで、今回は「現地での優秀な人材の雇用」について。 よい人材を採ろうと思ったら、極論すると二つしか方法はない。 一つは、未上場の状態でストックオプションを出すこと。 もう一つは、既にそれなりの規模になっている会社を買うこと。 後者はそれなりに自分の会社の規模が大きくなってからでないとできないので、「スタートアップからのシリコンバレー進出」というテーマとはちょっとずれる。なので、今回はストックオプションの重要性について。 シリコンバレ

    スタートアップからのシリコンバレー進出 4:現地での優秀な人材の雇用
  • Yelp シリコンバレー本社で日本向けプロダクトマネージャ募集中

    結構前からなんですが、なかなか見つからないようですね。スペックにかなり無理がある気がしますが、我はと思わんかたは是非。日からの応募も歓迎(というより今日に住んでいる人のほうが望ましい)、ビザサポートもばっちりするとはCEOのコメントです。 Yelp Product Manager – Japanese Products して、その無理な要求の一部をご紹介: PythonMap reduceのジョブ、ベイジアンアルゴリズムなどについて、通訳なしでバシバシ英語エンジニアと話ができ 技術オタクでない普通のユーザと共感でき BFFやtee ballのコーチのようにYelpにとって厳しいことも言える人 BFFは「best friends forever」の頭文字を取ったスラングで、なんでも語り合える親友、tee ballは子供向け野球。いや、今まで見た日関係の求人の中でも、相当厳しい方に入

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  • スタートアップからのシリコンバレー進出3:(涙の)就労ビザの取得

    前回の会社登記の話に引き続き、シリコンバレー進出に欠かせないビザの話。すごい大変なので「涙の」をつけました。 アメリカの就労ビザには色々種類があるが、アントレプレナーがビザを取る場合、下記の4種類で大多数がカバーされるはず。 H1Bビザ E2ビザ L1ビザ Oビザ なお、以下、私の知る限り、いろいろな人のビザ取得に関わった経験に基づき書いていますが、私は専門家ではありませんので、間違いもあると思います。実際にビザを取る時は、移民法弁護士に聞いて下さい。移民法弁護士を選ぶ際の注意事項は末尾に書きます。 H1Bビザ 専門職ビザ。シリコンバレーのテクノロジー企業で働く外国人の多くがこのビザ。 学位重視 大事な条件が、仕事の内容に直結した大学を卒業していること、もしくは、仕事の内容に直結した実務経験が12年間あること。(実務経験3年で大学教育1年分と換算される。たとえば、高専は短大扱いで2年分大学

    スタートアップからのシリコンバレー進出3:(涙の)就労ビザの取得
  • スタートアップからのシリコンバレー進出2:会社登記はどこですべきか

    ずいぶんたってしまったが、前回に引き続きスタートアップからのシリコンバレー進出。前回は精神論的な話だったが、今回は「どこで会社登記をすべきか」、という具体的な問題です。 「これから会社を作るところ」というごく初期のベンチャーが、どうして会社登記の場所など心配しなければならないのかというと、それによって、将来アメリカ投資家から増資できる可能性が変わってくるから、というのが大きい。 結論から先に言うと、シリコンバレー進出を目指すなら、アメリカのデラウェア州か、タックスヘイブンのケイマンで登記するのがよいのではないでしょうか。(日投資家から増資して、日で事業をするのであれば、もちろん日で登記するのがよいです。はい。) アメリカ投資家が望む登記の場所 会社は、登記した場所の法律に従ったコーポレートガバナンスをしなければならない。 例えば、あるところでは「株主には、全員同じ権利を与えなけ

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  • スタートアップからのシリコンバレー進出:「進出すべき会社」ではなく「進出に望ましい会社形態」

    先週、東京のセミナーで話した中身を何回かに分けて書きます。 セミナーのタイトルは「スタートアップからのシリコンバレー進出」で、アーリーステージのベンチャーがシリコンバレーに進出するにはどうしたらよいか、という内容。ただし、「シリコンバレーに進出すべきベンチャーとはどのような会社か」という内容ではありません。 「シリコンバレーに進出するとして、そのために望ましい会社の形態はどういうものか」 についての説明なのであった。 前置き:シリコンバレーに「進出すべき」会社かどうかはなぜ二の次なのか 最近しみじみ思うのだが、「シリコンバレーに進出したい」という場合、「客観的に見てそれが正しいか」は、あまり意味が無いのではないかと。(会社だけでなく、個人がシリコンバレーで働きたい、という場合も同じデス。) 理由は2つある。 1.何が当に正しいか誰にもわからない シリコンバレーは、新しいものを開拓する場所

    スタートアップからのシリコンバレー進出:「進出すべき会社」ではなく「進出に望ましい会社形態」
  • バイリンガル脳

    「脳をどうしたらバイリンガルになれるか」という話ではなく、「バイリンガルになるとどういう脳になるか」という話。NPRというラジオ局でちょっと前に流れた番組いわく 「バイリンガルの人は、常に両方の言語が脳内でアクティブ。どちらかの言語で考えたり、話したりしている時でも、必ず両方の言語がパラで走っている。なので、常に、二つの言語を分離し、どちらかだけにフォーカスしなければならず、一ヶ国語しか話さない人より脳が使われる」 わかる気がします。私の言語能力は、日語:英語=7:3くらいだと思うが、それでも、常に両方の言語が脳内にある感じがする。 意識的に「2ヶ国語パラ」がわかるわけではないのだが、何かを間違った時に、 「あれ?どうしてこんな間違いを?」 とわれながら目が点になって、二つの言語が同時進行しているのがわかる。 たとえば、最近だと、日語でずーっと話してる会話の途中で、 「うちの『水族館』

    バイリンガル脳
  • 書評:「グローバルキャリア:ユニークな自分の見つけ方」

    石倉洋子さんの。石倉さんは、以前も「世界級キャリアのつくり方」というを出版、一貫したテーマをお持ち。今は慶應のメディアデザイン研究科の教授をされている。私は、マッキンゼー・アルムナイ繋がりで何度かお目にかかった。 石倉さんは、動物にたとえるならカモシカ。足が細くてミニスカートのスーツがよく似合う。(羨ましい。)サバサバ度も極めて高く、とてもステキな方です。 書は、世の中の環境がどう変化しているのか、そのなかで個人はどのようにキャリアを考えたらよいかを説明しているが、グローバルなキャリアを持つ日人のインタビューも数多く掲載されている。 中でも一番面白いのは石倉さん個人のキャリア。 大学3年でアメリカに1年留学、帰ってきてから就職まで1年半あると思っていたら、アメリカの学位が日の大学で認められたので、思いがけず帰国して半年で卒業となり、就職活動に出遅れてフリーターになった・・・とか。

    書評:「グローバルキャリア:ユニークな自分の見つけ方」
  • 書評:Real Education-人口の半分は平均以下

    アメリカの学校教育のあり方についてのなのだが、もう「それを言ったらおしまいよ」的身も蓋もないデータの羅列。「がんばれば必ずできる!」と何でもかんでも褒め殺すアメリカ的には呆然、って感じですが。でも結論は至極まともです。 著者曰く、書のメッセージは4つの真実で、それは「能力には差がある」「子供の半分は平均以下」(アメリカ的にはタブー発言!!)「大学進学率は高すぎる」「アメリカの将来は学力の高い子供をいかに教育するかにかかっている」と。 笑ったのは2章。 「ノンフィクションの、しかも公共政策に関するの第二章まで読み進んだということは、あなたの学力(academic ability)はまず平均より上。」 と断言した上で、 「そんなあなたは、きっと小さい頃から勉強ができる人が集まる学校に行き、ホントに勉強ができない人を多分見たことがない。だから『勉強ができない』子供がどれほど勉強ができないか

    書評:Real Education-人口の半分は平均以下
  • aとtheを間違えると大変なことに(なることもある)

    今日は英語の話。普通に英語で夢をみるぐらいには英語ができる今日この頃だが、未だに首をひねるのがtheとaの使い方。 難しい単語とか難しい構文の方は、一回覚えればわかるのだが、theとaはそうは問屋がおろさない。しかも、難しい単語が1ヵ月に1回登場するかしないかなのに対し、theとaは5秒に一回くらい登場する。 theとaの違いがどれくらい大事かの例としてこんなのが。スラングですが: It’s the bomb = 超グッド It’s a bomb = 全然ダメ 最初にこの違いに気づいたときは、英語という言語の難しさに涙目になったものだ。(ちなみに、この手のスラング英語に触れるには、FMyLifeがよろしいですわよ。) とにかく、theとaで180度意味が違ってしまう。 それ以外でも、教科書的なところでは、radioには必ずtheがつくが、TVはつかない。mealはa mealとaがつくが、

    aとtheを間違えると大変なことに(なることもある)
  • シリコンバレーで働きたい方はバブルの間に是非どうぞ

    さて、そろそろ、バブルの気配が濃厚に立ち込めてきたシリコンバレーの昨今。テクノロジー企業の上場申請が相次ぎ、未上場ベンチャーの企業価値は上昇し、未上場株の妖しいセカンダリーマーケットも躍進中。 私個人的には、身近でバブルが起こるのはこれで人生4回目です。こんな感じ: 1回目:日不動産バブル (もしかして近代日史上、最初で最後のバブル?) 2回目:シリコンバレーのドットコムバブル 3回目:アメリカのサブプライム住宅ローンバブル 4回目:インターネットバブル(なのか?) ← いまここ 以下長いが、サマリーは、「バブルは当面避けられない。いい面もある。シリコンバレー的には、10年に1回のバブルなので、『シリコンバレーで働きたい!』という人は、上向いている今の間にもぐりこむのが吉」ということ。 覚えていますか♪ ドットコムバブルの狂乱 ドットコムバブルの際は、世の余剰資金がどっとインターネッ

    シリコンバレーで働きたい方はバブルの間に是非どうぞ
  • シリコンバレー停電事情

    シリコンバレーでは停電は突然やってくる。しかも頻繁にやってくる。特に何のイベントがなくても時折停電になるのだが、過去10年ほどの間に特にひどい停電が2度ほどあった。 まず2001年。これはEnronのせいで電力需給が狂って、カリフォルニア州丸ごと電力不足になったので。このときは計画停電で、地域ごとに停電させていく方式だったのだが、計画の内容は知らされず。 停電になるのはわかるが、何時からかはわからない。 料理をしようといろいろ切ったりした後、鍋を電気コンロにかけたところで「ばちーん」と停電、舌打ちして外出、電気のついているレストランを求めてさまよう、というような毎日であった。(もちろん、停電に巻き込まれた病院などは大変だった模様。) ちなみに、輪番停電は英語ではrolling blackoutといいます。 さらに、確か2006年の夏には、猛暑で電信柱の上のトランスフォーマーが故障しまくり、

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  • Quoraがニュースメディアになる可能性

    Quoraは、最近人気を増しつつある「オンラインQAサイト」。Yahoo知恵袋のようなものだが、従来のQAサイトとは違うあさっての方向に進化しつつある。 で、その進化ぶりを見ながら、最近感じていたのが「そうか、こういうサイトがニュースメディアの一部を代替していく可能性があるんだ」ということ。 ・・・という話を、当は3月11日に書き始めていたのだが、地震があってちょっとお箱入りしておりました。が、福島第一原発の政府・東電発表と、海外メディアやアメリカ政府の右往左往ぶり、そして世界中の知見者がインターネットの片隅で発信する情報を見ながら、 「Quora(的なもの)が普及していたら、もう少し正しい情報が伝わるのに」 と思った次第。(以下長文)。 Quoraは、誰でも質問をポストできて、誰でも答えが書ける、というありがちなQAフォーラム。もちろん、アメリカにもその手のものは大量にある。そんな中で

  • インターネットベンチャーバブルはあと2-3年は続くのでは

    昨日も書いたとおり、アーリーステージのインターネットベンチャーのバリュエーションは釣り上がりつつあるのだが、アーリーステージのみならず、結構大きめの会社にもすごい投資攻勢。irrational exuberance。 日のみなさんは、バブルから遠くなって幾歳月。お気の毒です。バブル楽しいのに。 私は日のバブルが弾けた直後に社会人になり、シリコンバレーのドットコムバブルが弾けた直後にシリコンバレーに来て、 「歴史に残るバブル崩壊を二つも経験するなんて、人類史上でも珍しい人かも。もしかして長崎・広島両方の原爆を経験した人並みか?」 と一人悦に入っていたのだが、(後日注:このあたりキーボードを打つ手が滑った失言ですが消しません。失言は消さない主義なので。理由は、コメントの最後をご覧ください。)その後も結構頻繁にバブルが来る。住宅バブル*が来て、世界まるごとはじけて、そして今またインターネット

    インターネットベンチャーバブルはあと2-3年は続くのでは
  • Y CombinatorとDST、アーリーステージベンチャーの企業価値をさらに釣り上げる

    何度か書いているが、シリコンバレーのアーリーステージのベンチャーの企業価値(バリュエーション)は、昨今高騰中である。 できて数カ月で、企業価値10億円、みたいベンチャーがちらほら・・・・。まぁ、よく考えると、できて数ヶ月、といっても、サービス・製品はもう完成し、しかもユーザまでついちゃって、しかも有料ユーザまでいたりする。10年前だったら、社員30人くらいの会社が到達したレベル。それを思えば、10億円も当然な気もするが、しかしやっぱり高い。 そして、そのアーリーステージベンチャーの価値釣り上げに一役かっているのが、インキュベータ・・・・というか、startup accelerator(起業の早い段階で、成長を迅速化する、という感じですな)のY Combinator。毎年2回、公募でベンチャーを選び、少額出資をして3ヶ月育成する。 その育成期間中の教育の賜物が「ベンチャーバリュエーション上昇

    Y CombinatorとDST、アーリーステージベンチャーの企業価値をさらに釣り上げる