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ブックマーク / jyoshige.livedoor.blog (10)

  • Joe's Labo : 雇用特区でブラック企業が生きていけないわけ

    2013年09月21日11:13 by jyoshige 雇用特区でブラック企業が生きていけないわけ カテゴリ経済一般 政府が解雇や労働時間管理を大幅に規制緩和する雇用特区の具体的な検討に 入ったとのこと。設立5年以内とか外国人従業員比率とかよくわからない基準がある のが引っかかるが、とりあえず地域限定といえど労働市場の流動化に踏み切るのは 良いことだ。政府の進めるデフレ脱却のためにも、労働市場流動化は避けては 通れない道だからだ。 とはいえ、朝日新聞や東京新聞のように 「そうそうたるブラック企業ばかりが集まるブラック特区になるのではないか」 と心配する人達も多いようなので、よくある誤解を解いておこう。 結論から言えば、特区にはむしろ優良企業の多くが集まり、逆に特区以外の ブラックぶりが際立つというのが筆者の意見だ。 仮に「従業員を過労死寸前まで、それも手当無しでサービス残業させてやろう」

  • Joe's Labo : マニフェストの読み方

    2012年11月21日11:30 by jyoshige マニフェストの読み方 カテゴリその他 解散が決まって政局がにわかに活気づいてきた。特に第三極を巡っては、乱立気味の 小党間でイニシアチブ争いが過熱しているようだ。 そんななか、とりあえず維新と石原新党(元たちあがれ日)の合流が決定し、 橋下氏と石原氏が共同代表に収まった。さきに石原新党との合流を発表していた 減税日はあっさり切り捨てられ、維新との連携が濃厚だとされていたみんなの党とは 今のところ選挙協力どまり。そして小沢のおの字も出ていない。 メディアの中には、「維新と石原新党は政策が大きく異なるからこれは野合だ」とか 「いずれ他の小政党も参加するはず」という声も聞かれるが、筆者の意見は少々異なる。 というわけで、いい機会なので、筆者が政党のマニフェストをどう眺めているか紹介しておこう。 ・マニフェストには2種類ある 実は、右や

  • Joe's Labo : 僕が慶應義塾長とケンカしたわけ

    2012年11月04日11:00 by jyoshige 僕が慶應義塾長とケンカしたわけ カテゴリ経済一般 先日オンエアされたNHKの「団塊スタイル」について。 お茶の間の人から見ればなんということはない普通の情報番組だったと思うが、 実は途中でごっそりカットされたシーンがある。 そういう番組ではないと分かっていたから揉める気は無かったが、その時は僕は 久し振りに気で怒ってしまった。長めに収録して番組の趣旨に沿うように編集するのは 局側の自由なので異存はないが、非常に重要なやり取りなので、ここに記しておこうと思う。 収録時には、中盤で清家篤・慶応義塾長がフリップを出すシーンがあった。 高齢者の就労比率の高い国は若年のそれも高いですよというグラフだ。 なるべく忠実に会話を紹介しよう。 城「そもそも終身雇用のない他国では、高齢者は自力で労働市場を通じて職を 得ているのであり、そういった国々と

  • Joe's Labo : 年金問題は解決できる

    2012年10月11日13:00 by jyoshige 年金問題は解決できる カテゴリ書評 年金問題は解決できる! ―積立方式移行による抜改革 クチコミを見る 日の年金制度が直面する課題を分かりやすく解説した入門書。 基的な内容は氏のこれまでの著作や若者マニフェストの提言とほとんど同じ なので、興味深い論点だけ紹介しておこう。 ・2004年改革による100年安心プランや、このたびの税と社会保障の一体改革によって 年金問題は解決したのでは?と思っている人には残念なお知らせではあるが、 どちらも抜的解決には程遠い。 まず現状の100年安心プランは、今後100年ほどの間の積立金の運用利回りを4.1%、 現実にはマイナスの賃金上昇率を2.5%と計算し、国民年金の未納率も2割に半減する という“結果ありき”の超楽観数値に基づいているため、そもそも制度として成立していない。 「中国とって、イ

  • Joe's Labo : 大学で何を学ぶべきか(メルマガ)

    2012年09月26日19:00 by jyoshige 大学で何を学ぶべきか(メルマガ) カテゴリwork 先日から、ネットでちょっとした大学に関する論争が起こっている。 発端は茂木氏のペーパーテストに関する一連のつぶやきだ。 「裏口入学」という言葉自体が、日の大学経営の発想の貧困の象徴である。 入試はペーパーテストの点数だけで思考停止。資金は、国任せ。 あげくの果て、文科省のいいなりになる。それでは学問の自由も、組織としての 輝きもない。日の大学は、裁量の自由な飛躍を欠いているのだ。 これに対し、アゴラで批判的な反論が続くことになったもの。 筆者自身の個人的見解としては、昨年に同じくアゴラで行われていた博士課程論争 と同じで、「従来(+現在)はどうであったか」or「これからどうあるべきか」の話なので、 どちらも正しいと考えている。ただ、これから人材の価値がどう動くかを考える いいき

  • Joe's Labo : 終身雇用をやめたら雇用が増えました

    2012年09月09日19:00 by jyoshige 終身雇用をやめたら雇用が増えました カテゴリ経済一般 イトーヨーカ堂が非正社員比率を90%に引き上げるという。 厚労省の推し進める正社員化の流れをあざ笑うかのような決定だ。 見出しだけ見て「労働者の使い捨てだ!けしからん!」と思う人がいるかもしれないが、 それは全然違う。というわけで、以下に重要なポイントをまとめておこう。 ・正社員削減というより、むしろ非正規雇用のキャリアパス整備 実は、もともと業界平均で80%が非正規という状況でそれを9割に引き上げることに それほどの意味はない。むしろ重要なのは、非正規の中に専門職や上位マネジメント へのキャリアパスを整備し、基幹雇用と位置付けていることだろう。 専門性の高い職務には職務内容に応じた「現在の2~3倍の給与」を払うわけだから これは適正な職務給化への第一歩だ。 正社員がとれるだけと

  • Joe's Labo : 2050年の世界 英『エコノミスト』誌は予測する

    2012年09月04日19:12 by jyoshige 2050年の世界 英『エコノミスト』誌は予測する カテゴリ書評 2050年の世界 英『エコノミスト』誌は予測する クチコミを見る 1962年、英エコノミスト誌は「日が世界的な経済大国に成長する」と予測し、 そしてそれは現実となった。ただ残念なことに、今回の同誌の予測において 描かれているのは、かつてたどった成長の道を真っ逆さまに転げ落ちていく日の姿だ。 2050年、日は平均年齢52.3歳という前代未聞の老人国家となっている。 2010年に全世界GDPの5.8%を占めた日のGDPは、たったの1.9%になっている。 「一人当たりGDPならまだまだ若い国には負けとらんじゃろう」と思う人もいるだろうが 残念なことに一人当たりGDP(購買力平価)で中国とそれほどの大差は既になく、 アメリカ韓国の半分程度と、もはや先進国とは言えないレ

  • Joe's Labo : 外資がクビに出来る理由(メルマガ)

    2012年07月25日20:10 by jyoshige 外資がクビに出来る理由(メルマガ) カテゴリwork よく、ビジネスマンから以下のような質問を受ける。 「どうして外資系企業って、同じ日の労基法が適用されているはずなのにクビに出来るの?」 当の外資系企業で働くビジネスマンからもされるし、大学の先生からされることもある。 実はこの問題は、法律でズバっと線引きできる話ではなく、アナログチックでかなり ウェットなテーマだ。会社と争おうかと考えている外資社員はもちろん、将来的に そちらへの転職を視野に入れている若手ビジネスマンにとっても参考となるはずだ。 というわけで、簡単にまとめておこう。 ・クビ切りが認められるのは、外資の給与形態と日の給与形態の違いによる 筆者がいつも言っているように、一般的な日企業の給与体系と世界標準のそれとは 大きく異なる。日の給与は職能給と呼ばれ、勤続年

    HiiragiJP
    HiiragiJP 2012/07/27
    こうあるべきだね
  • Joe's Labo : ありがとう日弁連!

    2011年09月16日17:30 by jyoshige ありがとう日弁連! カテゴリ経済一般 ブロゴス読んでたら面白い記事があったので紹介。 内容については、規制緩和で貧困層が拡大した、お上が何とかしろ、でも消費税の増税は反対ね、 という典型的な日弁連的ロジックだ。 いろんな識者が既に指摘しているように、厚労省の出している貧困率とは相対的貧困率であり、 生活に困っている人の割合を示すものではない。高齢化が進めばどうしても増えてしまう数字だ。 じゃあ絶対的な貧困率はどのくらいかといえば、日は世界有数の「貧困層がお金持ちな国」である。 というわけで、悪いけど、この記事はあまりいけてない。前提条件が大きく間違っている。 じゃあ、この記事のどこが面白いかというと、人が気付かないまま、結果として小さな政府を 主張している点だ。 日は終身雇用という形で民間企業に社会保障を丸投げしているため、そ

  • Joe's Labo : 心おきなく新卒採用カットできるお役所と、老いてしまったパナソニック

    2012年03月07日11:45 by jyoshige 心おきなく新卒採用カットできるお役所と、老いてしまったパナソニック カテゴリ経済一般 ふと、パナソニックの社員平均年齢が44.6歳になっていることを知って驚いた。 ちなみにソニーも41歳。洗練されたブランドイメージのある両社だが、 はっきりいってオッサンのオッサンによるオッサンのための会社である。 90年代、バブル崩壊後に新規採用を大幅に削ったあたりから、日企業の高齢化は 危惧されてきたことだ。 終身雇用で既存社員の雇用を守りつつ、新卒採用を削り続ければ こうなるのは当たり前だろう。 当時の電機はまだ30代半ばで、唯一40代だったNTTは「さすが親方日の丸」と笑われて いたものだった。それが今や、軒並み40歳を越えている。一番若い日立で39.9歳だ。 方向性の見えている日立や三菱はともかく、40代中心の組織で新たな柱をこれから 立

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