◇元教諭とIT会社開発 県内のベンチャー企業2社が、発達障害を持つ子供向けの予定管理ソフト「たすくスケジュール」を開発し、携帯電話iPhone(アイフォーン)に機能を追加する「アプリ」として販売を始めた。物事を整理したり時間感覚を身につけることが苦手でも、音声や絵を使って直感的に予定を管理できるよう工夫を凝らしている。【高橋直純】 開発したのは発達障害児の教育支援会社「たすく」(鎌倉市)と、地域ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などを提供するIT会社「インフォ・ラウンジ」(横浜市都筑区)。たすくは特別支援学校の元教諭たちが08年に起業した。鎌倉市の教室で発達障害児への個別指導などを行い、県内外から約100人が通う。孤立しがちな親同士の交流を深めるSNSでインフォ社のシステムを使っており、アプリの共同開発につながった。 発達障害児は並行しての複数の作業を苦手とする場合が多いとさ