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ブックマーク / blog.livedoor.jp/route408 (4)

  • 脱法ハーブについて : 有機化学美術館・分館

    5月20 脱法ハーブについて 関東のホルムアルデヒド問題が世間を騒がせています。筆者の住むところも断水こそしていないものの、利根川水系から取水しているエリアのようで、気になっています。ヘキサメチレンテトラミン(ヘキサミン)が分解したとかいろいろな話が流れていますが、今のところ原因はつかめていないようです。どこかの工場の事故か、不法投棄などが行われたのか、今後なりゆきを見守る必要がありそうです。ホルムアルデヒドに関しては、以前館の方に書いていますので、ご参照下さい。 ホルムアルデヒド(左)とヘキサミン(右) さてもう一つ化学に関する気になるニュース。最近、いわゆる脱法ハーブというものが問題になっています。大麻などと同じような麻薬作用を持ちながら、法規制を受けていないために販売に規制がかかっていない薬剤のことです。中には街中の自販機で堂々と売られていたりするケースさえあるそうで、ついにはこの

    脱法ハーブについて : 有機化学美術館・分館
    HitTheSupportersBull
    HitTheSupportersBull 2012/05/21
    いたちごっこでいいんじゃないかな。素面で生きられないごく少数の人もいるだろし。認めるんじゃないんだけど。
  • Wittig反応事始め : 有機化学美術館・分館

    4月8 Wittig反応事始め Wittig反応といえば、C=O二重結合からC=C二重結合を作る反応として、極めて重要です。その発見は今から60年近く前に遡りますが、研究室レベルから工業スケールまで広く用いられており、あらゆる人名反応の中でも十指に入るほど有名なものといってよいでしょう。リンを使う反応という点も当時としては画期的でしたし、選択性という概念も、この反応の登場によって意識されるようになったといいます。まさに歴史的な発見であり、この功績で発見者Georg Wittigは、H. C. Brownとともに1979年のノーベル化学賞を受賞しています。 Wittig反応概念図 しかし、実はWittigは何も有機合成反応を見つけようと、この研究をしていたわけではないのです。彼がこの研究を始めたのは1947年、研究の目的は「5価の有機リン化合物を作ってみたい」というものでした。「元素の性質を

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    HitTheSupportersBull 2012/04/08
    何かの実用を目指し、ゴールを設定して行う研究は当然重要です。しかしそれだけでなく、このような知的好奇心から始まる研究もまた同じように重要である
  • 最後の分子職人、この春に引退 : 有機化学美術館・分館

    4月1 最後の分子職人、この春に引退 この春、最後の「分子組み立て職人」が引退する。東京・荒川の町工場で、56年間にわたって分子づくりに取り組んできた作山政幸(74)さんだ。手作りでひとつひとつ分子を組み上げる技術を持った、最後の職人。顕微鏡と指先の感覚だけをたよりに、ひとつひとつ原子をつなぎ、分子を組み立ててゆく。超微細作業をやってのけるそのテクニックは、海外でも「神業」とまで呼ばれ、高く評価されている。 作山さんが郷里・岡山の高校を卒業して、この工場に入ったのは1956年。手先の器用さを見込まれて現場に抜擢、先輩にみっちりと技術を叩き込まれた。 「あたしらの頃はね、有機化学なんて学校では習わない。全部工場での耳学問ですよ。でもね、難しい軌道論なんてわからなくたって、この分子のここにこのパーツはくっつきたがってる、なんてのがちゃあんとわかりますからね」 高度成長期にはあちこちからの注文が

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    HitTheSupportersBull 2012/04/01
    分"子づくり”に見えたor2
  • ホメオパシーのこと(2) : 有機化学美術館・分館

    8月29 ホメオパシーのこと(2) 前回よりの続き。 このようなわけで事件以来ネットでもホメオパシー叩きが盛り上がり、ウィキペディアなどもここのところ記述が急速に先鋭化しつつあるようです。しかしホメオパシーを信奉する人たちに、「学術会議の談話」や「科学的臨床試験の結果」を見せつけ「どうだお前らは間違っている、今すぐその信仰を捨てろ」と迫って効果があるかというと、たぶんそうではないだろうという気がします。 ホメオパシーのなど見てみると、200年の歴史があるだけあって、とうてい虚構と思わせないだけの壮大な体系が構築されていることに驚かされます。また多くの有名人の信奉者を抱え、自然への回帰と薬漬けの現代医療に対する批判という、病に苦しむ人の心を動かす物語をも備えています。治療に使われる各種のレメディも、ハイペリクム(オトギリ草)、メルクリウス(水銀)、アコナイト(トリカブト)、カレンデュラ(キ

    ホメオパシーのこと(2) : 有機化学美術館・分館
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