角度は急そうだが、一見してごく普通のメモ用紙スタンドに見える ある機能を持っているモノに別のモノの機能を加えるということは、太古の時代から行なわれていたとは思うが、工業製品というモノが世の中に登場してきてからは、より意識的にそれを考える人たちが増加しただろう。車のハンドルの周囲にクラクションのボタンがあったり、戦闘機の操縦桿の頂点に機銃の発射ボタンがあるように、必然的に操作性や運用性のニーズから起こったモノではなく、人が意識的に考えたモノだけを「複合商品」と筆者は呼ぶことにしている。 複合商品の場合、大きく当たる場合もあるが、大失敗も少なくない。ラジオにカメラを取り付けた「ラジカメ」や、競馬ファンのための「双眼鏡ラジオ」や、何度も懲りずに繰り返されている「腕時計テレビ」などがその代表選手だろう。大人気のワンセグ対応製品だが、「携帯電話+テレビ」などもこうした複合商品のひとつと言えるだろう。