はじめに あえてどことは言いませんが、先日某サイトで「ネット速度を高速化する方法」としてDNSサーバの設定をpublic DNSサービスに変更する記事が出てました。その記事の結論としては「変更しても大差ない」というものでしたが、DNSでネットワークを高速化するというこのような記事は何年も前からときどき見かけます。いい機会なので、このあたりについてもう少し深く掘り下げて考えてみましょう。 ※この記事では、とくに明示しなければDNSサーバとはキャッシュDNSサーバ(フルサービスリゾルバ)を指すものとします。 DNS応答の速さ DNSの設定を変えることによりネットワークの速度が速くなるとすれば、(1)DNSそれ自体の応答が速くなるか、(2)その後のWebアクセスが速くなるか、のどちらか(または両方でしょう)。このそれぞれについて検討してみましょう。 前者が速くなると画像やJavascriptなど
サンワサプライ、コネクタ不要でLANケーブルを延長できるフィールド中継アダプタ 2024.07.10 17:11 更新 2024.07.10 配信 カテゴリ6A準拠で10ギガビット対応、結線変更も簡単 サンワサプライ株式会社(本社:岡山市北区)は2024年7月10日、コネクタ不要でLANケーブルを延長できるフィールド中継アダプタ「ADT-EX-6AFSTP」を発表した。市場想定売価は税込2,200円で、7月下旬に発売予定。 2本のLANケーブルを中継して1本の長いLANケーブルとして使用可能にする、カテゴリ6Aに準拠したフィールド中継アダプタ。使わなくなったLANケーブルや、レイアウト変更などにより距離が合わなくなったLANケーブルを再活用することができる。新しいケーブルを購入・特注する必要がなく、コストや手間を省くことができるメリットがある。 モジュラープラグを使用することなく接続できる
関連キーワード クラウドサービス | ネットワーク | ネットワーク仮想化 ネットワークとセキュリティの機能をクラウドサービスに集約する「SASE」(セキュアアクセスサービスエッジ)を検討する企業が増加傾向にある。 米TechTargetの調査部門であるEnterprise Strategy Group(ESG)は、プリンシパルアナリストであるボブ・ラリベルテ氏が中心となり米国とカナダにおけるネットワークの専門家374人を対象に調査を実施した。 調査の結果、SASEを導入しようとする企業は、大きく2グループに分かれることが分かった。一つは「SD-WAN」(ソフトウェア定義WAN)の導入から始める企業。もう一つはSASEの要素のうち、セキュリティの機能を集約した「SSE」(セキュリティサービスエッジ)から始める企業だ。両者の考え方はどこが異なるのか。 企業に必要なのは「SD-WAN」か、それ
初めてのパケットがインターネットを通ってから今年で55年になります。この間、インターネットは広がりという意味でも技術的進展という意味でも発展を続けています。地球を覆い社会基盤となるだけでなく、計算機、スマートフォンからものまでをつなぎ、今や宇宙に飛び出そうとしています。こうしたインターネットを支えるために、新しい技術が次々と開発され、それにともなった運用技術が蓄積されてきています。本講演では、今後さらにどのようなことが起こるのか、そしてそれを支える我々が何を考え、どのようなことに備えておかなければいけないのかについて考えて行きたいと思います。ここでは、AI、量子コンピュータ/インターネット、サイバネティックアバターといった新しい技術だけでなく、月、火星といった新しいフィールドへの展開をフォローするためどんな視点で情報を集め学んで行くかを考えなければなりません。これまでの学びを整理しながら、
結構長くゲーム業界に出向していましたが、2022年秋に戻ってきました。ゲーム業界での経験も生かしながらIIJのエンジニアとしてちょっと面白いことを提供できていければいいなぁと思っています。格闘ゲームの世界チャンピオン(Evo2017)になった従兄弟がいますが彼にゲームを教えたのは僕ではありません。マスターリーグ大変そう、あと取締役就任おめでとう! 日本にStarlinkが登場してから1年半が経ち、僕がStarlink関係のブログ記事を書き始めてからかなりの回数を経ました。これだけ続けていると紹介当初とは仕様が異なる部分が色々でてきています。 古い記事はその時点での仕様なので記事として残しておくことに意味があるかなと思うのですが、色々変わっている所について書いておこうと思います。 Starlinkで使用しているIPアドレスについて StarlinkがGeoIP情報を公開している事を知ってから
情報通信研究機構(NICT)は2024年5月21日、NICTのサイバーセキュリティ研究室 解析チームのX(旧Twitter)公式アカウント「NICTER解析チーム」で、2024年5月20日からバッファロー製無線LANルーターのボット感染が増加していると発表した。50ホスト以上の感染を観測したとする。 感染が目立つのは「WSR-1166DHP」シリーズで、感染経路は特定できていない。NICTの久保正樹サイバーセキュリティ研究所サイバーセキュリティネクサス上席研究技術員は「感染したルーターはDDoS攻撃の踏み台として攻撃者に悪用されると考えられる。感染するとスキャンパケットを外部に送信し、感染を広げる可能性がある」と指摘する。NICTは利用者にファームウエアのアップデートや、管理画面の公開設定の見直しを呼びかけている。 バッファローはNICTが発表した事象について、2024年5月21日午後6時
2024年4月、偽造されたマイナンバーカードを使用したSIMスワップ事案が発生しました。さらにその後のっとられたSIMを通じて高級腕時計の購入などが行われる被害も発生しています。ここでは関連する情報をまとめます。 SIMのっとられ未遂含め400万円超の被害 SIMスワップの被害を報告したのは、東京都議会議員と大阪府八尾市議会議員の二人。愛知県名古屋市内のソフトバンクショップ(八尾市議会議員の事例ではソフトバンク柴田店)で何者かが契約変更(MNPや最新のiPhoneへの機種変更など)を行い、元々の契約者であった二人が所有するスマートフォンでSIMによる通話・通信ができない被害にあった。 昨日昼頃、スマホにPayPay通知が表示され「1000円チャージしました」と。自動チャージ設定?なんだろうとアプリを確認してもよくわからず放置。(この時にPayPayに確認すべきだった!)午後にメールチェック
Don Reisinger (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 佐藤卓 吉武稔夫 (ガリレオ) 2024-05-08 09:42 セキュリティ研究者が、あらゆる仮想プライベートネットワーク(VPN)を無効にできる手法を明らかにした。しかも、このエクスプロイトは20年ほど前から野放しの状態で、悪意ある攻撃者からすでにその存在を知られている可能性があるという。 Leviathan Security Groupの研究者らは、VPNが使われたトラフィックを可視化する手法を発見した。攻撃者がこの手法を利用すれば、暗号化されていないトラフィックを盗聴し、価値あるデータをそのトラフィックから取り出すことが事実上可能になる。研究者はこのエクスプロイトを「TunnelVision」と名付けた上で、今のところこのトリックに引っかからないVPNは見つかっていないと指摘した。 VPNは、トラ
はじめに 概要・モチベーション 通信に関する測定を行う上で必要な iperf3 に関する知識を整理する ほかの記事も含めて、通信測定系のTipsとして整理していく(後日リンクを紐づけます) 同様の測定を行うたびに、何度も似たような記事を調べている 個人的に記事一つですべて済ませられる内容にしたい コンテンツ iperfを使用して測定する方法 (有効なオプションなどの紹介) ※ここは他記事の方が詳しいのでリンクを張る形とします。 どのような測定をしたいか、から使うオプションを決定する 目次 iperfビギナー:まずはiperfを使ってみよう iperfを使いこなしたい:測定に合わせたオプションの使い方 UL/DLの使い分け TCP/UDPの使い分け 書き込みバッファサイズの変更 もっと使いこなしたい:測定系Tips(後日、別記事にて更新) iperfに関する基礎知識 最初に簡単にiperfに
Jack Wallen (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部 2024-04-25 07:45 筆者は思い出せないくらい昔から「Linux」を使っている。そして、コマンドラインを使用することが年々少なくなっていることに気づいた。GUIが大幅に改善されたからだ。 とはいえ、特にネットワークに関しては、特定のタスクを今でもターミナルウィンドウから実行している。ネットワークの設定や管理、操作、制御に関連するコマンドは山ほどあるが、本記事では、その中から最も便利なものを5つ紹介する。 これらのツールを必ず使用しなければならないと言っているわけではない。ターミナルアプリを開くことさえせずに、Linuxを何年も使い続けることも可能だろう。Linuxでコマンドを実行することは今後もないかもしれないが、万が一、その機会が訪れたときは、これらのコマンドを学んだことを嬉しく思うはず
立ち上げ当初は人手に頼り切りだったYAMAPの運用 登山愛好家の間で人気を博しているスマホアプリ「YAMAP」。登山地図をスマートフォンにダウンロードし、電波が届かない山中でもGPSを使って自身の現在位置を確認できるほか、登山時に撮影した写真を公開したり、他のユーザーとシェアできたりする機能などを持つ。2024年1月には累計ダウンロード数が410万を超えており、このジャンルのアプリとしてはトップクラスのシェアと人気を誇る。 このYAMAPを開発・運営しているヤマップでは、登山グッズを販売するECサイトを運営したり、登山用具のレンタルサービスを手掛けたりと、登山にかかわるサービスを多方面で展開中だ。そんな同社は2013年に設立され、同年3月にYAMAPのアプリを初めてリリースした後、これまで数度の資金調達を実施することで事業を順調に成長させてきた。 同社の2番目の社員として創業時からYAMA
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