今年も土用の丑の日がやってきました。この時期を楽しみにしている方も多いのでは?長く日本人から愛されているうなぎですが、実は近い将来、皆さんの食卓に並ばなくなる可能性があることをご存じですか?これは2014年6月、ニホンウナギが国際自然保護連合の絶滅危惧種に掲載されたためです。日本の家庭に親しまれるうなぎが絶滅危惧種に入ったことにより、今後のうなぎ市場はどう変化するのか、さまざまな情報から考察します。 絶滅危惧種掲載でも2014年シラスウナギの稚魚価格は値下がり 約5000年前からうなぎを食べていたと言われている日本人。土用の丑の日の定番メニューというべきうなぎの蒲焼きは1399年の「鈴鹿家記」という文献に記載があり、日本人とうなぎの蒲焼の歴史は、足掛け600年以上に及びます。そんな日本の食卓に馴染み深いうなぎが絶滅危惧種に掲載された…通常なら市場は大混乱となりそうな気もしますが、2014年