メイド服姿で、ビラを配る女性=大阪市浪速区で2012年9月16日、望月亮一撮影(一部画像を加工しています) 大阪・日本橋の電気街「でんでんタウン」周辺で、風俗店まがいの接客をするメイド喫茶が問題化している。女性店員が特定の客を接待できる風俗営業の許可を取らずに、体を密着させる過剰なサービスを提供したり、店員が客とゲームをして高額な料金を請求したりする店も少なくない。「オタク」と呼ばれるアニメなどのキャラクターを好む男性が狙われているという。中学生を雇ったメイド喫茶も今月摘発された。地元の商店主らは「日本橋のイメージが悪くなる」と不安視する。 メイド喫茶が集まるのは、南海難波駅東側のでんでんタウンにある通称「オタロード」。「東のアキバ(東京・秋葉原)、西のポンバシ」と呼ばれ、オタクたちでにぎわう。路上ではフリルの付いた白いエプロン姿の少女らが大勢並び、店を案内するビラを配る姿が目立つ。 「メ
大津市で昨年10月、同級生からいじめを受けていた市立中学2年の男子生徒(当時13歳)が自宅マンションから飛び降り自殺した問題で、学校が全校生徒に実施したアンケートに対し、15人の生徒が「自殺の練習をさせられていた」と回答していたことが3日、関係者への取材で分かった。市教委は昨年11月の記者会見でこの事実を明らかにしていなかった。 男子生徒の両親が今年2月、大津市や加害生徒3人と保護者を相手取り、約7720万円の損害賠償を求めて大津地裁に提訴。5月の第1回口頭弁論で市はいじめがあったと認めたが、「いじめを苦にしての自殺と断じることはできない」と主張していた。両親の代理人はアンケートの回答について、17日に開かれる第2回口頭弁論に提出する準備書面で主張する。
白い歯や並びの良い歯は美容のポイントの一つ。だが、新たなファッションとして、人工の歯を付けて個性を演出する「付け八重歯」の人気が若い女性を中心に高まっているという。そこにうかがえる乙女心とは?【五味香織】 「すごい、すごい。うれしい!」。東京都中央区の審美歯科クリニック「デンタルサロン・プレジール」で先月6日、埼玉県越谷市の女性(23)は手鏡をのぞき歓声を上げた。 人気アイドルグループAKB48の板野友美さん(20)のような片八重歯に憧れ、付け八重歯を希望した。樫山洋子院長(35)がセラミックと樹脂でできた特殊素材を歯に張り付け、とがった形に整えると、女性は「理想的」と満足げだった。 同クリニックでは、2種の付け八重歯を扱う。歯に固定するタイプは歯科技工士が歯型を取って製作し、1本4万9000円。自分で付け外しできるタイプは同3万円で、来院して1時間ほどで成形してもらえるが、食事や就寝時に
◇イケメン、料理…課題は相互理解 韓流ブームの“聖地”である東京・新大久保。相変わらずの大にぎわいだ。しかしわずか10年前、日本と韓国がサッカー・ワールドカップ(W杯)を合同開催した02年には、少女時代もKARAも「冬のソナタ」もまだ日本には存在しなかった。まさに十年一昔。進化を続ける日本一のコリアンタウンを、申〓秀(シンガクス)駐日韓国大使(57)と歩いた。【小国綾子、写真・久保玲】 黒塗りの公用車から申大使が降り立ったのは、韓流俳優やK-POPアイドルが訪れることで有名な韓国レストラン「大使館」の前。ホンモノの大使が「大使館」の前にいる……何だか不思議な光景だ。 W杯開催の02年に開業し、大会中は駐車場に大型モニターを設置したこのお店、韓国がアジア勢で初の4強入りした夜には、真っ赤なユニホーム姿の韓国サポーターで埋め尽くされたのだっけ。 「あの夜、ソウルの広場で私と娘は赤いユニホームを
「平清盛」のスタジオ撮影が始まり、拳を上げて気合を入れる松山ケンイチ(中央)ら=2011年10月5日撮影 「画面が汚い」「真っ青な海の色が出てこない」--兵庫県の井戸敏三知事の度重なる“物言い”が話題を呼んでいるNHKの大河ドラマ「平清盛」。そこには、鮮明なハイビジョン映像の普及とともに「時代劇にも本物らしさを」と演出に凝る制作サイドとの「すれ違い」が浮かび上がる。【高橋咲子、土屋渓】 もうもうと立ちこめる土ぼこり、泥やすすがこびりついたような顔、ボロボロの衣装……「平清盛」の画像から受ける印象は、確かに「きれい」とは言い難いかもしれない。セットもメークもきらびやかな韓流時代劇とは対照的。大画面で鑑賞すればなおさらだ。 だが、これらはいずれも計算のうえでの演出。NHKは一昨年の「龍馬伝」に続き、ヘアメーク・アーティスト出身で映画界で活躍する柘植伊佐夫さんに衣装やメークなどの総合監修を依頼し
◇自由な個人の連帯こそ 3月の震災以降、しきりに連呼されるようになった言葉に「絆」がある。「3・11」「帰宅難民」「風評被害」「こだまでしょうか」といった震災関連の言葉とともに、今年の流行語大賞にも入賞を果たした。 確かに私たちは被災経験を通じて、絆の大切さを改めて思い知らされたはずだった。昨年は流行語大賞に「無縁社会」がノミネートされたことを考え合わせるなら、震災が人々のつながりを取り戻すきっかけになった、と希望的に考えてみたくもなる。 しかし、疑問もないわけではない。広辞苑によれば「絆」には「(1)馬・犬・鷹(たか)など、動物をつなぎとめる綱(2)断つにしのびない恩愛。離れがたい情実。ほだし。係累。繋縛(けいばく)」という二つの意味がある。 語源として(1)があり、そこから(2)の意味が派生したというのが通説のようだ。だから「絆」のもう一つの読みである「ほだし」になると、はっきり「人の
1軒目の終了時刻が近づき、ケータイの赤外線通信で電話番号を交換する松コン参加者の男女=長野県松本市のイタリア料理店「エスタジ」で ◇草食系男子もアグレッシブに!? 出会いも街おこしも 街全体を合コン会場に見立て、1000人、2000人の若い男女が出会いを求めて飲食店をはしごする“メガ合コン”や“街コン”と呼ばれるイベントが、全国各地で盛んに開かれている。婚活の切り札か、新手の街おこしか。果たして、運命的な出会いはあるのか。会場をのぞきに行った。【大槻英二】 「カンパーイ!」。10月29日、土曜の午後6時。長野県松本市のJR松本駅前の中心市街地で、「松コン」なるイベントが初めて開かれた。会場となった24の飲食店の一つ、イタリア料理店「エスタジ」では、80人の男女が向かい合って座っていた。初めは、男性陣は腕組み、女性陣はケータイをいじったりして、ぎこちない雰囲気。だが、グラスを合わせるや、「名
(新泉社・2940円) ◇遊技場の「落書き帳」から見えてくるもの ゲームセンターというと、読者はどのようなイメージを持っているのだろうか。大音量のゲーム機の音、プレーに没頭するティーンエイジャー、プリクラの前で黄色い声を上げる女子高校生。多くの人はそのような光景を想像するであろう。人によっては不登校や家出、ひいては少年の非行を連想するかもしれない。 ゲームセンターの歴史は決して長いものではない。詳細は明らかではないが、世界初のビデオゲーム機器はナッチング・アソシエイツが一九七一年に発売したものだ。翌年アタリの創業者ノラン・ブッシュネルが開発した業務用ゲーム「ポン」は、日本でもヒットし、テレビゲーム時代の幕開けとなった。 ビデオゲームが登場した当初、世間の評判は概して芳しくなかった。一九八五年の風営適正化法施行以降、事情は大きく変化しはじめる。ゲーム業界はイメージ向上を図るため、大型のゲーム
東日本大震災は被災者ケアや復興財源が長期の課題になっている。先週に続き「時代の風」執筆者につづってもらった。 ◇「復興」の10年を若者の希望に--精神科医・斎藤環 東日本大震災から、早くも2週間が過ぎた。 私の故郷である岩手県も大きな被害を受けた。幼い頃から何度も通った宮古の海岸、陸前高田の砂浜、潮干狩りをした宮城県の気仙沼などに刻まれた津波の爪痕を見るにつけ、胸がつぶれる思いがする。亡くなられた方々のご冥福と、被災された方々が一日も早く日常を取り戻されることを祈りたい。 大きな災害は、人々の意識にも少なからぬ影響をもたらす。16年前の阪神淡路大震災がそうだった。あの震災の後、私たちは「トラウマ」や「こころのケア」といった言葉に敏感になり、被災して傷ついた心に配慮する作法も定着した。 いま気がかりなのは、若い世代に今回の震災がどのように受けとめられていくのか、という点である。震災によるダメ
人気コミック「苺ましまろ」に登場する美少女のイラストでラッピングした「萌えタク」が、3月1日から浜松市に登場する。車体の左右とボンネット、リアウインドーにメーンキャラクター5人のイラストが描かれている。「萌えタク」は3台あり、絵柄がそれぞれ異なる。 「苺ましまろ」は浜松市が舞台。これまでにコミック6巻で135万部を発行したほか、テレビアニメやゲームソフト、DVDにもなっている。コミックで描かれた「五社神社」「浜松城公園」「佐鳴湖公園」などの施設や観光スポットを巡る周遊プラン3コース(1万150円から2万300円)を用意し、利用者は作者の「ばらスィー」さん書き下ろしの乗車記念カードがもらえる。また、コース利用の予約がない場合は、「指名」で一般利用も可能という。 浜松市のスタータクシーグループが、「萌え」を地域活性化につなげる「萌えおこし」を狙って導入した。「萌えキャラ」はこれまでも米袋のイラ
「これほど大反響を呼ぶとはビックリ。今まで℃-ute(キュート)を知らなかった方々からも注目されて感激です」 動画投稿サイト「ユーチューブ」に昨年11月、所属するアイドルグループ「℃-ute」の曲をひとり普段着で踊っている姿を載せた。ちょっとした自己パロディーの遊びのつもりが、2日間で視聴数10万回を突破、1月半ばには100万回を超える人気動画に。その後、松浦亜弥さんの曲なども含め5本投稿し、視聴数は1本目から通算して300万回を超える。 投稿したジャンルは動画サイトの定番「踊ってみた」。素人が振りをまねするダンス版カラオケだが、“本物”が登場する逆転の発想が関心を集めた。欧州や中南米からも多くの称賛の声が寄せられ、「メジャーリーガーが草野球の試合に出場したみたい」との書き込みも。マンガやアニメと並び、世界に浸透する日本のアイドル文化の好例ともいえそうだ。 小学生の頃から「モーニング娘。」
◇澤香織さん(伊吹高2年) 初めての受賞で、すごくうれしいです。水樹奈々さんの「深愛」の歌詞を、携帯電話の画面を見ながら横書きで書きました。もっとうまくなりたい。書道部員のみんなと、書のパフォーマンスも楽しみたいです。 ◇宮西年子さん(湖南市) 受賞に、恥ずかしいのが半分、うれしいのが半分です。昨秋から今年6月まで体調を崩し、書道を休んだ後、8月に心機一転して書いた作品です。先生や先輩に支えられ、書きたい気持ちが表れたのだと思います。
◇適切な「環境」で育つのか ひさびさに「表現の自由」を巡る議論がかまびすしい。 この2月に東京都は、東京都青少年問題協議会の答申を受けて、青少年健全育成条例の改正案を都議会に提出した。改正案には、18歳未満を対象にした児童ポルノの規制を強化すべく、「非実在青少年」(漫画やアニメ、ゲームのキャラクターを指す)の性描写への規制や、「単純所持」規定(画像や図版を持っている行為を規制する)が盛り込まれていた。 この改正案は「表現の自由を損なう」として、多くの漫画家や有識者、出版業界の関係者らが強く反対の声を上げた。その結果、都議会の民主、共産、生活者ネットワーク・みらいの3会派は、この問題については「時間をかけた審議が必要」との認識で一致し、継続審議とする方向で合意した(3月19日付毎日新聞Web版)。 実は私も、この件に関しては、これまで浅からぬかかわりを持ってきた。ここで私自身の意見を簡単に述
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