タグ

ブックマーク / synodos.livedoor.biz (23)

  • SYNODOS JOURNAL : なぜ彼女たちは出会い系に引き寄せられるのか ―― 「彼女たちの売春(ワリキリ)」著者、荻上チキ氏インタビュー

    2013/3/159:0 ツイート なぜ彼女たちは出会い系に引き寄せられるのか ―― 「彼女たちの売春(ワリキリ)」著者、荻上チキ氏インタビュー AV女優、風俗嬢、個人売春。性行為によってお金を稼ぐ、彼女たちのサービスを利用する男性の数は多いが、その実態はほとんど調べられていない。評論家・荻上チキは、さまざまに存在する性産業のなかでも、出会い喫茶、出会い系サイト、テレクラといった出会い系メディアを使った個人売春、通称「ワリキリ」の現状を知るべく取材を重ねた。 そこから見えてきたのは、貧困、精神疾患、虐待、教育からの排除といった、「古典的な問題」の集積だった。社会によってつくり出されたさまざまな「斥力」を受け、出会い系の「引力」に惹かれていった彼女たちの現実はいかなるものか、インタビューを行った。(聞き手・構成/出口優夏) ■エンコーからワリキリへ ―― このの主題である「ワリキリ」とはど

    Imamu
    Imamu 2013/03/18
    「素人信仰を語る男性がまずは多かった。なかには、「不幸の見本市」を見たいという男性~喫茶で競り落とすゲームに病みつきになった男性~ホラーハウスとして楽しんでいる男性も」「お金を貯める方法を知らない」
  • SYNODOS JOURNAL : ステルスマーケティングへの「対策」について 山口浩

    2013/1/169:0 ステルスマーケティングへの「対策」について 山口浩 ペニーオークション詐欺に関連して、広告塔となった複数のタレントがブログ上でやらせ口コミを行っていた件が、ステルスマーケティングだとして話題になっている。口コミマーケティングに関するガイドラインをつくっているWOMマーケティング協議会(WOMJ)のガイドライン委員会メンバーであるせいもあるかもしれないが、この件ではわたしも何度か取材を受けた。 件のペニーオークション詐欺事件に関するわたしの考えは、自分のブログでも書いた。基的には詐欺事件が「体」で、ステルスマーケティングはその広告のために行われたという意味で「傍流」の話だ。報道等では、またタレントがステマだ、けしからんと騒ぎ立てているが、どちらかというと、ただタレントの名前を出せば世間の関心が集まるだろうという売らんかな根性ばかりが目立つ。 「ステマというより芸

    Imamu
    Imamu 2013/01/16
    「誰しも自然に考え、日常的に行なっていることとステルスマーケティングとは、地続きの行為」
  • SYNODOS JOURNAL : いじめ防止に「怖い先生」は必要か? 内藤朝雄

    2012/12/2910:0 いじめ防止に「怖い先生」は必要か? 内藤朝雄 文部科学副大臣に就いた谷川弥一衆院議員は27日、記者会見の場において「いじめを防止するためには、先生としてボクシングや空手といった武道家が必要だろう。いないのであれば警察OBを雇う」といった趣旨の発言をした。ここ数カ月の間に、頻繁に報道されるようになった「いじめ問題」だが、いじめを解決する具体的な方法はなかなか提示されていなかったように思う。この発言を受け、シノドスではいじめ問題に詳しい社会学者・内藤朝雄に緊急インタビューを行った。 (2012.12.28 電話インタビューにて 聞き手・構成 / シノドス編集部・金子昂) ―― いじめの理論研究に携わる研究者として、谷川弥一文科副大臣の発言についてどう思われましたか。 さまざまな点で問題があると思います。 いじめに対して、普遍的なルールによるペナルティではなく、暴力

    Imamu
    Imamu 2012/12/29
  • SYNODOS JOURNAL : 安楽死や自殺幇助が合法化された国々で起こっていること 児玉真美

    2012/9/2811:0 安楽死や自殺幇助が合法化された国々で起こっていること 児玉真美 アシュリー事件―メディカル・コントロールと新・優生思想の時代 著者:児玉 真美 販売元:生活書院 (2011-10) 販売元:Amazon.co.jp クチコミを見る 尊厳死法制化をめぐる議論で、尊厳死を推進しようとする人たちの中から「既に安楽死や自殺幇助を合法化した国では、なんらおぞましいことは起こっていない」という発言が出ることがある。私はそうした発言に遭遇するたびに、そこでつまづき、フリーズしたまま、その先の議論についていくことができなくなってしまう。 「おぞましいこと」は当に起こっていないか? それとも現実に何が起こっているかを、この人は知らないのか? しかし、これだけ尊厳死法制化に積極的に関わってきたこの人が、当に知らないということがあるだろうか? それとも現実に起こっていることを十分

    Imamu
    Imamu 2012/10/01
    アシュリー事件」/「オランダには25歳以上の重症脳損傷患者を治療するための専門医療機関が」「起動安楽死チーム」/「安楽死後臓器提供」/スイス「自殺ツーリズム」
  • SYNODOS JOURNAL : 現代民主主義の困窮を希望にすり替える:山崎望「来たるべきデモクラシー――暴力と排除に抗して」書評 吉田徹

    2012/6/229:0 現代民主主義の困窮を希望にすり替える:山崎望「来たるべきデモクラシー――暴力と排除に抗して」書評 吉田徹 民主主義がかつてのような輝きを失ってから久しい。2000年代のページがめくられてから、大きな問題として浮上してきたのが、民主主義という政治制度に対する疑念や不信である。冷戦の終焉によって、民主主義は揺るぎない原則となり、世界大に拡大した。その途端に民主主義が苦難を抱えるようになったというのは、皮肉としか言いようがない。  例えば、「アラブの春」でチュニジアやエジプトといった国は、絵に描いたかのように、そして多くの民主主義者の理想を体現するかのように、大衆蜂起によって民主化を成し遂げた。しかし、その途端にイスラム主義勢力が台頭し、選挙で多数を占めるような状況を迎えようとしている。民主化は民主主義とイコール、少なくとも世俗的な民主主義のイメージと異なるものを生もう

    Imamu
    Imamu 2012/06/23
    「政治が見いだされるアリーナ-場所/集団を単位とした敵対性の契機-主体」境界線のゆらぎ//リベラル・ナショナリズム論/熟議民主主義論/闘技民主主義論/絶対的民主主義論
  • SYNODOS JOURNAL : オウム真理教とアカデミズム 大田俊寛

    2012/5/159:0 オウム真理教とアカデミズム 大田俊寛 大田俊寛氏 「日の宗教学は、オウムという対象に自らが躓いたことを、率直に認めなければならない。しかし同時に、そこで終わってはならない。なぜなら、学という営みは根的に、過去の行為に対する批判と反省の上に成り立つものだからである。オウムに躓いたことそれ自体ではなく、なぜ躓いたのかということに対する反省を怠ったとき、宗教学という学問は、当に死ぬことになるだろう」(『オウム真理教の精神史』あとがきより) 1995年にオウム真理教によって地下鉄サリン事件が引き起こされてから17年。同事件によって、社会的な信頼を失ってきた日の宗教学が、今直面している課題とは何なのか。『オウム真理教の精神史』で近代宗教としてのオウム論を展開した気鋭の宗教学者・大田俊寛さんに話を伺った。(聞き手 / 芹沢一也、構成 / シノドス編集部・宮崎直子) オ

    Imamu
    Imamu 2012/05/15
    『オウム真理教の精神史―ロマン主義・全体主義・原理主義』(1)80~90年代~日本社会の問題を追求→「視野が狭すぎる」(2)密教~仏教の歴史全体から→「視野が広すぎる」「オウム問題~「近代」の構造をきちんと把握」
  • SYNODOS JOURNAL : セクシュアルマイノリティと自殺リスク 日高庸晴×荻上チキ

    2012/4/2717:0 セクシュアルマイノリティと自殺リスク 日高庸晴×荻上チキ 社会的包摂をめざした政策実現のために、貧困や自殺問題が注目される中、セクシュアルマイノリティ(性的少数者)にも焦点が当てられつつある。 こうした中、セクシュアルマイノリティの実態について、疫学研究を行い、自殺・エイズ予防に向けて政府への提言を行っているのが、宝塚大学看護学部准教授の日高庸晴氏だ。 「国内における同性愛・両性愛の男性(以下、ゲイ・バイセクシュアル男性)の65%が自殺を考えたことがあり、15%が自殺未遂経験がある」……。日高氏がこれまでに行った調査によって得られた約3万人におよぶ膨大なデータは、セクシュアルマイノリティが抱えてきた「生きづらさ」の実情を真正面からあぶりだしている。 日高氏は、セクシュアルマイノリティの問題が社会的に広く取り上げられるようになったことを評価する一方で、性同一性障害

  • SYNODOS JOURNAL : 普遍的価値の擁護者としての「極右」―― リベラリズムのアイロニー 吉田徹

    2012/4/310:17 普遍的価値の擁護者としての「極右」―― リベラリズムのアイロニー 吉田徹 ヨーロッパの政界で「極右」が話題にならない日はないといってよい。主要なものだけを数えても、EU27カ国で20以上もの極右政党が存在しており、各国の国政選挙でも、ときによって20%近くの得票率を得るまでの存在になった。 「極右」というと、いまだに、スキンヘッドで部屋にナチスのハーケン・クロイツを掲げた愚連隊崩れというイメージで語られることが多い。そうでなくとも、たとえば最近では『ミレニアム1ドラゴン・タトゥーの女』(スティーグ・ラーソン)で描かれたように、ナチスだった経験を持つ年老いたファシストの集まりといった認識も根強い。 こうした描写はまったく間違いだというわけではないが、もはや「ファシスト」や「ネオナチ」といった形容詞でもって極右を語るのは、ミスリーディングという以上に、間違いに違い。

    Imamu
    Imamu 2012/04/03
  • SYNODOS JOURNAL : 山形浩生は何を語ってきたか(前編) 山形浩生×荻上チキ

    2012/2/239:52 山形浩生は何を語ってきたか(前編) 山形浩生×荻上チキ SF、科学、経済、文化、コンピューターなど幅広い分野で翻訳や評論活動を行う山形浩生さん(47)。大手調査会社の研究員として地域開発にも携わり、貧困国の開発支援をテーマにした翻訳『貧乏人の経済学』(エスター・デュフロ、アビジット・バナジー著)が近く上梓される予定だ。海外の先端学問を取り入れ、論客としても数々の論争を繰り広げてきた山形氏が、日の言論空間に残してきたものは何だったのか。荻上チキが鋭く迫った。(構成/宮崎直子・シノドス編集部) ■他人がやらないことを面白がる 荻上 今日は、「山形浩生は何を語ってきたか」というテーマでお話を伺いたいと思います。8年前、ライターの斎藤哲也さんが行った「山形浩生はいかにして作られたか」と題されたインタビューがありましたね。 “読者としての山形浩生”が、自身の読書遍歴を

    Imamu
    Imamu 2012/02/23
    「洋書では~参考文献の欄に、未発表論文やワーキングペーパーや草稿がリストアップされていて、そうした段階のものがやたらに出回っているということが非常によくわかります」
  • SYNODOS JOURNAL : 「一般意志2.0」実装の鍵はデータベース、ではない? 飯田泰之

    2012/1/2310:6 「一般意志2.0」実装の鍵はデータベース、ではない? 飯田泰之 ■「一般意志」はすでに実現している? 東浩紀氏の『一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル』(以下『2.0』)はルソーの政治・社会思想に現代的な拡張を施すことで、新たな民主主義を構想する快著である。 未読の方のために説明を加えておくと、東氏の解釈によればルソーは『社会契約論』において、個々人の思考と嗜好を「特殊意思」と位置づけ、その特殊意思を単純に足し合わせたものを「全体意思」と名付けた。そして、互いに相反する特殊意思を、その際を保ちながら折り合いをつけたもの(ヘーゲル流に言うならば止揚したもの)が「一般意志」ということになる。 一般意志の全体意思に対する優位性は、『2.0』の冒頭に掲げられた、 「熟議もなければ選挙もない、政局も談合もない、そもそも有権者達が不必要なコミュニケーションを行わない、

    Imamu
    Imamu 2012/01/24
    『価格のように、基本的には(または平常時には)全員が考慮する何か、つまりは、十分な調整能力のある指標がなければデータベースは一般意志を表明しない』
  • SYNODOS JOURNAL : 『この世で一番おもしろいミクロ経済学』もうひとつの「訳者解説」―― 翻訳家・山形浩生、自らの仕事を経済学的に考えてみる 山形浩生

    2011/12/1611:35 『この世で一番おもしろいミクロ経済学』もうひとつの「訳者解説」―― 翻訳家・山形浩生、自らの仕事経済学的に考えてみる 山形浩生 この世で一番おもしろいミクロ経済学――誰もが「合理的な人間」になれるかもしれない16講 著者:ヨラム・バウマン 販売元:ダイヤモンド社 (2011-11-26) 販売元:Amazon.co.jp クチコミを見る 書はマンガで経済学を説明しようという試みだ。書の解説にも書いた通り、マンガ経済学みたいなは、それなりにあるし、マンガまでいかなくても、図解ものは結構ある。じつは図解というのは、すでにわかっている人にはわかりやすいけれど、わかっていない人にはわかりやすそうで、じつはあまりよくわからないという欠点があるのだけれど、それは余談。 そしてまた、そうした入門書はなるべく人びとになじみのある話題で親しみやすさを増そうとして、時事

    Imamu
    Imamu 2012/01/05
    『多くの人は、効用というのを、気持ちよさや快楽のことだと思っている』「「最適化する個人」が最大化しようとしているのは、この「効用」みたいなもの」
  • SYNODOS JOURNAL : AMP MUSIC、アフリカのインディーズ音楽を世界で販売するという挑戦 梅本優香里

    2011/11/2911:1 AMP MUSICアフリカのインディーズ音楽を世界で販売するという挑戦 梅優香里 ■ アフリカから、世界へ。 「これはフェアな方法だ。だって自分たちの音楽であろうとマイケル・ジャクソンであろうと、同じように並ぶんだろう?」 今年2月、わたしたちはAMP MUSIC(アンプミュージック)という音楽レーベルを立ち上げた。アフリカのインディーズミュージシャンの音楽を、インターネットを通じて、世界中の音楽ファンに届けようというものだ。 彼らのつくる音楽は、人びとがアフリカと聞いて思い浮かべる伝統音楽とは違い、ローカルのいまどきの若者たちが生活のなかで楽しんでいるポップスやヒップホップだ。ナイロビは、周辺の東アフリカ諸国からミュージシャンたちが夢をもって上京してくる音楽集積地で、クラブも音楽スタジオもたくさんあり、新しいアフリカ音楽が生まれる土地である。伝統音楽をベ

    Imamu
    Imamu 2011/11/30
  • SYNODOS JOURNAL : 宇野常寛インタビュー(3) ビッグ・ブラザーからリトル・ピープルへ、社会への想像力を拡張するために

    2011/8/2013:4 宇野常寛インタビュー(3) ビッグ・ブラザーからリトル・ピープルへ、社会への想像力を拡張するために ■放射能という「みえない脅威」がぼくらの日常を半歩ずらしていく感覚 もちろん、これはゲームにかぎった話ではない。アニメで考えても80年代のアニメブーム時は昔の「ガンダム」のような架空年代記ものや、「ナウシカ」「AKIRA」のようなハルマゲドンものがシーンの中心にあった。これらは(革命を失った)若者たちに「大きな物語」を保証するファンタジーとして受容されていたと思うんですよね。のちのオウム真理教への影響ひとつとっても。しかし、現代において同じ位置にあるのは学園的な日常にファンタジー要素が入り込む作品やいわゆる「空気系」とか「日常系」とか呼ばれる作品群になっている。 そしてこの「拡張現実」をキーワードに新しい「政治と文学」の関係を記述できるんじゃないのかというのが、こ

    Imamu
    Imamu 2011/08/21
    「別に『仮面ライダー』じゃなくてもいいんですよ。AKB48でもニコニコ動画でも」「M1やアメトーークにもいえると思う」「マジック・ザ・ギャザリング」
  • SYNODOS JOURNAL : 児童ポルノ規制署名の背後にある、「人身売買に反対する」というレトリックの罠 小山エミ

    2011/8/810:53 児童ポルノ規制署名の背後にある、「人身売買に反対する」というレトリックの罠 小山エミ ■問題は児童ポルノ禁止法改正? 七月一日、米国系の化粧品店ザ・ボディショップと、子どもの権利を守る活動をしている民間団体が、文部科学省や国会議員などを訪れ、児童ポルノの個人所有を処罰することを含めた法改正を求める二十一万人分の署名を提出した。ところがそれが報道されるとインターネットでは、ザ・ボディショップの店頭などにおいて署名に参加した人たちのあいだから、自分たちは「子どもの人身売買に対する法整備を求める」という声明に署名したのであって、児童ポルノ禁止法の改正を求める署名だったとは知らなかった、という声があがった。 単純所持規制を求める要望書だとは知らずに署名してしまった、騙された!と感じる人たちの怒りは理解できる。しかし、問題を「不誠実な署名集めの手法が用いられた」だけだと認

    Imamu
    Imamu 2011/08/08
    外国人の権利侵害→「麻薬や銃火器の密輸・密売と同様な、単なる犯罪行為として警察・司法を通して取り締まる方向に国際的合意」
  • SYNODOS JOURNAL : 日本の職場の「窮屈さ」について 筒井淳也

    2011/7/2011:30 日の職場の「窮屈さ」について 筒井淳也 東日大震災は日の社会・経済にとって大きなショック要因となっている。と同時に、電力不足という課題はより構造的な変化を社会の様々なところに要請している。多大な犠牲をともなう災害ではあったが、何かしら社会が良い方向に変わるきっかけになるのなら、それを活かさないことは誰にとっても意ではないだろう。 みなさんは、日の職場は世界でトップレベルに「窮屈」であるという事実をご存知だろうか? 窮屈というのは空間的な意味ではなく(それもありそうだが)、自分の自由裁量で働く余地が少ない、ということである。よくいわれる有給休暇の取得率の低さなどから日の職場の窮屈さを推し量ることができるが、もっと直接的にそれを示すデータあるので、紹介しよう。 データは代表的な国際比較可能なサーベイであるInternational Social Sur

    Imamu
    Imamu 2011/07/20
  • SYNODOS JOURNAL : あやしい放射能対策 片瀬久美子

    2011/7/199:15 あやしい放射能対策 片瀬久美子 原発事故で放出された放射性物質による被害を避けるための対処法として、”放射能を分解除去できる”とか”放射能の毒出しができる”などと宣伝されている疑わしい方法が、雑誌などのメディアや放射線の害を警告する活動をしている一部の団体などから紹介されて広まりつつある。しかし、体内の放射性物質除去という効果に疑問が大きいだけでなく、かえって健康を害する恐れがあったり、効果が期待できないのに高額な商品であるなど、問題視すべきものが多い。その代表的ないくつかを紹介する。 ■マクロビオティック まずは、マクロビオティックである。これは独自の陰陽思想にもとづくトンデモ栄養学のひとつである。(マクロビオティックの詳しい解説は、ブログ「とらねこ日誌」を参照。http://d.hatena.ne.jp/doramao/ )  もともとはマクロビオティックに

    Imamu
    Imamu 2011/07/19
    マクロビオティック/EM菌/米のとぎ汁乳酸菌/ホメオパシー/林檎ペクチン/スピルリナ
  • SYNODOS JOURNAL : 正当性と正統性 大屋雄裕

    2011/6/2012:26 正当性と正統性 大屋雄裕 たとえば典型的な事例として、敗訴判決を受けて行政訴訟の原告側弁護団が「不当判決」という垂れ幕を掲げて出てくるような場面を想像してほしい。もちろん彼らは当該判決に不服であり、それが「正しくない」ものだと思っているのだが、しかしなおそこで否定されている「正しさ」と否定されていない「正しさ」の差異を、われわれは考えることができる。 ■ふたつの「正しさ」と「せいとうせい」 前者は、この事例において納得のいく結論を与えているかどうかという問題である。仮に彼らの満足行くような判決が出されていたとしたら、「正当な判断だった」とうなずくことになるだろう。このように、特定の判断が「正しい」か「正しくない」かを問題にするのが「正当性」(justness)である(なお、《正当であると証明できること》=「正当化可能性」justifiability、あるいはそ

    Imamu
    Imamu 2011/06/20
    "特定の判断が「正しい」か「正しくない」かを問題にするのが「正当性」justness~具体的な決定が「正しい」権限に由来しているのか、「正しい」手続きによって形成されたかといった点を問題にするのが「正統性」legitimacy"
  • SYNODOS JOURNAL : 東日本大震災と日本の転機 高原基彰

    2011/4/510:34 東日大震災と日の転機 高原基彰 まず、今回の震災で被災された方々に、お見舞いを申し上げたい。被災地の方々にあっては、以下の議論など気楽なものに思われるかもしれないが、どうかご容赦を頂きたい。 ◇真相と流言のあいだのジレンマ◇ 現在、マスメディアによる報道、およびインターネットで交換される情報のかなりの割合は、福島第一原発の事故に端を発する放射性物質の影響をめぐるものに占められている。この点に関して、今もっとも読まれるべき書物のひとつが、1937年に出版された清水幾太郎の『流言蜚語』だろう。 では「真実のb」が報道されさえすれば良いのだろうか。清水は、それほど単純ではないという。結局のところ、何が「事実」なのかを、万人の同意するかたちで定義できる情報というのは、じつは非常に限られたものだからである。 社会や政治に関わる事象、また人々が関心をもつ事象の多くでは、

    Imamu
    Imamu 2011/04/06
    『あらゆる主体は「偏向」している』『普遍的に無謬な「実証」「真実」~の実在がナイーブに信じられるというのは、一種の「信仰」の問題でしかない』
  • SYNODOS JOURNAL : リスク認知のゆがみ方 筒井淳也

    2011/3/1610:53 リスク認知のゆがみ方 筒井淳也 福島第一原発は、記事執筆の現時点でも予断を許さない状態である。このような段階で人々のリスク認知のバイアスについて記事を書くと事後的には不適切になる可能性もあるが、それでも、救済を必要としている人々の状態が深刻である地震後5日の段階で、報道・一般の人々の会話は、あまりに原発事故に偏っていた。 ◇心の「重み付け」によってゆがむリスク評価◇ リスク認知のバイアスは、簡潔に言えばリスクについての「心理的重み付け」によって生じる。 有名なのは行動経済学の知見で、それは「人間はリスクについて、利得についてはリスク回避的(貰えるものは利得が少なくても確実にもらう)であり、損失についてはリスク追及的(損失額が大きくとも確率が低ければリスクをとる)」といったものである。 他方で、原発リスクといった事象については、心理学のリスク論の方がよく当てはま

    Imamu
    Imamu 2011/03/16
    "自分でコントロールしやすいリスク-平気と思いがち""コントロールしにくいリスク"/保護皮膜(protective cocoon)-日々存在するリスクの遮断/「リスクを評価する活動を停止することが、日常生活の基盤である、という面」
  • SYNODOS JOURNAL : K-POPのビジネスモデルは今後どうなるのか? 清水剛

    2011/1/257:0 K-POPのビジネスモデルは今後どうなるのか? 清水剛 今回はこれまでとは少し方向を変えて、具体的なビジネスモデルの話をしてみたい。ただし、ここではトヨタやサムソン(三星)、あるいはハイアールのようなマッチョなビジネスモデルではなく、もっと身近なビジネスモデルに目を向けてみよう。最近話題のK-POPアイドルのビジネスモデルである。いま、ここでこの問題を取り上げるには訳がある。昨年は少女時代、KARAらK-POPの女性アイドルグループが大ブームとなり、新たな韓流を巻き起こしたとまでいわれていたが、そのブームを牽引してきたKARAがまさに今、所属事務所との対立で揺れているのだ。つい先日、5人のメンバーの内4人が、所属事務所との信頼関係が失われたとして専属契約解除を申し出(内1人はその後撤回)、その後事態は収束の兆しをみせているものの、なお先がみえない状況にある。 K-