ヒグマが生息しないとされる北海道・利尻島でヒグマとみられる足跡が見つかった問題で、現地調査をした専門家が7日、地元自治体の対策会議で、足跡やふんからヒグマ1頭が島に上陸、生息していることを確認したと報告した。海を泳いで渡ったとみられ、同島での確認は106年ぶり。 報告した道立総合研究機構の間野勉部長によると、人的被害や目撃情報がないことなどから、慎重な性格の雄の成獣1頭と推定されるという。 会議には利尻富士町や利尻町、北海道警などから計約20人が参加。当面、駆除はせず、島民や観光客に注意を呼び掛ける方針を確認した。