性転換で雄が増えていることが確認されたギンイソイワシ(山本洋嗣・東京海洋大准教授提供) 生物の雌雄は遺伝情報で決まるが、魚の中には水温の影響で性転換する変わり者もいる。水温上昇が続く東京湾では、イワシの仲間で性転換が急速に進み、約8割が雄になっていることが東京海洋大の調査で判明した。自然界での確認例は世界初で、このまま地球温暖化が進行すれば生態系への大きな影響が懸念されるという。 性ホルモンのバランスが原因か 一般的に、生物の雌雄は受精時の性染色体の組み合わせで決まる。人の場合、性染色体はXとYの2種類があり、XXは遺伝的に女性、XYは男性となる。魚の多くも同様にXXは雌、XYは雄になるが、他の脊椎動物に比べ生活環境の影響を受けやすい。そのため孵化(ふか)前後の水温しだいで、遺伝的な性とは異なった形で精巣や卵巣が発達し、性転換してしまうことがある。
現代数学で最も重要な難問とされる「ABC予想」を証明したとする京都大数理解析研究所の望月新一教授の論文が、同研究所の編集する専門誌「PRIMS」に掲載されることが3日までに決まった。論文はインターネット上に2012年から公開されていたが、8年越しで専門誌に掲載されることとなる。 【写真】京大に看板「中止だ中止!」 整数では足し算と掛け算ができるが、ABC予想はその二つの演算の絡み合い方に関する問題。1980年代に欧州の数学者たちに提唱された。ABC予想の成立を仮定すると、多くの未解決の予想が証明されるため重要な問題とされてきた。論文は四つあり、計約600ページに上る。 PRIMSの編集委員長は望月教授だが、同研究所の柏原正樹教授と玉川安騎男教授が共同編集委員長となり、望月教授を除いた特別編集委員会をつくって今回の論文を審査した。 望月教授は発表したコメントで、証明の難しさについて「既存の数
1800年代のヨーロッパで、ヒルは多すぎる需要により絶滅の危機に追い込まれたため、何度も輸出禁止措置が取られた。これが最初期の野生生物保護措置と考えられている。(Photograph by Paul Van Hoof, Minden Pictures) カナダのトロント・ピアソン国際空港で、パトロールしていたビーグル犬が意外な臭気を嗅ぎ取った。臭いのもとは、ロシアから帰国したばかりのカナダ人男性の手荷物だった。 犬は、旅行者の横でサッと伏せをする。これは、禁止薬物などを見つけたときに犬がカナダ国境サービス庁の職員に送る合図だ。 男性の鞄を覗いた職員が発見したのは、数百個の容器いっぱいに詰められた5000匹の生きたヒルだった。2018年10月17日、カナダで初めてヒルの「密輸業者」が捕らえられた(当局は、今のところ「違法にヒルを輸入した容疑者」としている。密輸の意図があったかは確定していない
東京電力福島第1原発を訪問した主人公らが鼻血や倦怠(けんたい)感を訴える描写や、「今の福島に住んではいけない」などの表現で議論を呼んでいた漫画「美味しんぼ」を連載する小学館の「週刊ビッグコミックスピリッツ」最新号(19日発売)に、「ご批判、お怒りは真摯(しんし)に受け止め、表現のあり方について今一度見直していく」などとする編集部の見解が掲載されていることが16日、分かった。自治体や有識者による描写への賛否両論を並べた特集も掲載された。 併せて、美味しんぼを次号からしばらく休載することが明らかにされた。編集部によると、休載は以前から決まっていたという。 「『美味しんぼ』福島の真実編に寄せられたご批判とご意見」と題した特集では、有識者13人の意見や福島県庁、同県双葉町、大阪府・大阪市から送られた抗議文が10ページにわたって展開された。 この中で、立命館大の安斎育郎名誉教授(放射線防護学)
河野談話の見直しを求め、集まった約14万筆の署名を菅義偉官房長官に渡した後、記者団の質問に答える日本維新の会の「歴史問題検証プロジェクトチーム」座長の中山成彬元文科相=18日午後、首相官邸(酒巻俊介撮影) 慰安婦募集の強制性を認めた平成5年の河野洋平官房長官談話の見直しを求めている日本維新の会の「歴史問題検証プロジェクト・チーム」は18日、座長の中山成彬元文部科学相らが首相官邸を訪ね、談話見直しを求める署名約16万筆を菅義偉官房長官に手渡した。 署名は維新国会議員団が広く国民に呼びかけて2月20日から集めた14万2284筆と、地方議員らが1月末から集めた1万4699筆。中山氏は記者団に「国民の声を届けた。『従軍慰安婦』は存在しなかったというのが事実だ。事実をしっかり知っている人に検証してもらいたい」と述べ、政府による速やかな談話検証作業の開始を求めた。 菅氏は記者会見で、談話検証作業につい
STAP細胞の論文問題で、理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダー(30)の代理人弁護士は17日、週明けにも不服申し立てに関する追加資料を理研に提出すると明らかにした。 代理人の三木秀夫弁護士によると、捏造(ねつぞう)とされた画像を取り違えて使った経緯について、本来載せるべきだった画像を添付して、詳しく説明するという。三木氏は「それさえあれば、捏造(との指摘)は吹き飛ぶ」と強調した。 また、切り張りした画像については、改竄(かいざん)の定義に当たらないと改めて主張する。 理研の調査委員会が調査に使った小保方氏関連の資料のうち、弁護士らが開示を求めていた資料の一部が返却されており、これも参考にする。 追加資料は小保方氏の体調などを踏まえ、段階的に提出する考え。三木氏は「資料作りは詰めの段階。不服申立書で言い足りない部分を補充する」と話した。 理研の調査委は現在、再調査するかどうかの審査を
埼玉県坂戸市にある女子栄養大学で、大学の食堂で食事をした学生や教職員合わせて146人が下痢や吐き気などの症状を訴え、埼玉県はノロウイルスが原因の集団食中毒と断定し、食堂の運営を3日間停止する処分をしました。 今月14日、坂戸市千代田の女子栄養大学から「学食を利用した学生などがおう吐などの体調不良を訴えている」と坂戸市の保健所に連絡がありました。 保健所が調査したところ、今月13日までの3日間に大学の食堂で食事をした学生87人と教職員59人の合わせて146人が下痢やおう吐などの症状を訴えていたことが分かりました。 このうち女子学生の1人が入院したということですが、全員が快方に向かっているということです。学生や調理した人などを調べた結果、ノロウイルスが検出されたことなどから、埼玉県はノロウイルスによる集団食中毒と断定し、食堂の運営を16日から3日間停止する処分をしました。 女子栄養大学は栄養士
一般的な話題 前代未聞のねつ造論文 学会発表したデータを基に第三者が論文を発表 2013/10/15 一般的な話題, 化学者のつぶやき, 論文 投稿者: ペリプラノン 巷はハロウィーンムード一色ですね。お菓子をねだる子供の幽霊はかわいいものですが、趣向を変えて不気味な幽霊が引き起こしたミステリーをひとつ紹介しましょう。 ミステリーとはずばり、自分の研究が幽霊によって先に発表されてしまったというものです。 これを読めば研究者の方なら誰でも背筋に冷たいものを感じるはずです。 その幽霊による被害者はHarvard Medical Schoolの細胞生物学者Bruce Spiegelman教授です。 科学者たるもの論文を書いてなんぼです。日々の研究成果を論文として出版したときに初めてその研究の記録が人類史に刻まれていきます。よって論文とは研究者の命と言えるでしょう。今回のポストでは化学とは関係あり
妻を殺害し死体を切断、自宅地下に埋めたとして1910年にイギリスで死刑となったホメオパシー医師Hawley Harvey Crippen、通称「Dr. Crippen(クリッペン博士)」。カナダへ逃走するために乗った客船で、船長に正体を見破られての「世界初の無線を使った逮捕劇」も有名で、小説や映画のモデルとなったり、ろう人形がマダム・タッソー館に展示されたりもしている有名殺人犯です。 事件から1世紀を経た科学捜査により、クリッペン博士の自宅で発見された死体は妻のものではなかったことが判明し、えん罪であった可能性が高まっています。 詳細は以下から。Express.co.uk - Home of the Daily and Sunday Express | UK News :: CSI proves Dr Crippen innocent ミシガン州出身のクリッペン博士は、ステージ歌手であった
【脳研究 – issues&ニセ科学問題】 fMRI Lie Detection Gets Its Day in Court Can Brain Scans Detect Lying? Exclusive New Details From Court Hearing Brain Scans Not Acceptable for Detecting Lies, Says Judge – Science Insider アメリカ合衆国下級判事 / 嘘発見器 – Wikipedia日本語版 Science誌の一般向けニュースサイト(Nature Newsみたいなものですかね)にこんな記事が出てました。何というか、昨年のMR. BRAINの件を思い出しますね。 そもそも何でこんな話になったのかというと、1番目の記事にその発端について簡潔にまとめた記述があります。 A hearing under
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