【ワシントン=勝田敏彦】宇宙飛行士・野口聡一さんら5人が滞在中の国際宇宙ステーション(ISS)で21日、運用を管理しているコンピューターが故障し、地上との通信が1時間ほど途絶えた。ISSでコンピューターが故障するのは珍しい。 米航空宇宙局(NASA)によると、ISSに結合している欧州の実験棟「コロンバス」から異常なデータが送られてきたのが原因。予備のコンピューターは2台あり、このうちの1台に切り替えて対応した。 一方、ISSに19日までドッキングしていたスペースシャトル・エンデバーは米東部時間21日午後10時20分(日本時間22日午後0時20分)、米フロリダ州ケネディ宇宙センターに帰還する予定。エンデバーはISSに大きな窓つきの小部屋「トランクウィリティー」を運んだ。