量子力学の反常識と素粒子の自由意志 (岩波科学ライブラリー) 作者: 筒井泉出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2011/04/28メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 39人 クリック: 1,089回この商品を含むブログ (12件) を見る おもしろい! たまたまいまグリーン『隠された宇宙』を読んでいて、だれも観察できなくても、数式が存在するといったらそれは存在するのだという議論を延々と読まされ、首をかしげていたところだけれど、本書は観察されていないものは(それが月であっても)存在していないのだという話。さらにそこからあらわれるパラドックスについての説明のための仮説として、ぼくたち(そしてなんと、素粒子!)の自由意志が出てくるところは、まったくの不意打ちで驚愕。 観察したときには何があり、しないときにはない、というとパラドックスが生じるけれど、それは観察がランダムに、人の自由意志に
![筒井泉「量子力学の反常識と素粒子の自由意志」(岩波科学ライブラリー):不意打ちの衝撃。とんでもない極論めいた話を、実に説得力ある形で紹介。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/dde028a007336b6c3672c4a98429017fa61046e3/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F414FYF0AZpL.jpg)