はじめに 本記事は Kotlin Advent Calendar 2019 12日目の記事です。 KotlinはJavaと比較してモダンと言われ続けてきていると思います。 しかしJavaのリリースサイクルが半年に1回となり、今までよりも良い言語になりつつあり、将来的な保守性を考えたときにJavaの方がいいのでは?という意見もあり、言語選定の時にどちらを選択すればいいのかと悩むことがあると思います。 そこで、最新のJavaの動向とKotlinを比較して、どちらがよりモダンかを比較したいというのが今回の内容です。 比較する対象はKotlinの最新バージョンとJavaの12以降の機能になります。 Javaについては、バージョン13が2019/9/18にリリースされましたが、今回は開発中のJDK14やそれ以降に入りそうな機能もいくつか比較していければと思います。 JDK11以前の機能については、他
コンピュータサイエンスの世界でプログラマーに特に影響のある有名な書籍について、Web上で無料で読めるものがまとめてあります https://t.co/kU9FmMkXDw 現在でも変わらず読まれているものや、昔からこの業界にいるほ… https://t.co/kHEBpVdgrL
コンテナのアプリケーション実行環境を管理するオープンソースソフトウェア、Dockerをおよそ5分でざっくり解説します。 Dockerとは? Dockerとは、Docker社(旧dotCloud)が開発するコンテナのアプリケーション実行環境を管理するオープンソースソフトウェア(OSS)です。2013年にオープンソースのプロジェクトとして公開されました。 コンテナは、実行環境を他のプロセスから隔離し、その中でアプリケーションを動作させる技術です。コンテナが利用するリソースは他のプロセスやコンテナから隔離されています。そのため、コンテナに構築されたアプリは独立したコンピュータでアプリが動作しているように見えます。 コンテナを用いることで、異なるサーバでも、同じ構成の環境を簡単に構築することができます。PC全体を仮想化する仮想マシンとよく比べられますが、仮想マシンよりも軽量で高速に動作し、実行に必
TL;DR 並行処理を実装する人のこれからのスタンダードになる一冊。買い。 並行プログラミング入門 ―Rust、C、アセンブリによる実装からのアプローチ 作者:高野 祐輝 オライリージャパン Amazon 買ったら思いの外早く届いたのでパラパラと読み始めたら一気に読み終えてしまった。 総評 敢えて雑な喩え方をするなら The Art of Multiprocessor Programming (通称TAoMP本) の内容を薄めてRustやアセンブラや計算モデルを足したような本だった。 日本語の書籍としてはかなり珍しくWait-Free, Lock-Free, Obstruction-Freeの違いなどを適切に論じており、TTAS Lock, MCS Lock, TL2といった日本語では希少な情報が書かれているレアな本である。これらに付いて論じている日本語の本は知る限り (TAoMP本と昔僕
みずほ銀行システム障害の調査報告書が公開されたのがニュースになって、Twitterなどで色々な人がコメントをしているのを見た。140文字しか書けない空間で他人の失敗談の揚げ足取りをするのは簡単だが、そこからは一時の爽快感以外に何も得るものがないので、僕はそういうのはカッコ悪いと思っている。 そこで、ちゃんと読んでみたら全く他人事でない部分も沢山あるし、非常に面白く勉強になったので、ブログにまとめてみる。 技術的な話 銀行のシステムがどのようになっているのか、全然イメージが湧いていなかったので、それがまず勉強になった(p.29)。 トラフィックのソースに応じて用意された色々なシステムから基幹システム「MINORI」の取引メインバスにトラフィックが流れ、そこから各種システムへとリクエストが送られていく。この辺はService Oriented Architectureらしい。開発当時としては(
ITゼネコンの巣窟 デジタル庁 いよいよ9月に、デジタル庁が鳴り物入りで発足する。霞ヶ関省庁のデジタル予算を一手に握る“最強組織”という触れ込みだ。民間人材の登用と役所の縦割り排除により、国民が享受するITサービスの向上と劇的なコスト削減を狙っている。しかし、その目的の実現は容易ではない。日本は世界でも稀有なIT丸投げ大国だ。1990年代以降、官公システムの構築は、NTTデータや御三家(富士通、NEC、日立製作所)らを頂点とする重層下請け構造「ITゼネコン」に依存をし続けてきた。デジタル庁は大きな裁量を武器に旧来の商習慣を断ち切る構えだが、すでにITベンダーやコンサルティング会社の暗躍は始まっている。本特集では、デジタル庁に群がる企業の構図と、IT後進国ニッポンの切実な実態に迫った。 バックナンバー一覧 政府が進めるデジタル改革の狙いの一つは、官公庁システムのITベンダーヘの「丸投げ依存」
疑問9 なぜe-口座への一括切替処理を2~3月に実施したのか みずほ銀行は2021年2月27日から6回に分けて、1年以上記帳が無い定期性預金の口座約259万件を、通帳を発行しない「みずほe-口座」へ一括して切り替える計画だった。1回につき切り替える口座は45万件だ。 しかし2月28日、定期性預金システムでは45万件のe-口座一括切替処理に加えて、月末取引のバッチ処理が25万1000件予定されていた。合計は70万1000件だ。それに対して、定期性預金システムの「取消情報管理テーブル」のインデックスファイルは、1日当たりの更新が64万2969件を超えると容量オーバーになる設定だった。 月末や年度末の処理がある2~3月にe-口座への一括切替を強行したのは、3月末までに259万件の通帳を廃止できれば、印紙税を年間約16億円削減できると見込んでいたためだ。 「突き抜け」の心配は無かった またみずほ銀
プログラミング言語のKotlinを開発するJetBrainsは、KotlinでAndroidアプリ、Webアプリ、Desktopアプリを統一的に記述できるフレームワークとなる「Compose Multiplatform」がアルファ版に到達したことを発表しました。 Compose Multiplatformは、Android用のUIフレームワークである「Jetpack Compose」をベースに、Webアプリ用の「Jetpack Compose for Web」、Windows/Mac/Linuxのデスクトップアプリケーション用の「Jetpack Compose for Desktop」の3つのフレームワークを統合するものです。 ベースとなるJetpack Composeが今月バージョン1.0となったのを契機に、Compose Multiplatformがアルファ版として登場することになりま
Google、Facebook、マイクロソフトらが、OSカーネルをプログラマブルに拡張できる「eBPF」の開発と発展を目指す「eBPF Foundation」を結成 eBPFとは、Linuxカーネルのコードを変更することなく、カーネルの持つさまざまな機能をフックすることでカーネルに対してある種の機能拡張を実現する技術です。 このeBPFの開発促進や発展を目指す「eBPF Foundation」が、Linux Foundation傘下で発足しました。発足メンバーはGoogle、Facebook、マイクロソフト、Netflix、Isovalentの5社。 一般にOSカーネルの機能の変更や拡張を行うには、カーネルのソースコードを書き換え、再コンバイルしなければなりません。そのため、例えばカーネル内のネットワーク関連の機能を拡張してプロトコルやセキュリティを追加したいと思っても、その実現には手間が
何の話か Mercurialを業務で使ったので、これまでGitを使ったときとの所感をメモっておく Mercurialはチームのメンバーとして既にある運用ルールで使ったが、Gitは2人で使っていて割と独学で私がルールを作っていた MercurialとGitの違い Mercurialは間違ったマージの戻しはかなりつらい(らしい) Gitの戻しも綺麗に戻すには結構つらいが、Mercurialで間違ったマージをプッシュした場合、「間違ったマージをプッシュしたら殺すw」と冗談めいて言われるレベルらしい 理由としては、そういった操作をするためのコマンドがデフォルトで用意されていないからかな?と思っている コミットをローカルで戻すのにも拡張コマンドを使えるようにしないといけないとかあったし Mercurialは単純、Gitは高機能な印象 Mercurialは現在のチームではほんとに次のコマンドしか使って
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