ITシステム開発の問題点の一つであるコミュニケーションの失敗。本連載では、これを防ぐ方法としてお勧めしたい3つのドキュメントを紹介していく。今回は、「技術視点」のドキュメントとして、2000年代以降注目されている「Design Doc」について解説します。
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2016年から目標として掲げ続けてきた、Kindle本の販売という目標を2020年3月15日にようやく達成しました。 AWSの薄い本 IAMのマニアックな話 作者:佐々木拓郎発売日: 2020/03/15メディア: Kindle版 IAMのマニアックな話とEPUB Kindleで販売を開始した本は、昨年執筆しBOOTHで販売していた『AWSの薄い本 IAMのマニアックな話』です。この本は、Re:VIEWという紙書籍・電子書籍作成支援ツールを利用していて、PDFだけでなくEPUB形式でも出力可能でした。なので、執筆している当時は、BOOTHと同時にKindleでも販売開始しようとしていました。が、出来上がったEPUB版をみて、販売を見合わせていました。 書籍を作成する場合、図の位置であったり内容に合わせて改ページを考えます。しかし、一般的なEPUBは、リフロー型といって画面や文字サイズに合わ
RailsやDjango、LaravelなどWeb開発のフレームワークはいくつかありますが、JavaScriptだけで実装が可能なNode.jsも選択肢の1つ。Node.jsに関心がある方、初めてWeb開発をやってみようという方に、翔泳社から9月25日に発売した『入門Node.jsプログラミング』がいかがでしょうか。今回は、本書を使ってどのように学んでいけばいいのか、抜粋して紹介します。 本記事は『入門Node.jsプログラミング』の「LESSON 0 Node.jsとJavaScriptエンジンの準備」から抜粋したものです。掲載に当たり、一部を編集しています。 本書で学ぶこと 本書の目標は、Node.jsというプラットフォームで、JavaScript言語を使って、Webアプリケーションを構築する方法を学ぶことです。本書は、前章までに学んだ概念や開発スキルに基づいて進行します。 順番にレッ
プログラムがまだ不慣れな人が「プログラムちょっとわかるようになったけど、まだぜんぜんオブジェクト指向とかできてません」のように言ったり、ちょっと慣れた人が「このソース、ぜんぜんだめ。オブジェクト指向ができてない」にようなことを言ったり、まるで、オブジェクト指向ができてるかどうかがよいプログラムかどうかを表すことになってるようだ。 Javaのアルゴリズムの本に、「Javaなのにオブジェクト指向ができていない」のような書評がついているのを見たときには、お前は何を求めてるんだと思ったりもした。 そのようなオブジェクト指向は、窓から投げ捨てるべきだ。オブジェクト指向はプログラムのよしあしの基準にならない。 むだにHogeインタフェースとHogeImplクラスがあったり、むだにnewするだけのcreateメソッドがあったり、どこで値が設定されてるかわからないオブジェクトがひきまわされてたり、ソースコ
Clean Architecture 達人に学ぶソフトウェアの構造と設計を読んだので、まとめてみます。コメントやツッコミなどのフィードバックがあればうれしいです。 続編としてクリーンアーキテクチャ本を読むためのポイントという記事を書きました。併せてご覧ください。 なぜ良著?著者のロバート・C・マーチン(著書読んだことあるかも?)は、50年前から現代に至るまで、様々なアーキテクチャを見て、第一線級として開発し続けてきた経験を元に、どのアーキテクチャでもクリーンにしようとするなら、基本部分は変わらないと言ってて、それらが美味くまとまった本だからです。 いってみればコンピュータ工学について抑えるべきポイントを解説した本であり、The Clean Architectureそのものについてはほとんど割かれていません。それくらい、基本として知るべき事が書かれた本なのです。 最近のアーキテクチャを追いか
筆者(uchan)は現在,自作OSの分野で精力的に活動しています.そんな筆者も最初から知識が有ったわけではありません.当然ですが最初は初心者でした.このエッセイは,筆者の自作OS人生を振り返り,何のきっかけで自作OSに足を踏み入れ,どうやって成長したかを語るものです. 筆者について 筆者はOS開発関連技術のコミュニティosdev-jpで活動しています.OSや低レイヤ技術が好きな人が集まってもくもくと作業をする「自作OSもくもく会」を2ヶ月に1回くらい開催したり,OSC(オープンソースカンファレンス)に出展したりしています.また,2017年と2018年にはセキュリティキャンプ全国大会でOS開発を主題とするゼミの講師をやりました. 筆者はIntel x86アーキテクチャが好きで,そのためのOSを作るための要素技術を研究しています.OSを作るためにはページングやLocal APICなどのCPUの
2/23(土)に「モブプログラミング・ベストプラクティス ソフトウェアの品質と生産性をチームで高める」が発売します。すごく良い本なので良かったらお買い求め下さい。既に予約開始しているようなのでぜひご予約下さい。 解説しましたなんとありがたいことに、この本の解説文を書かせていただきました。 お話をいただいた時、正直なところ、 「原著者の方の名前は聞いたことないし本当に面白いのかなー」 「心の底からおすすめしたい本じゃないと解説は書けなそうだ」 などと思い、出版社の担当者の方にもその旨を伝えていました。 ところが読んでみて本当に面白かったので、心置きなく解説させていただきました。 今でもモブプログラミングをずっと現場でやっていて、いろんな場所で講演・研修・ワークショップをやってきて、「この本はモブプログラミングの必読本だ」と自信を持っておすすめできます。 内容について章立ては以下です。 第1章
Deleted articles cannot be recovered. Draft of this article would be also deleted. Are you sure you want to delete this article? 半年前から低レイヤーに関する勉強をしている。 その中で読んだ技術書の感想、そしておすすめの読む順番をここにまとめてみる。 OS 30日でできる! OS自作入門 おすすめ度:80(満点100) 一言:自作OSの初心者向け 自作OSでまず初めに候補に挙がるのがこの本。2006年に出版された本ではあるが、OSの根幹を理解するにはとても良い。最初からアセンブリでメモリ操作をがっつり書くため、アセンブリの経験やレジスタ周りの知識が無いと挫折してしまうかも知れない。そこを乗り越えれば楽しくOSを実装していける。 コンピュータシステムの理論と実装 ―
2018年12月25日、日本図書館協会(JLA)は、JLA目録委員会と国立国会図書館(NDL)収集書誌部が連携して策定を進めてきた『日本目録規則2018年版』の刊行を発表しました。 PDF版についても、2019年1月7日の公開に向けて準備中とあります。 また、2018年3月に公開された「予備版」と今回刊行された版の関係、冊子体とPDF版の関係等について説明した資料「『日本目録規則2018年版』刊行・公開について」、予備版以降の変更点についてまとめた資料「「予備版」以降の変更事項について」、エレメントの名称と条項番号を対照した一覧「エレメント一覧(五十音順)」も今回の刊行にあわせ公開されています。 お知らせ一覧(JLA) http://www.jla.or.jp/home/news_list/tabid/83/Default.aspx ※2018年12月25日付のニュースに「『日本目録規則2
アウトな表紙(笑)が目印のしがないライフへの脱出マニュアル 場所を池袋に移して2018/10/8に盛況のうちに終了したエンジニア向け技術本の同人誌祭典・技術書典5。僕は当日行けなかったのですが知っている人が出している界隈で話題の本は代わりに買ってきて頂けました。(Takuさんありがとう!) その一つが本書、テック系Podcastでも人気の「しがないラジオ」のお2人が出した本です。ブラック一色の表紙に光のWeb系目指した非常口、現役SIer系の僕が会社の昼休みに読んだりすると完全アウトっぽいやつですね。(むしろ弊社はエスアイヤーなんて言葉あまり使わないので、ネタになるかも?) 表紙はアウト気味ですが中身は非常に体系的にしっかりしており、Twitterで感想があったように文章はいつも通り明快で論理的、非常に読みやすい転職その他の指南本となっています。 しがないラジオ自体、また本書のタイトルも理
こんにちは、gamiと申します。 2018年10月8日(月)に開催された技術書典5に軽い気持ちで初サークル参加しました。 techbookfest.org 結果、オンライン購入も含めて1週間で800部も売れたので、驚いてブログを書いてます。 別に売れた本が良い本という訳でも無いですが、「こんなに需要があったのか!」という感じです。 頒布した本は、『完全SIer脱出マニュアル』という、なんとも燃えそうなタイトルの本です。今でもPDF版はダウンロード購入できます。 booth.pm 本の内容や本を出すまでの経緯は、以下のブログに書いたのでぜひご覧ください。 jumpei-ikegami.hatenablog.com 事前の準備 紙の本は200部刷った 技術書典では、Webサイト上でサークルを「チェック」することができます。 さらにサークル側は、自サークルの被チェック数を見ることができ、どのくら
Linus、今までの行いを謝罪し一時的にカーネルメンテナーの立場を退いて人の気持ちを勉強してくると発言 完全に背景事情を調べ上げたわけではないのだが、どうもLinusが毎年参加しているLinuxカーネルの会議に、Linusがスケジュールを間違えて参加できなくなるという事態が発生した。当のLinus本人はもう20年も続いている会議だし自分がいなくてもやっていけるだろうと楽観視していたが、会議自体がLinusの都合にあわせてリスケジュールされた。 LinuxにおいてLinus Torvaldsといえば第一人者であり極めて重要な存在で、そのLinusが毎年参加している重要な会議にLinusが参加できないとあれば、その他のあらゆるコストを度外視して根回し調整を行い、Linusが参加できるようにイベント全体のリスケジュールを行うのは人間の感情から考えて当然である。しかし当のLinus本人は他人の感情
はじめまして!今年の4月にフィードフォースに入社した id:daido1976 です!Rails に弄ばれる日々を過ごしています。 フィードフォースでは今年の4月と5月に私を含む計3名の新人エンジニア(開発実務未経験者)が入社をし、現在研修を受けている真っ最中です。 研修の一環として、『メタプログラミングRuby』を読んでいたのですが、初心者にはかなり難しい内容の本ということもあり、各自きちんと理解ができているかどうかチェックする意味も込めて社内で読書感想会を開催しました! メタプログラミングRuby 第2版 作者: Paolo Perrotta,角征典出版社/メーカー: オライリージャパン発売日: 2015/10/10メディア: 大型本この商品を含むブログ (3件) を見る もちろん新人エンジニア達にとって技術書の読書感想会など初めてなので、過去社内で行われていた以下の記事を参考に。 d
しがないラジオのgamiです。 JavaScript界隈では有名な、オライリーのサイ本こと『JavaScript 第6版』という鈍器、もとい書籍を読みました。 JavaScript 第6版 作者: David Flanagan,村上列出版社/メーカー: オライリージャパン発売日: 2012/08/10メディア: 大型本購入: 12人 クリック: 252回この商品を含むブログ (18件) を見る 2012年に発行された、約800ページもある、かなり内容の多い本です。 僕は本を読むときにesaに要約しながら読み進めるのですが、サイ本のまとめesaは全体で「約1万行」という修行みたいな分量になっていました。 サイ本、3年越しくらいでやっと読み終わったあああああ!!!esaにまとめながら読んでたけど、コードも含めて約23万字、1万行の分量になっててesaが悲鳴あげてたw今度感想ブログ書く。多くの人
マイナビ出版社様および、著者(かつ、私から見たら元同僚)の櫻井さん(このエントリーではこの後sakuさんと称す)*1のご厚意により、一冊頂戴いたしました. Dockerによるアプリケーション開発環境構築ガイド 作者: 櫻井洋一郎,村崎大輔出版社/メーカー: マイナビ出版発売日: 2018/05/29メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見る ありがとうございます! 結論から言うと、タイトルの通り プロのエンジニアを名乗って一人前に仕事するなら一冊個人なり会社なりで持っておけ!!! っていうくらい(元同僚バイアスを抜きにしても)よくできている本なので、感想(書評)と自分のDockerなお話を書きたいと思います. TL;DR Dockerはじめての人も使ってる人も「Dockerによるアプリケーション開発環境構築ガイド」は手元においておけ、それぐらい良い本だぞ! サ
経済産業省は、民間事業者等が、データの利用等に関する契約やAI技術を利用するソフトウェアの開発・利用に関する契約を締結する際の参考として、契約上の主な課題や論点、契約条項例、条項作成時の考慮要素等を整理した「AI・データの利用に関する契約ガイドライン」を作成し、あわせて、本ガイドライン(案)に対する意見募集の結果を取りまとめました。 1.背景・経緯 IoTやAI等の技術革新によってデータが爆発的に増加するに伴い、事業者間の垣根を超えたデータ連携により、新たな付加価値の創出や社会課題の解決が期待されています。他方で、データやAI技術を巡っては、契約実務の蓄積が乏しいこと、あるいは当事者間の認識・理解のギャップがあること等により、契約の締結が進まないという課題があります。 こうした課題に対し、経済産業省では、2017年5月に「データの利用権限に関する契約ガイドラインVer1.0」を策定しました
独立行政法人情報処理推進機構(以下、IPA)および一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(以下、JPCERT/CC)は、脆弱性関連情報の適切な流通および対策の促進を図り、一般利用者に対する被害を予防することを目的として、2004 年 7 月 8 日に「情報セキュリティ早期警戒パートナーシップ(以降、本パートナーシップ)」の運用を開始しました。本パートナーシップは、経済産業省の告示に基づき、関係者に推奨する行為を取りまとめた「情報セキュリティ早期警戒パートナーシップガイドライン(以降、本ガイドライン)」に則り運用しています。しかしながら、届出を受けた脆弱性関連情報の中には、本ガイドラインの定義に合致しないことから、取扱いの対象とならず不受理となるものがあります。本ガイドラインの取扱対象を理解することで、本パートナーシップをより効率的に活用できるよう、過去に不受理となった届出のうち
共著者として参加していた書籍『React,Angular,Vue.js,React Nativeを使って学ぶ はじめてのフロントエンド開発』が、2018/5/9に技術評論社さまより発売となりました。 React、Angular、Vue.js、React Nativeを使って学ぶ はじめてのフロントエンド開発 作者: 原一浩,taisa,小松大輔,永井孝,池内孝啓,新井正貴,橋本安司,日野洋一郎出版社/メーカー: 技術評論社発売日: 2018/05/09メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る どんな本か React、Angular、Vue.js、React Nativeそれぞれが、同じサーバのAPIを参照し、同様の機能を持ったアプリケーションとして作成します。React Nativeは、ネイティブアプリを開発するためのフレームワークなため、SPA(Single-page
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