EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

Linuxコードのメンテナーというのは、何千人もの開発者からのマージ依頼を受け取り、コード中にエラーがなく、リグレッション(退行)がないことを確認し、ワークツリーの上流や下流にある他のメンテナーによるパッチとの連携を調整し、最後にマージ対象パッチをメインラインに取り込むという作業を担う人々だ。また、バックポートも実行する。メンテナーはこのように多くの作業を担当しているが、ここに挙げたのはコードに関する「楽しい」部分だけだ。 メンテナーはさらに、異なる意見を持つ開発者間の調停役を務めたり、ベンダーやユーザーとやり取りをする必要もある。後者は、ハードウェア企業との話し合い、そしてそうした企業のドライバーをオープンソース化するための調整作業、ドライバー開発方法に関する開発者支援、ノートPCに搭載されているタッチパッドを機能させるためのユーザーサポート(ドライバー開発時にハードウェア企業が協力して
最近、大手や中堅を問わずSIerの経営者は何かにつけて「オファリング」を口にする。富士通の「Uvance(ユーバンス)」がその代表例で、人月商売の親玉たちの間で絶賛大流行中と言ってよい。クラウドサービスなどの形で自社プロダクトなどを客に使ってもらおうという新規事業なので、脱人月商売の動きとして高く評価してあげよう……。と言いたいところだが、SIerの経営者は肝心要の施策に怖くてどうしても踏み切れない。だから、駄目なんだよね。 まずオファリングだが、既にこの「極言暴論」で何度か触れている。「ソリューション(解決策)の提供」といった意味合いで、自社・他社のソフトウエアプロダクトやコンサルティングサービスなどを一括して提供しようというものだ。システム開発を意味するSI(システムインテグレーション)やシステム保守運用といった従来の人月商売が「おっしゃっていただければ何でもやりますよ」というご用聞き
基幹システムのモダナイゼーションやDX(デジタルトランスフォーメーション)、さらには生成AI(人工知能)ブームなどで活気づく国内のIT市場。ただし、不測の事態が起こりかねない国際情勢や不安定な経済の動きが国内景気に影響を及ぼす可能性もある。今後の国内IT需要の行方はどうなるか。ITサービス事業者の代表格である富士通とNECが相次いで発表した2023年度(2024年3月期)上期(2023年4~9月)の決算から需要動向の先行指標となる受注状況に注目して見通しを探る。 「SXが新たなIT需要になりつつある」(富士通) 富士通が2023年10月26日に発表したITサービスにおける上期の国内受注状況は、全体で前年同期比118%と大きく伸長した。
関連キーワード クラウドコンピューティング | メインフレーム メインフレームへの投資意欲が高まっていることが、メインフレーム向けのソフトウェアベンダーBMC Softwareが実施する年次調査で明らかになった。クラウドサービスへの投資が加速する中で、メインフレームをレガシーシステムだと見なして投資を抑制する企業はあるが、それ以上にメインフレームの活用を広げる企業が多い実態が見える。メインフレームへの投資が戻ってきた背景には何があるのか。 メインフレームへの投資“復活”は当然なのか? 併せて読みたいお薦め記事 岐路に立つメインフレーム 「COBOL」を楽に脱却できれば“メインフレーム最新化”は進むのか 「メインフレームの今後は明るい」は本当か? クラウドはもう「メインフレーム」に追い付いたのか? BMC SoftwareはITおよびビジネス分野のリーダー約800人を対象にメインフレームに関
Kotlinなどの開発元として知られるJetBrainsは、テクニカルドキュメントのための一連のツールを統合したドキュメントオーサリングツール「Writerside」のプレビューリリースを発表しました。 ソフトウェア開発においては、テキストで記述されたソースコードをGitでバージョン管理し、ビルドによって複数のソースコードを1つのアプリケーションへとまとめ上げ、コンパイルし、テストをして本番環境へのデプロイによりアプリケーションを公開します。 そしてこのプロセス全体を、さまざまな機能を備えたツールチェンを用いて自動化することで、ソフトウェア開発の効率を高めています。 一方で、例えばアプリケーションのチュートリアル、SDKやAPIのリファレンスドキュメントなどのドキュメントの制作過程においては、複数のファイルをフォルダにまとめ、手作業で目次のページとリンクさせることや、ソースコードのサンプル
RoadRunner is a high-performance PHP application server and process manager, designed with extensibility in mind through its utilization of plugins. Developed in Go, RoadRunner operates by running your application in the form of workers, where each worker represents an individual process, ensuring isolation and independence in their operation. It is designed to be like a central processor for PHP
ダウンロードはこちら プログラムの実行速度を高速にしやすいプログラミング言語として知られる「C++」は、さまざまなアプリケーションの開発に使用されている。Googleがその後継と位置付けて開発を進めているのが、プログラミング言語「Carbon」だ。 なぜC++の後継のプログラミング言語が必要なのか。CarbonとC++はどのような関係になるのか。こうした観点で、アプリケーション開発者を支援する専門家の寄稿を基に、Carbonを解説しよう。 中身を読むには、「中身を読む」ボタンを押して無料ブックレットをダウンロードしてください。 関連記事:「C++」の後を継ぐ「Carbon」 Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Spring Boot 2系のOSS版サポート終了を、モダンなアプリ開発環境を手に入れる“絶好のチャンス”とするための選択肢とは:「最高の開発者体験」の実現に向けて JavaとSpring Bootの進化は止まらない。Spring Boot 2系のOSS版サポート終了を、モダンなアプリケーション開発・運用を加速する“絶好のチャンス”として生かすにはどうすればよいのか。その決断をするのは今だ。 人気開発フレームワークのOSS版サポートが終了、その後はどうする? Javaアプリケーションの開発フレームワークである「Spring Boot」の2.7.x(2系の最終マイナーバージョン)が、2023年11月24日にOSS(オープンソースソフトウェア)版サポートを終了する。ユーザーは、3.1.xあるいは(2023年11月23日リリース予定の)3.2.xにバージョンアップするか、商用サポートサービス「V
米Microsoftは10月5日(現地時間)、「C# Dev Kit」の一般提供を開始した。今年6月からプレビュー提供されていたが、ようやく正式版として提供される。 【画像】「C# Dev Kit」に含まれる拡張機能 「C# Dev Kit」は、「Visual Studio Code」でC#開発の環境を手軽に構築できるようにした拡張機能。以下のC#開発向けの拡張機能を1つにまとめたもので、Windows、Mac、Linuxに対応する。 ・C#:「OmniSharp」ベースの既存拡張機能をリニューアルし、パフォーマンスを向上。単独でも引き続き無償提供 ・C# Dev Kit:ソリューションエクスプローラーとネイティブテストエクスプローラーを提供。「Visual Studio」サブスクリプション下でライセンスされる ・IntelliCode for C# Dev Kit:AIによる開発支援。「
TIOBE Softwareが発表したプログラミング言語の人気ランキング「TIOBEインデックス」の2023月10月版では、JavaとC#のレーティングが1.2ポイントのわずかな差に縮まっている。 ソフトウェア品質の評価と追跡を手掛けるTIOBE Softwareは、2023年10月版の「TIOBEプログラミングコミュニティーインデックス」(通称「TIOBEインデックス」)を発表した。 TIOBEインデックスはプログラミング言語の人気度を示すランキングで、同社が毎月更新している。2023年10月のランキングでは「Python」が14.82%で首位を維持した。2位~5位は「C」(12.08%)、「C++」(10.67%)、「Java」(8.92%)、「C#」(7.71%)だった。 Python、C、C#は、それぞれ長期にわたって首位、2位、5位を占めている。C++は6月にJavaを抜いて3位
Reactベースのフレームワーク「Next.js 13.5」正式リリース。使用メモリ40%削減、ローカルサーバ起動の高速化など性能向上 Reactベースのサーバサイドフレームワークとして知られるNext.jsの最新バージョン「Next.js 13.5」正式版がリリースされました。 使用メモリの削減、ローカルサーバの起動高速化などの強化が行われています。 Next.js 13.5 22% faster local server startup 29% faster HMR (Fast Refresh) 40% less memory usage Optimized package imports `next/image` improvements And over 438 bugs patched!https://t.co/edW10gB19X — Vercel (@vercel) Sept
ReactOS Deutschland e.V.は10月1日(現地時間)、ReactOSのGUIセットアップ開発にフルタイムで従事するために、Hermès Bélusca-Maïto氏を5ヶ月間雇用したことを発表しました(Phoronix)。 同氏は2021年からプロジェクトに参加している長年の貢献者で、ReactOSの様々なコンポーネント、特にクライアント/サーバーランタイムサブシステム(CSRSS)、コンソールサーバーサブシステム(CONSRV)、NTVDMなどのスキルと専門知識を持っています。 目標は、第一段階のReactOS GUIセットアップを完成させることにあり、古典的な第一段階のテキストモードセットアップ(USETUPとも呼ばれる)に代わるものを提供する予定です。現在、ReactOSをインストールする唯一の選択肢はテキストモードのセットアップで、残りのセットアップ/インストー
はじめに こんにちは。Repro で Booster の開発をしている杉浦と申します。 最近は JavaScript の盛り上がりが凄いですね。今ではブラウザ内にとどまらず、サーバサイドでも活用される様になりました。 これには、言語仕様が整理されたり機能が強化されたり、非常に大きな発展があったという点が大きいです。 実は、言語としての JavaScript だけではなく、最近 HTML との境界インタフェースとしての JavaScript の仕様も最近かなり明確化されてきています。 自分も HTML5 の最初のあたりまでは把握していたのですが、Booster の開発に携わる中で久しぶりに確認したところ、随分と仕様が進化し複雑になっていました。 今回はそんな HTML 規格の変化部分の紹介と、過去からの HTML と JavaScript の流れを振り返る簡単なまとめです。 HTML 仕様と
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