オブジェクト指向入門 第2版 原則・コンセプト (IT Architect’Archive クラシックモダン・コンピューティング) 作者:バートランド・メイヤー翔泳社Amazon これまでの続きで、「オブジェクト指向入門 第11章 契約による設計」を読んだ。「オブジェクト指向入門 第6章 抽象データ型」を読んだ - $shibayu36->blog; で紹介した抽象データ型と同様に非常に面白い章であった。プログラムの設計を考える時に役立ちそうな知識が自分の中で言語化されたので、今後の設計時や、コードレビューの指摘の時にも役に立ちそう。 この章は信頼性の高いソフトウェアを記述するために、表明という概念を解説してくれる。例えば、ソフトウェアが正しいとは何かについての議論や、事前条件・事後条件・クラス不変表明のような表明の種類の説明、それぞれの表明の役割、表明の使いみち、表明の監視などについての