「SAF」と呼ばれる循環型の航空燃料の導入を各国の航空会社が進める中、使用済みの食用油からつくる国産の燃料の供給が5月1日から始まりました。 SAFは原油以外のさまざまな原料から作られる循環型の航空燃料で、脱炭素を目的にEUがことしから一部の使用を義務づけるなど各国の航空会社で導入が進められています。 こうした中、使用済みの食用油からつくる国産のSAFの供給が1日から始まり、関西空港で式典が開かれました。 各地の飲食店などから食用油を回収し、石油元売り大手やプラント建設大手などの合弁会社が大阪 堺市にある製油所で生産しました。 最大で年間3万キロリットルを供給する計画で、通常の航空燃料に一定の割合を混ぜる形で大手航空会社などが使用します。 国によりますと、飲食店などの事業所から出る使用済みの食用油は年間およそ40万トンで、その9割以上が回収されていますが、主に家畜の飼料や化学製品の原料など
