WannaCry騒動、Struts 2脆弱性、リオ五輪、そのとき「彼ら」は何をしていたのか:「セキュリティリサーチャー」って何をする人?(1/2 ページ) サイバーセキュリティの重要性が増すにつれ、ネット上ではさまざまな脅威や脆弱性の情報があふれんばかりに増え続けている。そんな情報過多な状況から、有用な情報だけを選別し、正しく共有していくこともまた必要だ。WannaCry騒ぎ、Apache Struts 2脆弱性……そのとき「彼ら」は何をしていたのか。 「人材不足」「育成の必要性」などの課題と関連してひとまとめに語られがちな「セキュリティ人材」。しかし、セキュリティ対策の実装や運用だけでなく、内外との調整役、脆弱(ぜいじゃく)性検査とその結果に基づく設計、いざ問題が生じた際のレスポンス対応など、さまざまな役割が必要だ。業務内容は多岐にわたるため、1人で全てを担うのは難しい。セキュリティ担当