シリアで拘束されている安田純平さんを助けるべきかどうかで意見が分かれている。犯人グループの要求は5,000万円~1億円でなんとも絶妙なところ。議論が対立する今こそ2004年に起きた「イラク日本人人質事件」の顛末を紹介しておきたい。 こちらはイラクで誘拐され、数日経ってから解放された渡辺修孝と安田純平の記者会見の様子。 フリージャーナリストを名乗る2人はわざわざ危険地帯に足を運び、まんまと捕まってしまった。このとき、犯人一味の要求は珍しく金ではなく現地からの自衛隊の撤退だった。 当時のニュースはWebArchive「イラクで拘束の渡辺さん、国を提訴」などにも残っているので概要を簡単に紹介しておきたい。 (1)イラクでフリージャーナリストの渡辺修孝と安田純平が誘拐された (2)イラクの武装勢力は日本に対し、自衛隊の撤退を要求 (2)小泉純一郎総理は「自衛隊は撤退させない」と宣言 (3)2人は無