『お母さん食堂』に抗議した高校生が抱いた危機感。 2020年12月に、京都府、兵庫県、岡山県に住む3人の女子高校生たちが、「ファミリーマートの『お母さん食堂』の名前を変えたい!!!」とネット上で署名運動を始め、7500人以上の賛同を得ました。公益社団法人ガールスカウト日本連盟の会員である3人は、女性差別やジェンダーバイアスについて学んだ際に「お母さん食堂」のネーミングに疑問を抱いたそうです。彼女たちは、街のあちこちに店を構える大手コンビニの店頭に「お母さん食堂」のポスターを掲げられることで、それを目にした子どもたちに、将来にわたって「女性=家事・育児」といったアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)が根強く残っていくのではないか、と訴えました。 彼女たちの訴えに対して、SNSでは「〈お母さん食堂〉の何が悪い」「言葉狩りだ」など、強い反発もおきました。「お母さん食堂」の何が悪いのでしょうか?
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