ユネスコ世界記憶遺産に南京大虐殺関連史料が登録された。来年(2017年)の「慰安婦関連史料」登録阻止のために何をすべきなのか。わが国が直面する課題を考える。 韓国の「元慰安婦」たちは口々に日本軍の強制連行を訴え“性奴隷”として扱われたと主張するが、その証言は一貫性に欠け、矛盾が多い。米下院の「慰安婦非難決議」で証言台に立った元慰安婦は、連行時の年齢や場所、状況、慰安所の場所すら二転三転する始末だった。 そもそも慰安婦は戦時下における「公娼」であり、公権力による連行は一切、確認されていない。在韓ジャーナリスト・藤原修平氏が指摘する。 「民間業者に騙され、半ば強制的に慰安婦になった女性が皆無とは言えません。しかし、日本軍による強制連行が事実なら、これまで”被害者”以外の証言がいっさい出てこないのはあまりに不自然です」 韓国が主張する慰安婦20万人の強制連行が事実ならば、その痕跡が必ずどこかに残