6月末、米Google(グーグル)の将来を担う若手幹部候補生約40人が日本を訪れた。「アソシエイト・プロダクト・マネジャー(APM)」と呼ばれるプログラムで、4カ国を約2週間かけて巡る研修ツアーを年1度、実施している。 グーグル副社長から米Yahoo(ヤフー)CEO(最高経営責任者)となったマリッサ・メイヤー氏が2002年から始めたグーグルの伝統で、若手開発者に広い視座と知見を与え、幹部候補として育てることが狙いだ。 このツアーを引率するのはグーグルでモバイル向けOS(基本ソフト)「アンドロイド」の開発チームを統括する製品管理担当副社長のブライアン・ラコウスキ氏。日本市場や日本企業をどう捉えているのか。ラコウスキ氏に話を聞いた。 今回、来日した目的を教えてください。 ラコウスキ氏:APMのツアーの一環で来日しました。 このツアーは、グーグルの将来を担うプロダクトマネージャーが各国のユーザー