奈良県天理市布留町の高台にある石上神宮は、伊勢神宮と同様に我が国最古の神社のひとつに数えられ、「古事記」、「日本書紀」にも記載されています。 3世紀後半の崇神(すじん)天皇7年、物部伊香色雄命(もののべのいかがしこおのみこと)によって創建されたと伝えられ、布都御魂大神(ふつのみたまのおおかみ)、布留御魂大神(ふるのみたまのおおかみ)、布都斯魂大神(ふつしみたまのおおかみ)を祭神(その神社で祀ってある神)としている神社です。 日本書紀によると、第11代垂仁天皇39年に、垂仁天皇(すいにんてんのう)の皇子である五十瓊敷命(いしきのみこと)が1千口の刀剣を作って石上神宮に納め、そのまま石上神宮の神宝を管理した、とあります。 その後皇子は、神宝の管理を妹の大中姫命(おおなかつひめのみこと)に任せますが、大中姫命は物部氏(もののべし)に管理を委譲します。このため物部氏が石上神宮を管掌(自分の管轄の仕
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