2014年3月19日のブックマーク (4件)

  • 分析の封殺 - 擬似環境の向こう側

    再帰的な被告人 えらい文章を読んでしまった。『黒子のバスケ』脅迫事件の被告人意見陳述である。ネットで話題になったので、読んだ人も多いだろう。 「黒子のバスケ」脅迫事件の被告人意見陳述全文公開 「黒子のバスケ」脅迫事件の被告人意見陳述全文公開2 ぼくがこの文章を読み進めているうちに最初に思い出したのは、朝日平吾の事件だ。1921年9月、朝日は実業家・安田善次郎を刺殺し、その場で自殺している。橋川文三は『昭和ナショナリズムの諸相』という著作でこの事件を取り上げ、大衆社会論の枠組みを使って以下のように論じている。 朝日平吾の場合には、自己の存在が完全に断片化され、原子化された人間以下のものであるという強烈な挫折感がいだかれていた。… 朝日をつき動かした衝動は、逆説的な意味で不遇な大衆層のデモクラシー(=人間としての平等化)の要求を反映したものであり、伝統的な要因によって形成されたいっさいの人間的

    分析の封殺 - 擬似環境の向こう側
    JuliusCaesar
    JuliusCaesar 2014/03/19
    かの被告人の述べた言葉は量こそ圧倒的だが、その質はまさに陳腐そのものではないか。一流の人ならば封殺されるどころかその本当の心理を求めて闘志が涌いてくるところだろう。
  • 「黒子のバスケ」脅迫事件の被告人意見陳述全文公開1(篠田博之) - エキスパート - Yahoo!ニュース

    2014年3月13日に東京地裁で行われた「黒子のバスケ」脅迫事件初公判で、渡辺博史被告が読み上げた冒頭意見陳述の全文をここに公開します。当初は月刊『創』の次号に掲載しようと考えていましたが、この事件について多くの人に考えてもらうために、全文を早く公開したほうがよいと思いました。 法廷では時間の関係で全文朗読されなかったのですが、読み上げなかった部分に重要な記述もあります。例えば、昨年、脅迫を受けた書店が次々と出版物を撤去していった時期の後に、被告は書店への放火を計画していたという内容です。実行前に被告は逮捕されたわけですが、これは実行されていたら、深刻な事態を引き起こしていたと思われます。 この公判の内容は新聞・テレビで報道されていますが、ごく一部のみ切り取って報じられているため、内容が正しく伝えられていない気がします。アベノミクスで景気回復などと庶民の実感と乖離したことが喧伝される一方で

    「黒子のバスケ」脅迫事件の被告人意見陳述全文公開1(篠田博之) - エキスパート - Yahoo!ニュース
    JuliusCaesar
    JuliusCaesar 2014/03/19
    このような惨めな人にも一時の楽しみを与えることができるのが漫画だと思うが、残念ながら「黒子のバスケ」はこの人に届かなかったようだ。
  • ネットでは、給湯室談義が権力を帯びるようになり、ワイドショー人間が権力者になる - シロクマの屑籠

    昨日の続き。 これまでの社会では、ほとんどの人間がワイドショー的なお喋りに耽っていようとも、たいして問題になることはなかった。 もともと人間は、ある程度までワイドショー的だ。給湯室談義も、床屋談義も、居酒屋談義も、かしこまって専門的に喋るわけでも、責任を意識しながら喋るわけでもない。学術的な正確さよりもゴシップや醜聞に惹かれ、下世話な話題に相槌を打つ――そうした泡のような言葉は、歴史が始まって以来、無数にわき起こってきたし、これからもわき起こるだろう。 問題は、そうした給湯室談義、居酒屋談義的なものが、インターネットでは泡のような言葉として消えてしまわず、ときには権力や強制力を帯び始めるって点だ。 素人同士のワイドショー的会話は、来はたわいもなく話され、たわいもなく忘れられていくものだった。純粋な話し言葉だった頃のワイドショー的会話は一過性の度合いが強く、まさに泡のような存在だった。 そ

    ネットでは、給湯室談義が権力を帯びるようになり、ワイドショー人間が権力者になる - シロクマの屑籠
    JuliusCaesar
    JuliusCaesar 2014/03/19
    テレビのワイドショーもまた何人もの人生を壊してきたし、ムラ社会における井戸端会議も十分に暴力(暴力的でなく)だった。昔も今も人間は変わらないという方が当たっている。
  • 「ロッキー」を「ポッキー」に改名 イスラム圏も本家に:朝日新聞デジタル

    商品名は「ロッキー」ではなく、やっぱり「ポッキー」――。江崎グリコはチョコレート菓子「Pocky(ポッキー)」を、マレーシアではイスラム教徒に「pork(ポーク)」(豚肉)を連想させるとして、「Rocky(ロッキー)」と名前を変えて販売してきた。しかし、世界販売強化の一環で、「家」の名前に戻すことにした。 グリコがマレーシアに進出したのは1970年代。進出検討当時、現地の販売代理店から「イスラムの国だし、ポッキーは、ブランド名を変えてはどうか」と提案があり、頭文字を「P」から「R」にして約40年間販売してきた。 ただ、グリコは東南アジアを中心にポッキーの世界販売を強化しており、統一的なPR戦略の展開を図っている。

    「ロッキー」を「ポッキー」に改名 イスラム圏も本家に:朝日新聞デジタル
    JuliusCaesar
    JuliusCaesar 2014/03/19
    マレーシアで英語は旧宗主国の言語なので今もある程度使われているらしい。もっとも敬虔なムスリムは「豚を意味する英語」なんて気にしないのではないかと思われる。