今年はみかんの花がたくさん咲きました。 木の周囲には、きれいな甘い香り。 香りに「きれい」というのはおかしいですね。 「清澄な」にしましょうか。 甘いけれども、甘ったるくない。 凜とした甘さ。 ・・・・・・・・ 五月待つ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする 古今和歌集より よみ人しらず 《ざっくり訳》 五月になるのを待ちかねたように花開く、橘。 橘の花の香りを嗅ぐと 「ああ、あの人が好んで衣に薫らせ、 身にまとっていた香りだ…」 と、昔恋した人をしみじみと思い出してしまうのですよ。 ※昔の人=昔の恋人。 ・・・・・・・・・・ みかんの花が咲くと、この歌を思い出します。 橘の花の香りを直に嗅いだことはないのですが、 匂い袋を持っていまして。 何となく似ている気がするのです。 だって柑橘系だもの(°_° 上の写真は5日前に撮影したもの。 あれから花はほろほろと散りまして、 散った後には、 みか