〇日 Aさんたちからお誘いを受けて、18時から食事会。 ほとんどが30代、40代。 席を見渡すと、自分がもっとも年長であることに気づく。 この歳になって 声をかけてくれたり、訪ねて来てくれる人の多いことは、 有り難いことだ。 少しは人にあたたかく、やさしく接することが できるようになっただろうか。 いまさらながら、自分を振り返る。 幼いままなのか、 若い人たちと同じ時間を過ごして、違和感がないのが複雑。 ネオテニーという言葉がある。 幼形成熟、幼態成熟。 動物が幼虫あるいは幼生の形のまま、 大人の状態になることをいうのだそうだ。 半歩先も見えず、大きな夢も目標も持たず、 たいした努力もなしで 稚拙なアタマを抱えたまま生きてきた。 歳だけはとったが、 これぞという自分はいまだ持てぬままのネオテニー。 ブレーキを踏みながらアクセルを踏み続けている。 こんな状態はいつまで続くのだろう。 おじさん