福島県双葉町の役場機能移転後も埼玉県内で居住を希望している加須市の旧県立騎西高校に避難している同町民について、上田清司知事は10日、東武伊勢崎線加須駅周辺など加須市内の3エリアで、双葉町民がまとまって住めるアパートなどが見つかったことを明らかにした。 双葉町は6月17日に役場機能を福島県いわき市に移転したが、同町役場埼玉支所によると、旧騎西高校では移転後も職員10人が業務を続け、町民約70世帯107人が生活。うち55世帯79人が引き続き、埼玉県内の居住を望んでいる。 上田知事は「双葉町の方がある程度まとまって住める場所が加須駅と加須市役所の中間などに見つかり、現在、市とも連携しながら、町民に意向調査をしている。1人世帯も多いはずなので、寂しくならないよう、コミュニティーを維持しながら住めるよう配慮したい」と述べた。 新居について上田知事は「閉校した旧騎西高校の避難生活とは異なり、いざ福島県