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2008年7月24日のブックマーク (5件)

  • 弁護士が被害者救済をしないというのは言いがかりだ!! - 大法原の隠棲処

    光市母子殺害事件と弁護 光市母子殺害事件の弁護がらみで、一つこういう指摘をする人がいます。「弁護士会が左翼的反権力闘争ばかりにご執心になって、被害者救済を置き去りにしてきたから、弁護団バッシングが起こったんだ」という論調です。しかし、私から言わせれば、こんな立論は、まさしく「言いがかり」以外の何物でもないと思います。自分たちの興味のない対象から目をそらしてきた結果、弁護士の活動を十分認識していないからいわれのない非難をしているといったレベルのものです。こんな指摘をされたら、青筋を立てる弁護士の先生だっているのではないかと思います。第一に、法律家は専門分化している領域であり、すべての領域のマスターなどないものねだりということです。確かに、個々の弁護士という視点からすれば、被害者の救済という視点には目が行っていない弁護士が存在していることを抽象的に否定することはできないでしょう。しかし、弁護士

  • 橋下徹氏vs弁護団の訴訟、結審 - 大法原の隠棲処

    光市母子殺害事件と弁護橋下氏と光市母子殺害事件の弁護団の、懲戒請求扇動をめぐる訴訟は、先日結審。判決は今年の10月2日ということになりました。民事訴訟法上、結審から判決は2か月以内で、という規定があります*1が、3カ月の期間をあけるようです。無論単なる努力義務規定なので裁判所が違法・不当なことをしているという訳ではありませんが、こんなにかかる理由は何なのか、ちょっと考えてもみたくなります。 判決の中身は裁判官の思考に任せますし、予想の開陳は控えますが、まあなんといいますか、すっかり失速してしまったなあ・・・というのが、偽らざる所感です。何と言っても、結審がブログなどでほとんど扱われない*2というのは、悲惨です。結審当日の弁護団のページのアクセス数より、私の家ブログのアクセスの方が多いってのはどういうことなんでしょう?この事件は、刑事弁護というものを崩壊させかねないような主張に対して一喝を

  • 今枝仁弁護士へ - 大法原の隠棲処

    光市母子殺害事件と弁護 ブログは消してしまったようですが、お変わりありませんか?囲碁ははじめてみましたか?最初はわからないことだらけかもしれません。囲碁というゲームが面白くなってくる前に挫折してしまう人が少なくないのが現実ですが、そこさえ乗り越えれば、こんなに面白いゲームはない・・・と私は思います。 さて、たかじんのそこまで言って委員会の掲示板に、今枝弁護士の意見が掲載されていました。実在の有名人の名前は確認をとって掲載するようですので、人であるとみてよいかと思います。久々の今枝弁護士の言動ですが、この点について多少私見を述べさせていただきたいと思います。 橋下氏は訴え取り下げに同意しなかったということですか。相手方の同意を要しない「請求の放棄」という手もあるにはありますが、相手の立場を尊重する立場で取り下げる以上、そこまでの強硬手段は自重したのであろうと推測いたしております。 多くの弁

  • 今枝仁弁護士が語る光市事件の教訓 「裁判員制度は法曹界を変える!」|『週刊ダイヤモンド』特別レポート|ダイヤモンド・オンライン

  • 今枝仁弁護士が語る光市事件の教訓 「裁判員制度は法曹界を変える!」 2|『週刊ダイヤモンド』特別レポート|ダイヤモンド・オンライン

    週刊ダイヤモンド編集部 【第21回】 2008年05月23日 今枝仁弁護士が語る光市事件の教訓 「裁判員制度は法曹界を変える!」 ――今回、死刑判決を出した裁判官は、世論に流されたと思うか。 裁判官に世論の影響はまったくなかったと思う。影響があったとすれば、最高裁の判決内容と村さんの意見陳述だろう。 最高裁判決の結論部分に「死刑の選択を回避するに足る特に斟酌すべき事情があるかどうか、さらに慎重な審理を……」とある。私はこれを「村さんの意見に耳を傾けろ」という意味に受け止めた。被告人が友人宛に書いた不謹慎な手紙など無反省な態度について、「遺族にきちんと謝罪しろ」というメッセージだ、と。ところが、弁護団も被告人もまったく逆の態度を取ってしまった。裁判所をバカにした弁護士は当然負ける。 2007年9月20日の村さんの意見陳述の後、被告人が真摯な態度で村さんに向き合い、少しでも被害