従軍慰安婦問題で最近よく見かけるのが、“アジア女性基金という日本の善意を韓国(側団体)が拒絶したこと”を殊更に残念がってみせる連中です。 その連中の多くは単に、慰安婦問題が解決しない責任を韓国側に押し付けたいだけに過ぎません。あるいはアジア女性基金のことをよく知らないだけでしょう。 元々慰安婦問題を解決させたいと尽力した人たちの考えは以下のようなものです。 和田 我々としては、国家が謝罪をして国家が補償をすべきだという考えでした。ところが、政府としてはそれができないという結論が出て、財団法人という形で基金を作ることになりました。 私は意見を聞かれた時に、「基金をつくるのは良いが、法律によってつくってほしい。政府のお金と国民のお金を一緒に入れて、基金として償い事業をして欲しい」と提言しましたが、受け入れられませんでした。官房長官の五十嵐(広三)さんも努力しましたが、結局通らずに、償い金という