日本で爆買いする中国人観光客のニュースの陰に隠れてしまい、日本ではそれほど話題にならなかったようだが、春節直前に日本と中国を巡って「おや?」と思わせる出来事があった。日本政府の無償協力で北京に設立された「中日友好病院」(中国語では「医院」)が、名称から「友好」を外したというものだ。 日本の援助でできた病院名から「友好」が消えた このコラムを書くにあたって改めて調べてみると、中国共産党中央の機関紙「人民日報」が運営するネットサイト「人民網」は2月13日付で、中国政府の国家衛生計画生育委員会が、中日友好病院は今後、特別な場合を除いて、略称の「中日病院」を使うこととする通知を出したと報道。さらに、中日友好病院自身も、中国の短文投稿サイト「微博(ウェイボー)」に2月14日付で、「国家衛生計画委員会による直属・関係期間の略称に関する通知に従い、略称を『中日病院』にした」と投稿した。 投稿は続けて「正