日韓関係は「史上最悪の関係にある」と言われているが、その発端となったのが7年前の2012年8月10日の李明博大統領(当時)の竹島(韓国名:独島)上陸であることは誰もが認めるところである。 韓国の大統領としては初めて、それも歴代大統領の中で最も「反日」と称されていた李承晩初代大統領ですら足を踏み入れなかった「禁断の地」に現職大統領が上陸した訳だから、「竹島は歴史的にも、国際法的にも我が領土」と主張する日本は猛反発。以後、日韓関係は悪化の一途を辿った。順調だった日韓関係が暗転し、「韓流ブーム」が消沈したのは周知の事実である。 李明博氏は「左翼系」とみなされている金大中、盧武鉉、文在寅ら進歩派大統領とは違って、保守派大統領である。現在の野党第1党「自由韓国党」の前身である「セヌリ党」(旧ハンナラ党)に所属していた。 その「自由韓国党」は現在、「韓日関係を不必要に悪化させている」として文在寅政権の