2021年12月、定例記者会見でのプーチン大統領。ウクライナに侵攻した彼の本意は何か(写真・2021 Bloomberg Finance LP) 30年以上前に独立した隣国ウクライナをロシアの衛星国に変えようとして全面戦争を仕掛けたプーチン大統領による今回の侵攻。冷戦時代にソ連が有していた「勢力圏」の復活に執念を燃やす大統領が、前世紀的大国主義に基づく蛮行を行った。国際社会を一挙に敵に回した暴挙の背景には、権力の一層の集中で独裁色を強め、反対意見を進言する側近もいなくなったプーチン政治の変質がある。 ロシアが払う莫大な戦費「戦争とお金」の深い関係 ■側近中の側近も反論できず… 驚愕の出来事ばかりの今回の侵攻劇。2022年2月21日深夜の国家安全保障会議(SGB)の異様な進行もその1つだ。安保問題での最高決定機関であるSGBは、この日に限って深夜に、しかもテレビ中継された。プーチン氏は居並ぶ
![ウクライナ侵攻を決断したプーチン大統領の変質、クレムリン最高幹部も異論挟めない独裁者化が進む(東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a4b8f7b9aca45b979aa0c683445231b2fb178a63/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnewsatcl-pctr.c.yimg.jp%2Fr%2Fiwiz-amd%2F20220310-00537323-toyo-000-3-view.jpg%3Fexp%3D10800)