そんなロシアの“メディア規制の闇”を、ソ連崩壊直前の1990年から28年間モスクワで生活し、ロシアやプーチン大統領に関する著書などを多数執筆されている国際関係アナリスト・北野幸伯(きたの・よしのり)さんが解説します。 北野さんは、1990年にモスクワに留学。その翌年にソ連崩壊を現地で目撃しました。「モスクワ国際関係大学」卒業後、2003年にプーチン大統領の元側近とコンサルタント会社を立ち上げ、2005年から執筆活動を本格的に開始します。2015年からはメルマガで“自身が見たロシアの実情”を配信。「クリミア併合」の情報発信をしたことで移民局から圧力をかけられたこともあり、2018年に28年間住んだモスクワを離れ、ロシア人の妻と2人の子どもと一緒に帰国したということです。 Q.モスクワに留学しようと思われたのはどういうところからなのですか? (国際関係アナリスト 北野幸伯さん) 「今はモスクワ