中国の防空識別圏(ADIZ)問題が引き続きニュースを賑わせていますね。中国のADIZに入った日米の軍用機計12機を識別・確認し、中国空軍がSu-30MKK、J-11などをスクランブルさせたとか、させてないとかといった報道もあります。 昨日あたりから中国当局もさすがに少しずつトーンダウンし始め、各国のADIZの解釈に近い所に落ち着き始めていますね(Kinbricks Now)。初めは日本だけを脅すつもりであったのが、まさかここまで米国などが敏感に反応すると想定していなかったんじゃないかと思われる節があります。日本だけを相手にするなら、国際的な基準に則ったADIZ運用でなくとも押し切れますからね。ADIZ設定に伴って発表された「中華人民共和国東シナ海防空識別圏航空機識別規則公告」の第1、第3条は、日本を意識し過ぎたのかもしれません。 もちろん、それだけが理由ではなく、中国のADIZそのものに対
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