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ブックマーク / courrier.jp (26)

  • 漫画大国フランスがついに「少女漫画」の魅力に気づきはじめた | 70年代の日本作品が半世紀を経て上陸

    世界第2位の「漫画消費国」といわれるフランス。日漫画が絶大な人気を誇るなか、これまであまり評価されてこなかったのが少女漫画だ。だが、ついに「shôjo」にも光が当てられはじめた。それには、熱烈なファンの力もある。 「絶対にアングレームに行かなくては」──ブログ「Club Shôjo」の管理人、オードリー・マニスカルコはそう決意していた。彼女が興奮する理由は、漫画家・萩尾望都(はぎお・もと)の来仏だ。2024年1月、フランス南西部の街アングレームで開催されたヨーロッパ最大級の漫画の祭典「アングレーム国際漫画祭」では、彼女の栄誉を称え、特別回顧展が催された。 1949年生まれの漫画界の巨匠、萩尾望都は、永遠の若さに囚われた吸血鬼一族を描いた『ポーの一族』(小学館)の作者だ。1970年代に日で出版されたこの傑作がフランスに上陸したのは、2023年になってからだった。フランス語版を出版したアカ

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    KATZE
    KATZE 2024/03/01
  • 「育休では解決しない」 フィンランドの学者が語る少子化の“本当”の理由 | 本当の問題は子供を欲しがらないこと

    男女平等が進み、手厚い育児ケアが無償で提供されるフィンランド。「モデル」とされてきた北欧の同国でも、いま急激に少子化が進んでいる。その原因は、これまで見過ごされてきたことにあると、フィンランド家族連盟人口研究所のアンナ・ロトキルヒは、英紙「フィナンシャル・タイムズ」に語った。 全世界で急激に進む「少子化」 20年前、フィンランドはすべてを実現させたように見えた。出生率は上昇し、労働力人口に占める女性の割合は高かった。その背景にあった北欧モデルを学ぶため、東アジアや英国など世界中の政策立案者たちがやってきた。同国には、世界最高水準の産前産後ケア、両親共に与えられる手厚い育児休暇、就学前保育の権利などが整っていた。 しかし、フィンランドに対する認識は間違っていたのかもしれない。同国では親が手厚い支援を受けられるにもかかわらず、2010年以来、出生率が3分の1近くも低下した。それは提供される社会

    「育休では解決しない」 フィンランドの学者が語る少子化の“本当”の理由 | 本当の問題は子供を欲しがらないこと
    KATZE
    KATZE 2024/02/20
  • ハマス襲撃の音楽祭に関する新事実──自国民も攻撃していたイスラエル軍 | イスラエル警察の調査でわかったこと

    ハマスに襲撃されたスーパーノヴァ音楽祭の会場。報道陣に公開された焼けた車 Photo: Ilia Yefimovich / picture alliance / Getty Images 「ターゲット」ではなかった音楽祭 イスラエル紙「ハアレツ」によると、10月7日のハマスによるイスラエルへの奇襲攻撃について、新たな事実がわかってきた。イスラエル警察は捜査を進め、ハマスの戦闘員に対する尋問などから情報を集めてきた。その結果、ハマスに襲撃された音楽イベント「スーパーノヴァ」について、2点が明らかになった。 一つ目は、ハマスは音楽祭の襲撃を予定していなかったことだ。同イベントはガザからわずか6キロメートルのところで開催され、4400人が参加した。当初は事件前日までの開催予定だったが、数日前になって1日延期されていた。 イスラエル警察によると、当日死亡したハマス戦闘員の遺体から発見された標的の地

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    KATZE
    KATZE 2023/11/26
  • 「福島の処理水は危険」とSNSで煽っていた中国工作員たちの驚きの正体とは | 【EYE SPY】「処理水によって岸田総理が病院送りに」

    日々報じられるニュースの陰で暗躍している諜報機関──彼らの動きを知ることで、世界情勢を多角的に捉えることができるだろう。国際情勢とインテリジェンスに詳しい山田敏弘氏が旬のニュースを読み解く連載。今回は、SNSを舞台に暗躍して世界を混乱させる中国ロシアSNS工作員について深掘りする。 世界で50以上のアプリに潜む工作員 ロシアによるウクライナ侵攻が始まってからすでに1年半が経過した。この武力衝突では、戦いの一環として「情報戦」が盛んに繰り広げられている。 そもそも戦争における情報戦は、今に始まったことではない。過去にも偽情報で敵を撹乱させることはあった。有名なケースが、第二次大戦のノルマンディ上陸作戦だろう。 この作戦を成功させた英国のウィンストン・チャーチル首相は、迎え撃つナチスドイツを欺くため、上陸作戦を実行する場所をノルマンディではなく別の海岸地域であると偽情報を流布した。これに

    「福島の処理水は危険」とSNSで煽っていた中国工作員たちの驚きの正体とは | 【EYE SPY】「処理水によって岸田総理が病院送りに」
    KATZE
    KATZE 2023/09/14
  • 哲学者スラヴォイ・ジジェク「ダライ・ラマの『舌をしゃぶれ』発言への批判は見当違いだ」 | 文化理解は難しい

    チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世が、インドで行われたある式典で、少年に自らの舌を吸うように促す様子が写った映像が話題になった。この行為には批判が相次ぎ、ダライ・ラマからは事務所を通じて謝罪があった。スロヴェニア出身の哲学者スラヴォイ・ジジェクが、この事件の根底にあるものを論じている。 理解されなかったダライ・ラマの言葉 ダライ・ラマが、多くの人が出席していた式典で7歳の少年にハグを求め、さらに「私の舌をしゃぶれ」と言った映像が注目を集めた。欧米人の多くは、ダライ・ラマの不適切な行動を非難した。批判する人々は、彼が老いぼれたか、小児性愛者であるか、あるいはその両方だと考えた。 一方、チベットで舌を出すのは、自分は舌の黒い悪魔ではないと示す伝統的な行為であり、慈悲の心の表れだという指摘もあった。しかし、舌をしゃぶれというのは、その伝統にそぐわない。 実は、チベット語の正しい表現は「チ

    哲学者スラヴォイ・ジジェク「ダライ・ラマの『舌をしゃぶれ』発言への批判は見当違いだ」 | 文化理解は難しい
    KATZE
    KATZE 2023/06/02
  • 「信じられないほど便利」… 日本の「軽トラ」が米国でカルト的な人気を誇る理由 | 見過ごされていたニッチな市場に合致

    の自動車メーカーが世界のEV市場で苦戦を強いられる一方、米国では中古の「軽トラ」ファンが増えているという。その人気の秘密は、米国車や新車が取りこぼしているニッチなニーズを満たしているところにあると、英経済誌が報じている。 ノースカロライナ州ローリー郊外で農業を営むジェイク・モーガンは、数年前、自分が所有する土地を移動するための車両がほしくなった。 当初は、サイド・バイ・サイドと呼ばれるオフロード車両の購入を検討していた。だがある日、米農機具メーカー「ジョンディア」の車両の製品レビューを見ているときに、次のような気になるコメントを見つけた。 「軽トラを買えばいいのに」 「信じられないほど便利」 「軽トラ」とは、四輪の小さなピックアップ・トラックのことで、主に日で製造される。日では、小型車にかかる税金のほうが大型車よりも安いため、その利点を生かした車両だ。 軽トラについて調べはじめたモ

    「信じられないほど便利」… 日本の「軽トラ」が米国でカルト的な人気を誇る理由 | 見過ごされていたニッチな市場に合致
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    KATZE 2023/05/25
  • 韓国の出生率が低すぎる「本当の理由」─女性たちが男性としたくない「4つのこと」 | 世界最低の出生率0.78の背後にある「社会的断層」

    ヘレナ・リーは、男性に対してことのほか寛大な気持ちになる日──たとえば、通りでハンサムな男性を見かけたとき──には、嫌悪感を脇に置き、「目の保養」として彼らを見ることもある。 ただし、いまのところはそれが限界だ。「男たちの頭の中身なんて、知りたくもありません」とリーは言う。たいていの場合、男性とはみじんも関わりたくないのだ。 「男性を信頼しようと心がけてはいます。『男を皆殺しにしろ』なんて思わずにね」と彼女は言う。「でもごめんなさい、私はほんの少しそっち側なんです。つまり、極端な側の」 女性たちが社会に叩きつける「4つのNo」 リーは父親から虐待を受けていたが、父親は彼女が6歳のときに家を出ていき、以来ずっと母親と祖母と暮らしている。小さな家母長制の家庭が自分にはしっくりくる、と彼女は言う。 髪型はボブで、私と会った日は黒いデニムのボタンダウンシャツとベージュのトレンチコートを着ていた。大

    韓国の出生率が低すぎる「本当の理由」─女性たちが男性としたくない「4つのこと」 | 世界最低の出生率0.78の背後にある「社会的断層」
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    KATZE 2023/04/16
  • 日本人よ、ヨーロッパ人はストライキをして、戦って給与を上げてきたのだ | インフレが深刻な欧州で高まる、労働者の賃上げ交渉

    ここ30年にわたり賃金が停滞している日とは異なり、欧米の国々では、賃金は緩やかに上昇し続けてきた。その裏には、労働者が団結し、ストライキなどを起こして雇用者側に賃上げを強く交渉してきたという背景がある。 急速にインフレが進むいま、ヨーロッパでは賃上げを求める労働者によるストライキが、嵐のように相次いでいる。 止まらないヨーロッパでのストライキ ここ数ヵ月、ヨーロッパ各国でストライキが相次いでいると、仏メディア「ユーロニュース」が報じている。急激なインフレによって生活が苦しくなった労働者が、賃上げと労働条件の改善を求め、一斉に職務を放棄しているためだ。団結して行動することで、労働組合と雇用主の交渉は有利になる。 米紙「ニューヨーク・タイムズ」によると、英国やフランス、スペインドイツ、イタリア、ギリシャなどの国々では、交通セクターの労働組合が大規模なストライキを何度もおこなっており、鉄道や

    日本人よ、ヨーロッパ人はストライキをして、戦って給与を上げてきたのだ | インフレが深刻な欧州で高まる、労働者の賃上げ交渉
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    KATZE 2023/04/12
  • 日本のヤクザや世界の独裁者をも支援──こんなに黒かったクレディ・スイスの実態 | 救済された金融機関の不祥事だらけの深すぎる闇

    米シリコンバレー銀行の破綻に続き、スイスの金融大手クレディ・スイスも経営危機に陥った。救済のため、3月19日、スイスの金融最大手UBSが同グループを買収すると発表した。 チューリッヒ大学でスイスの金融史を研究してきた現代史教授トビアス・シュトラウマンは、「この買収で市場は落ち着く」と、スイス紙「ル・タン」に述べる。彼は、クレディ・スイスの問題は、「不祥事を繰り返し、それに伴って損失を何度も出してきた。しかし、問題への対応が遅かった」ことだと指摘する。 独裁者を助けてきたクレディ・スイスの闇 では、クレディ・スイスはどんな不祥事を引き起こしてきたのだろうか。スイス紙「ノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥング」によると、まず、同行は、世界の独裁者や犯罪組織などの不正資金を長年受け入れてきた。

    日本のヤクザや世界の独裁者をも支援──こんなに黒かったクレディ・スイスの実態 | 救済された金融機関の不祥事だらけの深すぎる闇
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    KATZE 2023/03/21
  • 米紙の疑問「悪名高い掲示板『4chan』の管理人“ひろゆき”はなぜ日本で人気者なのか」 | 厳格な規則に抑圧を感じる若い人々の心を掴んだ

    米国に、陰謀論や人種差別、さらには銃乱射事件などを引き起こす“問題のWebサイト”がある。旧「2ちゃんねる」開設者のひろゆきが管理人を務める、英語圏最大の匿名掲示板4chan」だ。 米紙「ニューヨーク・タイムズ」が「ひろゆきは、日の若者の不満の声を代弁し、スターになっている」と報道。海外から、彼はどう見えているのだろうか。全訳を掲載する。 ひろゆきが語ろうとしないこと 日社会の欠点に意見を述べる彼のソーシャルメディアは、何百万人というフォロワーを集める。日最大級のファッションショーのランウェイに現れたかと思えば、政府作成の動画に出演して人々に個々の財政への注意を促す。ある全国調査では、高校生が選ぶ総理大臣候補の第一位もこの人物である。 日の厳格な規則に抑圧を感じる若い人々の心を掴んだ西村博之は、日国内では驚くほどの有名人だ。有名実業家、作家、コメンテーターとしていたるところに顔

    米紙の疑問「悪名高い掲示板『4chan』の管理人“ひろゆき”はなぜ日本で人気者なのか」 | 厳格な規則に抑圧を感じる若い人々の心を掴んだ
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    KATZE 2023/01/02
  • 合同結婚式には小銃を持参せよ─統一教会、文鮮明の息子は語りかける | Locked and Loaded for the Lord

    統一教会教祖・文鮮明の息子の教会 ニューファウンドランド村は、米国のペンシルベニア州の都市スクラントンの南東約40㎞に位置する。 この村の田舎道沿いにひっそりと佇むのが「サンクチュアリ教会」だ。教会の正式名称は「世界平和統一聖殿」だが、「鉄の杖ミニストリー」というもっと勇ましい別称もある。 その礼拝堂は屋根の低い平屋建てで、以前は聖アントニオ・カトリック教会が利用していたが、その前は村の劇場だった。会衆席がないのはそれが理由だ。かつての劇場の舞台がいまは祭壇となり、その祭壇を半円状に囲んで段状に信者用の椅子が並べられている。 2018年2月25日の日曜日の朝、この教会の38歳の牧師ショーン・ムーン(文亨進)が白のフード付きのパーカーにカーゴパンツという服装で舞台下手から現れた。ショーンは統一教会の教祖・故文鮮明の息子だ。ショーンは革のヘッドバンドを装着してからマイクを握った。 「オーケー、

    合同結婚式には小銃を持参せよ─統一教会、文鮮明の息子は語りかける | Locked and Loaded for the Lord
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    KATZE 2022/07/09
  • ロシア紙が報じた政府が推奨する「戦時体制」特別授業の内実 | 「特別な調停のための軍事行為について適切な見解」を生徒たちに与えよ

    ロシアの学校教育が、ウクライナでの戦争を背景にして、急激に戦時体制に入っているようだ。 ロシアの政権に批判的な独立系の有力紙「コメルサント」によれば、幼児・初等・中等教育を管轄するロシア教育省が、学校に特別授業の実施を「推奨」しているという。 「わが国」と名づけられたその特別授業は、ウクライナでの「特殊軍事作戦」というテーマから始まる。 その目的は、高学年の生徒たちに、「特別な調停のための軍事行為について適切な見解」を与えることだ。ウクライナ領土内での戦闘行為は「ドネツクとルガンスク両共和国を護る」ためのものだと教師は生徒たちに説明しなければならない。 その指針で今回の軍事行為が始まった原因として挙げられているのは、NATOの拡大とロシア国境への接近、核戦争の脅威、さらにはウクライナ国歌の歌詞にまで表されている「あからさまな反露」と「ファシズム」だ。 「フェイク・ニュース」にまつわる授業も

    ロシア紙が報じた政府が推奨する「戦時体制」特別授業の内実 | 「特別な調停のための軍事行為について適切な見解」を生徒たちに与えよ
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    KATZE 2022/04/19
  • ウクライナから脱出して徴兵を逃れた男たちを苦しめる「罪の意識」と「恥じらい」 | 国のために戦うのか、家族と一緒に生き抜くのか

    ロシアによる侵攻を受けて、ウクライナ政府は徴兵を視野に成人男性の出国を禁じた。そのため国境や列車の駅では、退避する女性や子供たちが、夫や息子や父親との涙の別れを余儀なくされる姿が多く見られる。 一方、合法あるいは違法な手段を使って国境を越えた男性たちもいる。国のために戦うのか、家族と一緒に生き抜くのか──究極の選択のなかで後者を選んだ男たちの葛藤に米紙「ワシントン・ポスト」が迫った。 娘と離れたくなかった ドミトリー・アレクシーフ(34)は、家族を連れてウクライナ国境まで車を走らせた。検問所で、自分だけ止められる可能性もある。そうなれば、その場で2人の子供に別れを告げねばならない。 国境まであと1キロほどの地点で、アレクシーフがその可能性を子供たちに伝えると、12歳の娘は、離れるのは嫌だと言った。それを聞いた彼は父親として、次の言葉を絞り出すことができなかった。 ついに検問所に着いたとき、

    ウクライナから脱出して徴兵を逃れた男たちを苦しめる「罪の意識」と「恥じらい」 | 国のために戦うのか、家族と一緒に生き抜くのか
    KATZE
    KATZE 2022/03/15
  • ウクライナの「忘れられた戦争」がネオナチと腐敗の温床に… | 長期化する紛争とロシアとの領土問題に対する不満が一気に爆発

    紛争が長引くにつれ、英雄だったはずの義勇兵部隊が極右勢力と汚職の隠れ蓑になりつつあるという。かつて市民の心を熱くさせた民主化革命は、過去の遺物になってしまったのか。西側からは「忘れられた戦争」とも評されるウクライナ東部紛争に密着した大型ルポの最終回。

    ウクライナの「忘れられた戦争」がネオナチと腐敗の温床に… | 長期化する紛争とロシアとの領土問題に対する不満が一気に爆発
    KATZE
    KATZE 2022/03/12
  • 「パパ、信じて」─ロシアにいる家族に「戦争が起こっている」と信じてもらえないウクライナ人の苦しみ | 被害を訴えると、むしろ怒鳴られて…

    ロシアがキエフへの砲撃を開始した4日後のことだ。ウクライナでレストランを営む33歳のミシャ・カツーリンは、ロシアのニジニ・ノヴゴロドに住む父が自分に安否確認の電話を寄越さないことを不思議に思った。 「戦争が起こっているし、私は彼の息子です。なのに、父は電話してこないのです」と、33歳のカツーリンは言う。そこで彼は自分から父に電話し、ウクライナロシアに攻撃されていることを知らせようとした。

    「パパ、信じて」─ロシアにいる家族に「戦争が起こっている」と信じてもらえないウクライナ人の苦しみ | 被害を訴えると、むしろ怒鳴られて…
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    KATZE 2022/03/09
  • リトアニア首相「私たちは以前から警告してきた。ウクライナ侵攻は起こるべくして起きたのだ」 | ロシアとベラルーシと国境を接し、脅威にさらされるバルトの小国

    ウクライナ侵攻が起き、ポーランドやバルト三国など、ロシアと国境を接する国々は警戒を強めている。なかでもベラルーシとも国境を接するリトアニアは、ロシアと関係を強化する中国へも警戒を高め、台湾との関係を深めたことで中国から制裁を受けている。 そのリトアニア首相イングリダ・シモニーテがウクライナ侵攻を受け、英誌「エコノミスト」に寄稿した。 ロシアの脅威から目を逸らしてきた西側諸国 すべては起こるべくして起こったことだった。 1999年のプーチンによるチェチェン紛争は、西側諸国の目を覚ますきっかけとはならなかった。2007年のエストニアへのサイバー攻撃、2008年のグルジア紛争、2014年に始まるウクライナへの軍事侵攻と不当なクリミア併合もそうだった。これらの行動の不当性や責任を、ロシアはすべて否定している。 そして、政権に反対する者、「不都合な」目撃者やジャーナリストは、あからさまに数多く暗殺さ

    リトアニア首相「私たちは以前から警告してきた。ウクライナ侵攻は起こるべくして起きたのだ」 | ロシアとベラルーシと国境を接し、脅威にさらされるバルトの小国
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    KATZE 2022/03/09
  • 文鮮明の息子たちはトランプ大統領を神の使いと解釈? | Locked and Loaded for the Lord(3)

    トランプが政府に健全な判断力を回復する? いまはサンクチュアリ教会の礼拝堂となった旧劇場のオーケストラピットでショーンに話を聞いた。 ショーンに言わせると、2016年の米国の大統領選挙で神の御手が働いたのは「間違いない」という。投票日の1週間前、ペンシルベニア州を訪れていた日人のサンクチュアリ教会の信者団に対し、ジャスティンが大統領選を聖書の言葉で解説したそうだ。 すなわちヒラリー・クリントンは「堕落したイヴ」であり、この人が当選したらロシアとの核戦争が始まる。一方、ドナルド・トランプは「アダムのような人間」で、「大天使である政府を攻撃し、そのことで政府に健全な判断力を回復させようとする」らしい。大統領選の結果がどう出るかによって、「神がこの世に下す審判の性質が大きく変わってくる」と。 ショーンもジャスティンも、次々に罵詈雑言を発する。ショーンに言わせると、アル・ゴアは「とても正気とは思

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    KATZE 2021/09/13
  • パンデミックで問い合わせ殺到「建物のマイクロバイオーム」とは何か? | 新型コロナウイルスが圧倒的に屋内で感染しやすい理由

    世界最大級の建築事務所「スキッドモア・オーウィングズ・アンド・メリル」(通称「SOM」)のサステイナブル工学スタジオ主任のリャンはこう回想する。 「その学生は徹底的に調査し、イスラム教、ユダヤ教、キリスト教といった信仰の違いにかかわらず、天国とは必ず、庭園と流れる水があるところだということを発見したんです。 そこでわれわれは問いはじめました──『もしそれが天国だとすれば、私たちが生きている場所はいったい何なんだ?』」 なぜ建物が病気を媒介するのか? 西洋諸国だと、人はその生涯の9割の時間を屋内で過ごす。平均的なアメリカ人はさらに多く、93%の時間を、建物や車のなかで過ごす。 科学者たちは長年、屋外との断絶が多くの慢性的な健康被害につながっていると警鐘を鳴らしてきた。アレルギー、ぜんそく、うつ病、過敏性腸症候群、肥満などの健康被害だ。 最近では、なぜ建物が、しかもできるだけ無菌になるよう設計

    パンデミックで問い合わせ殺到「建物のマイクロバイオーム」とは何か? | 新型コロナウイルスが圧倒的に屋内で感染しやすい理由
    KATZE
    KATZE 2020/12/31
  • “手作り”医療物資で医師を救え!─SNSで即時開発、作り方はオープンソースで公開 | 世界中のエンジニアが奮闘

    新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大が止まらないなか、マスクや人工呼吸器などの医療物資の不足が世界中で深刻な問題になっている。 米紙「ニューヨーク・ポスト」が3月25日、不足する防護服の代わりにゴミ袋を使用していた病院で看護師が死亡したことを報じるなど、物資の使い回しや質の悪い代替品のせいで、医療従事者の感染・死亡が相次いでいるのだ。 ↓防護服不足で新型コロナに感染し、亡くなった看護師 そんななか、新型コロナと戦う医療従事者の命を守ろうと、世界中のエンジニアやデザイナーたちの間で盛り上がっているのが、手頃な材料で不足している物資を開発し、医療現場に届ける「DIY医療物資ムーブメント」だ。 ハッカソンですばやく開発・実証 米紙「ニューヨーク・タイムズ」が、ブームの火付け役であるグーイ・カバルカンティ(33)に取材。 もともとロボティクスのスタートアップを経営していたカバルカンティ

    “手作り”医療物資で医師を救え!─SNSで即時開発、作り方はオープンソースで公開 | 世界中のエンジニアが奮闘
    KATZE
    KATZE 2020/04/12
  • #64 台湾の「慰安婦問題」が持つ4つの論点 | 安田峰俊のダダ漏れチャイニーズ

    最近、台湾では大戦中の慰安婦問題がちょっとした注目を集めている。 事の発端は2018年8月、台湾南部の台南市にある中国国民党(台湾の最大野党)の敷地内に、慰安婦像が設置されたことだ。これは、韓国などでお馴染みの「少女像」とはデザインが異なり、ポーズも立像なのだが、やはりこの問題への抗議を示すものだった。 設置した団体は「台南市慰安婦人権平等促進協会」といい、国民党所属の謝龍介市議がバックアップしたものだ。除幕式には馬英九前総統も出席し、設置場所も党の敷地内……と、国民党の政治的な影響力のもとで設置された像だった。 この像が、さらに注目を浴びたのは9月6日に起きた事件だ。日の右派系市民団体「『慰安婦の真実』国民運動」の幹事(当時)で某右派系新宗教教団の信者である日人男性が、謝龍介市議に面会して抗議文を手渡したあとで、像を蹴りつけるようなポーズを取り写真撮影。 これが台湾でおおいに「炎上

    #64 台湾の「慰安婦問題」が持つ4つの論点 | 安田峰俊のダダ漏れチャイニーズ
    KATZE
    KATZE 2019/06/03