新型コロナとの共存が強いられるニューノーマルにおいては、感染検査を日常的に行うようなシステムが必要。そのために正確で扱いやすい検査キットの普及が求められている。 このような条件を満たすPCR検査や抗体検査の開発が競われているなか、MITやハーバード大などからなる研究チームは、別のアプローチをとっている。研究チームは、CRISPRベースの検査システム「SHERLOCK」をもとに、「STOP(SHERLOCK Testing in One Pot)Covid」と呼ばれる検出テストを開発した。 唾液サンプルでも検査できるMITが開発のSHERLOCKは、CRISPR技術によりターゲットとなる遺伝子を切断してその反応を検出するもの。ガンやさまざまなウイルスの検査に転用でき、新型コロナ対応は1月より進められている。 FDAによる承認はまだだがプロトコルは公開されていて、すでに初期バージョンがタイの病