トルコ政府が、大学の学部長や教授、研究者に対し、国外に出ることを禁じたと、トルコ紙が20日に報じた。クーデター未遂事件後、軍や警察、司法関係者だけでなく、教育関係者の拘束も続いている。エルドアン大統領に批判的な勢力を一掃しようとする動きとみられ、教育界にも徹底して調査を進める見通しだ。 複数のトルコ紙によると、政府は公立、私立の大学に書面を送り、教授らの国外での研究や出張を中止するよう要求。さらに、現在国外にいる研究者らの業務が必要かを精査したうえで、不要であれば呼び戻すよう求めている。 トルコ政府はこれまで、公立大学の1176人、私立大学401人の学部長の辞任を要求していた。国立のイスタンブール大学では、教官95人が解任されたという。教育省は1万5200人の職員を一時職務停止とし、私立の教育機関の教員約2万1千人の資格を停止したという。 一方、エルドアン大統領がクー… この記事は有料会員
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