「インフラエンジニアの教科書」シリーズや「クラウドエンジニアの教科書」などの著者。現在(株)ハートビーツ勤務。LINE社元創業メンバー。K-POP/韓国語/お酒/サイゼリヤワイン好き。
この本には以下の特徴があります。 ・(なぜか世の中であまり見かけない)中級~上級を目指す方向けの入門本です。 ・多くの初心者向けの本みたいに重要なことを端折って書いたりしていません。ただし正確性を重視したため、文章はやや硬派と言えます。 ・ネットワークエンジニアと呼ばれる人が知っていないといけない事項をもれなく詰め込んでいます。プロトコルやフレーム、パケットというレベルはもちろんのこと、IPv6、BGP、トランジット、およびピアリングなども本書でカバーしています。 書店でよく見かけるネットワークの本は、中小企業の社内システム程度を想定したやさしい内容のものばかりです。しかしそういった本しか読んでいない人は多分知識不足で実際の現場では使い物になりません。 そこで本書では、ネットワークの入門書で勉強した人が次に読む本として構成しました。また現役のネットワークエンジニアの方も、自身が足りない知識
今回はLVSを使ってMySQLのslaveサーバをロードバランシングする方法を記してみます。LVSは単に振り分けしかやってくれませんので、リアルサーバの生存確認やLVSの作動管理のためにldirectorも導入しています。 LVSだけだとLVSの設定を入れ込まなければなりませんが、ldirectorを使うとldirectorの設定ファイルに書いておくことでLVSの設定をldirectorが自動生成して反映してくれるので楽ちんです。 ※世の中にはLVS+keepalivedの組み合わせが多いようですが、検証してみたところldirectorのほうが導入も運用も簡単なのでこちらを採用しました。 前提条件 VIP: 10.0.2.10 DB1: 10.0.0.101 DB2: 10.0.0.102 ロードバランサーとなるサーバへのインストール方法 【インストール】 # yum install ip
現在個人的に注目している新技術とその効果を記してみます。 【1. IAサーバでの広大なメモリ空間の利用】 UNIXサーバでは既に10年以上前から64ビットCPUが使われていましたが、いよいよIAサーバでもCPU64ビット化の動きが本格化してきました。 CPUが64ビット化すると何が嬉しいのか。もちろん演算速度が向上するというのも嬉しいのですが、すでにCPUは一部の用途を除き十分高速なのでそれだけだとそんなに嬉しくないです。CPUが64ビット化することで一番嬉しいのは搭載メモリの上限が大幅に増えることにあります。ご存知の通り、32ビットCPUだと物理メモリ空間の制限から最大4GBのメモリ空間までしかリニアに扱えないというものがありました。それが64ビットCPUになると最大16EB(エクサバイト)、すなわち180億GB、までのメモリが扱えるようになります。 1台のサーバ上で扱えるメモリ量が増
テキストをviで見ると行末に「^M」と表示されることがあります。これはWindowsとUNIX・Linuxなどの間でファイルのやりとりをしているときに良く起こります。これは双方の改行コードの扱いに由来する問題です。 ちなみに改行コードはWindows(SJIS)のときはCRLF、UNIX・Linux(EUC)のときLR、MAC(JIS)のときCRです。 さて、本題ですが、^Mは余分なCRが原因ですので、それを取り除けば問題は解決します。ここでは4つの方法を記します。 【1.viで除去する方法】 vi の文字列置換を使用して CR を取り除くためのコマンドは :%s/^M//g となります。まず「:」を押下しコマンドモードに入り、%s以下を入力しますが、ここで注意は^Mの入力です。これは文字通り「^M」と入力するのではなく「Ctrl+V」「Ctrl+M」と入力します。すなわち「:」「%」「s
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