防衛医科大学校学校(防衛医大)と早稲田大学(早大)は5月17日、早稲田大学先端生命医科学センター(TWIns)にて、「ナノ絆創膏を使った大静脈の損傷部閉鎖による止血治療 - 新規の創部被覆剤としての可能性 -」と題した記者発表会を、開発を担当した防衛医大の木下学准教授(画像1)、早大の武岡真司教授(画像2)らが行い、手術に革命を起こすといっても大げさでない新技術「ナノ絆創膏」の最新バージョンを披露した。今回は、その模様をお届けしたい。 ヒトの身体の中で、傷がつくと非常に危険な血管というと、どこだと思うだろうか? おそらく、事故のようなすぐに手術できないような状況下においては、血圧の高い動脈に傷がつくことは間違いなく危険だろう。出血量が多いからだ。では、「手術中」という状況下であった場合、最も危険な血管はどこだろうか? これが意外に思うかも知れないが、大静脈(正確には、心臓より上部とつながる
![早大と防衛医大、外科手術に革命を起こす「ナノ絆創膏」を開発](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b7629621a97bc09c8b666ca8f75a4307bb9aefe5/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnews.mynavi.jp%2Ftechplus%2Farticle%2F20130521-nano_adhesive_plaster%2Findex_images%2Findex.jpg)